二人目育児はつらい!乗り切るコツは?必需品は?上の子への接し方は?
二人目が生まれると、否応なく二人目育児がスタートします。
ママ一人ではつらいことも多いですよね。
二人目育児を乗り切るコツと必需品、便利なアイテムをご紹介します。
二人目が生まれた後の上の子への接し方に悩んでいる方も参考にしてください。
目次
- 二人目育児がつらい!乗り切るコツは?
- 1 パートナーに協力してもらう
- 2 便利グッズを活用する
- 3 完璧にこなそうとしない
- 二人目育児の必需品は?便利グッズで上手くいく!
- レトルトのベビーフード
- バウンサー
- 寝かしつけ用のプロジェクター
- ベビーカーステップ
- 上の子にイライラ…接し方のコツとは
- 上の子にイライラする時の考え方
- 年齢別・上の子への接し方のコツ
- お風呂・寝かしつけ・食事…スムーズにいくコツ
- 食事
- お風呂
- 寝かしつけ
- まとめ
二人目育児がつらい!乗り切るコツは?
二人目の誕生は嬉しい反面、育児がつらいこともありますよね。
上の子をお世話しながら、赤ちゃんのミルクや授乳、夜泣きなどの対応をワンオペで乗り切ろうとすると、ママひとりに大きな負担がかかります。
二人目育児を乗り切るコツは、この3つです。
【二人目育児を乗り切るコツ】
- パートナーに協力してもらう
- 便利グッズを活用する
- 完璧にこなそうとしない
1 パートナーに協力してもらう
まずはパートナーであるパパに積極的に育児や家事に参加してもらいましょう。
二人目はワンオペではカバーしきれないことも多いものです。
もしパパが今まで育児に積極的に参加していないのであれば、まず休みの日に少しずつ子供のお世話を手伝ってもらうところから始めましょう。
徐々にパパの育児時間を増やしていくと、自分が親である当事者意識も芽生えやすくなると言われています。※1
- パパへ育児をお願いするコツ
パパに育児や家事のお願いをするときは、具体的に「何を」「どうして欲しいか?」を伝えるのがポイントです。※1
ざっくりとした指示だと、パパに上手く伝わらずお互いにイライラしてしまうことも。
わざわざ言わなくても分かるかな…と期待するのは禁物です。
きちんとやって欲しいことを伝えましょう。
- パパが頼れないならサポート制度の活用を
パパのお仕事の都合などで育児や家事への参加が難しいご家庭もあるでしょう。
そのような場合は、市町村区の子育て支援センターやサポート制度、民間のベビーシッターなどを利用してみるのもひとつの方法です。
上の子が保育園に通っている場合は、住んでいる地域でどのようなサポートが受けられるか保育園に尋ねてみるのもよいですよ。
2 便利グッズを活用する
二人目育児は、人手も時間も足りないものです。
家事などの時間や負担を削減するために、便利グッズを積極的に活用しましょう。
例えば、食事にレトルトのベビーフードを取り入れたり、外出時にベビーカーステップを使い上の子もベビーカーで移動したりするとぐっとラクになります。
心に余裕ができ、子供にイライラする場面を減らせるかもしれません。
二人目育児におすすめの便利グッズは、この後の章で詳しくご紹介します。
3 完璧にこなそうとしない
二人目育児で大切なポイントは、育児や家事を完璧にこなそうとしないことです。
一人目で育児経験があるといっても、二人目の子供が一人目と同じようにいくとは限りません。
またお世話が必要な赤ちゃんを育てながら、上の子にも愛情をかけて完璧に接するのは非常に難しいことです。
掃除はリビングだけで済ませる日を作ったり、食事はレトルトを利用したりと上手に手を抜くことを考えましょう。
家族のサポートが受けられる環境にあるなら、数時間だけでも1人の時間を作るのもよいでしょう。
ワンオペ育児に疲れたときの解消法は
育児疲れの根本的な原因は1つ!育児に疲れた…ワンオペは限界!という時の解消法
の記事で詳しく解説しています。
※1 家事育児を手伝わない夫のなぜ。どうすれば役割分担してくれる?/千葉商科大学/2020年12月28日現在
https://www.cuc.ac.jp/om_miraitimes/interview/u0h4tu00000001nz.html
二人目育児の必需品は?便利グッズで上手くいく!
多忙な二人目育児にぜひ活用して欲しいのが、便利な育児グッズたち。
ここからは二人目育児に特に役立つ、おすすめグッズを紹介します。
レトルトのベビーフード
育児をするうえで、特に大変なもののひとつが食事の準備ですよね。
中でも赤ちゃんの離乳食作りは、とにかく手間がかかるもの。
そこで活用したいのが、レトルトのベビーフードです。
レトルトと聞くと罪悪感を持ってしまう方もいますが、最近は着色料や保存料、香料を使っていないものが多いだけでなく、栄養管理士が監修した栄養価の高いベビーフードも販売されています。※2
食事を作る余裕がないときは、こうしたベビーフードに頼ることも二人目育児を乗り切るコツのひとつです。
ママやパパが風邪をひいてしまったときなどの万一にも備えて、ベビーフードを何個かストックしておくと重宝します。
また時間があれば、離乳食をまとめて作り冷凍保存しておくのも便利です。
離乳食の冷凍保存でかしこく作り置き
で冷凍保存の仕方を詳しく解説しています。
バウンサー
バウンサーとは、ゆりかごのように揺れるベビーチェアのこと。
赤ちゃんをベビー布団や床に寝かせた状態だと上の子がうっかり踏んでしまう危険もありますよね。
バウンサーに寝かせておけば、そうした事故を防げます。
さらに、バウンサーは二人目育児のお風呂タイムにもぴったり。
折りたたみタイプが主流のバウンサーは持ち運びしやすく、ママやパパ、上の子が浴室で体を洗っているときに赤ちゃんを待たせておく場所として活躍します。
また、バウンサーは赤ちゃんの動きに合わせて揺れるので、動きが活発になってきた赤ちゃんも退屈せずに待ちやすいという点もメリットです。
ただしバウンサーで待ってもらうときは、お風呂の戸を開けたままにしておくなど、赤ちゃんから目を離さないよう注意しましょう。
寝かしつけ用のプロジェクター
二人目育児の中でも難易度の高いのが、夜の寝かしつけではないでしょうか。
赤ちゃんを寝かしつけている最中に、上の子が騒いでしまい、赤ちゃんが泣いてしまうこともあるでしょう。
そんなときに役立つ便利グッズが、寝かしつけ用のプロジェクターです。
寝かしつけ用のプロジェクターは、人気のキャラクターなどの画像がやさしい音楽とともに壁や天井に投影されるもの。
上の子は静かにプロジェクターを見てくれるので、ママやパパは赤ちゃんの寝かしつけに集中できるでしょう。
また、プロジェクターの中には、絵本を読み上げてくれる機種もあるので、上の子に絵本の読み聞かせをする時間が持てない…という悩みにも対応できます。
赤ちゃんの寝かしつけのコツ
の記事では、月齢別に寝かしつけの方法をご紹介しています。
ベビーカーステップ
赤ちゃんと上の子を一緒に連れて外出するのは、近場でも大変ですよね。
スーパーなどに買い物に行くと荷物も多くなるうえ、上の子がイヤイヤ期だと途中で歩くのを嫌がることもあり得ます。
そこでおすすめなのが、ベビーカーステップです。
ベビーカーステップとは、ベビーカーの後部に付けることで上の子を一緒に乗せることができるグッズのこと。
上の子も一緒にベビーカーで移動できるので、上の子に歩幅を合わせる必要がなく、スムーズに移動できるのでとても便利なグッズです。
ベビーカーステップを使えば、上の子も一人にならずにすみます。
まだ甘えたい気持ちを満たせるのもメリットです。
二人目が生まれると、上の子が赤ちゃん返りして甘えん坊になることも珍しくはありません。
親として分かってはいても、二人の育児に疲れていると上の子の甘えにイライラするのも当然です。
次章では、二人目が生まれて上の子にイライラするときの接し方を見ていきます。
※2 ベビーフード 商品情報/ピジョン/2020年12月28日現在
https://products.pigeon.co.jp/category/index-31.html
上の子にイライラ…接し方のコツとは
にある通り、兄弟姉妹が増えると平等に子供に接するのが難しいこともあります。
ママやパパにかまって欲しい上の子が赤ちゃんのお世話を邪魔してきたり、赤ちゃん返りをして気を引こうとしたりすると、ついイライラしてしまいますよね。
上の子への接し方のコツは、親の考え方と上の子への声がけにあります。
上の子にイライラする時の考え方
上の子はまだ、ママやパパに甘えたいという気持ちが強いものです。※3
上の子は今まで親の愛情を独り占めしていたのに、赤ちゃんが来てからママやパパと触れ合う機会も減ってしまい、気持ちが不安定になることもあります。
ママやパパは、上の子がまだ親の愛情を欲している時期であると認めましょう。
パパが赤ちゃんの相手をしているときはママが上の子を抱きしめてあげるなど、夫婦で協力して甘えられる時間をなるべく作るよう工夫してみてください。※3
ただそれでもイライラしてしまうときは、一旦子供から離れてみるのもおすすめです。※4
子供が目の届く範囲で15分程度、お茶を飲んで一息するのもよいでしょう。※4
年齢別・上の子への接し方のコツ
- 乳児期
まだ会話でコミュニケーションができない乳児期は、スキンシップで愛情を伝えましょう。
ある研究結果でも、スキンシップは親と子供の絆を強くすることに大きな役割を果たすことが分かっています。※5
赤ちゃんにミルクをあげながら、上の子の背中を撫でてあげるだけでもよいのです。
上の子を抱きしめる時間がなくても、ちょっとしたときに体に触れてあげることを意識してみてください。
- 幼児期
ある程度会話ができる幼児期で大切なのは、上の子への声の掛け方です。
一番気を付けたいのが、上の子を「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」と呼んでしまうことです。※6※7
特に「お兄ちゃん、なんだから我慢しなさい」「お姉ちゃんなのにどうして出来ないの?」など、叱ったり、注意したりするときはお兄ちゃん、お姉ちゃん呼びは避けるようにしましょう。
逆にお兄ちゃん、お姉ちゃん呼びは褒めるときに使います。※6
「お兄ちゃんがいて助かった」「さすがお姉ちゃんだね!」などの声がけをしてあげることで、お兄ちゃんお姉ちゃんという自分の立場をポジティブに捉えやすくなります。
また、上の子を赤ちゃんのお世話に参加させてあげることもおすすめです。※7
おむつやおしり拭きを持ってきてもらうなど、簡単なことでよいのです。
上の子にも赤ちゃんのお世話をしてもらうことで、自分はママやパパに必要とされていると感じられ、疎外感が軽減されやすくなるでしょう。※7
※3 子育て・働き方ハンドブック/学校法人金城学園/2020年12月28日現在
http://www.kinjou.ac.jp/img/handbook_2017.pdf
※4 子供の病気・おうちケア はじめてBOOK/佐久間医師会、教えて!ドクタープロジェクトチーム/KADOKAWA/2020年12月28日現在
https://www.kadokawa.co.jp/product/321903000832/
※5 母子関係に関する文献レビュー 身体接触が及ぼす効果/小島賢子/2020年12月28日現在
https://jonan.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=884&item_no=1&attribute_id=22&file_no=1
※6 2人目は産みたいけれど…/NHKすくすく子育て情報/2020年12月28日現在
https://www.nhk.or.jp/sukusuku/p2017/709.html
※7 「きょうだい平等」の精神は上の子にとって不平等/Newsweek日本版/2020年12月28日現在
https://www.newsweekjapan.jp/stories/woman/2020/03/post-361_1.php
お風呂・寝かしつけ・食事…スムーズにいくコツ
二人目育児をするうえで、特にママやパパが悩むのは、食事・お風呂・寝かしつけではないでしょうか。
それぞれのお世話のコツをご紹介します。
食事
育児のなかでも食事の準備は手間や時間がかかる工程になります。
上の子を見ながら、時間をかけて離乳食を作るのは難しいものです。
食材を切るときは包丁ではなく、ブレンダーを、余裕がないときはレトルトを使うなど便利グッズを活用して時短するようにしましょう。
また、上の子がまだ上手に食べられずにこぼしてしまう場合は、机や椅子の下にビニールを敷いておくと後片付けが楽になり、赤ちゃんに集中して食事をあげられます。
食事の便利グッズについては、
つかみ食べはレシピやグッズ活用でイライラしない!
の記事で詳しくご紹介しています。
お風呂
ワンオペで子供たちをお風呂に入れる場合は、準備が大切です。
脱衣所にあらかじめ着替えやおむつ、保湿用のクリームを用意しておきましょう。
また、バウンサーがあれば赤ちゃんに上の子を洗い終えるまで、脱衣所で待ってもらうのも一つの手です。
浴室では、上の子が飽きずに待ってもらうためのお風呂用のおもちゃがあると役立ちます。
寝かしつけ
赤ちゃんにおっぱいやミルクをあげながら、上の子をやさしくトントンして同時に寝てくれるとママはラクですよね。
ただ、なかなかそう上手くはいかないこともあります。
上の子が騒いでしまう場合には、先に上の子を寝室に連れて行って寝かしつける方法もあります。
赤ちゃんは人の目の届く範囲で待ってもらう必要があるので、パパがいるときに試してみてください。
ママひとりで寝かしつける場合には、寝室に寝かしつけ用のプロジェクターを用意すると、上の子は静かにしていられるかもしれません。
赤ちゃんが夜泣きをすると、上の子も起きてしまうこともあるでしょう。
赤ちゃんの夜泣きいつからいつまで?月齢別の原因と対策
では、夜泣き対策の方法やグッズをご紹介しています。
夜泣きに困ったら、参考にしてみてください。
まとめ
一人目で育児経験があっても、二人目育児は思うようにいかないことが多くあります。
特に上の子のイヤイヤ期が真っ盛りだと尚更でしょう。
二人目育児で大切なポイントは、「パートナーに頼ること」と「育児を完璧にこなそうとしないこと」です。
また、家事は便利グッズなどを使って時短し、なるべく負担を減らす方法を考えてみてください。
無理をせず、手が抜けるところは抜きながら二人目育児を乗り切りましょう。