子供の保育園・幼稚園に「行きたくない」原因の探り方と対処法!

公開日:2020.03.09

子供の「今日は園に行きたくない」と朝からぐずってしまうこと時々ありませんか?
保育園なら0歳や1歳から、幼稚園なら3歳くらいから、子供は親と離れて集団生活をスタートさせます。
毎日、楽しそうに園に通う子供を見るのは、親として嬉しいですよね。
行きたくない原因はどこにあるのか、子供の気持ちを優先するべきなのか、無理にでも連れて行くべきなのか。
ここでは、そんなママやパパのお悩みにお答えします。

目次

  1. 保育園・幼稚園に行きたくない子供の心理とは?
    • 「行きたくない」のタイミングを見逃さない
    • 子供からのシグナルを見逃さない
  2. 保育園・幼稚園、行きたくないときの対処法は?
    • 家を出るまで
    • 園についたら
  3. 焦らず子供と向き合おう
    • 本当に休ませた方が良いこともある
    • 園での様子を先生方に聞いてみる
    • ママだけで抱え込まず、パパや周りの人にも協力をお願いする
  4. 行きたくない子供の気持ちを「行きたい」に変えるには
    • 年齢別の「行きたくない」原因と対処法
    • 0~2歳歳児
    • 3歳(年少)
    • 4歳児(年中)
    • 5歳児(年長)
    • 「行きたくない」を「行きたい」に変えていく
  5. まとめ

保育園・幼稚園に行きたくない子供の心理とは?

「行きたくない」のタイミングを見逃さない

子供たちの多くは2歳から4歳の間に、初めての集団生活をスタートさせます。(※1)
幼稚園なら3歳、保育園なら0歳の頃から通い始める子供もいるでしょう。
特に2歳~3歳くらいの間は、一般的にも「魔の2歳児」や「イヤイヤ期」と呼ばれる時期であり、かんしゃくを起こす、何にでも「イヤ!」「自分でやる!」ということが増えます。(※2)
気まぐれでわがままで、やきもちを焼いたり、独り占めしたがることもあるでしょう。
嘘をつく、都合の悪いことは無視するなどの行動がみられることもあります。
この時期は、ほんの少しきっかけでも「行きたくない」につながる時期といえます。
保育園や幼稚園の無償化で親としては喜んで保育園や幼稚園に通わせたい反面、

子供は保育園や幼稚園に「行きたくない」と親は悩ませます。


しかし、心の変化は、子供にとっては一人前の子供になる過程の一つであり、誰もが通る道。
特に「何にでもイヤ!」という行動は子供にとって、自分の考えを相手に伝えることができるようになったと考えましょう。
子供の様子をじっくり見ていると、機嫌の良し悪しなどにより、「はい!」と、とても良い返事が出来る時もあるでしょう。
「イヤ」と答えることが多いほど反抗的な態度に見えてしまいますが、この時期に「イヤ!」という主張が出来なかった子どもは、もっと大きくなった時に、より大きな反発を見せるといわれています。(※2)
何事に対しても「イヤ!」を連発する子供は、ほぼ毎日が「行きたくない」日かもしれません


この時期に保育園や幼稚園に通い始めた子供たちは、本来ならお友だちと楽しく過ごしたり、園庭や公園で普段はできない遊びができるわけですから、園は「楽しい時間を過ごす場所」になるはずです。
しかしそれ以上に、子供自身が「ママと一緒にいたい」という気持ちが強くなると、園に通うこと自体を拒否してしまいます。
特に連休明けなど、長いお休み明けの時は、昨日までの「ママとずっと一緒」の生活から一転することになります。
自分の希望とは違う行動をしなくてはならないために、「イヤだ、行きたくない」という行動が現れるのです。
いきなり「行きたくない」と言われるとママも焦ってしまいますが、少なくとも連休明けの朝は「行きたくないと言われるであろう」と、予測しておくと良いでしょう。

これは、子供だけのことではありません。
毎日通うべきところに「行きたくない」というのは、理由によっては大人にもあり得る事です。
子供を怒ったりなだめすかしたりしてその場をやり過ごすのではなく、「なぜ今日は行きたくない」のかを探ることが重要です。
その理由によっては、毎日「行きたくない」と言い出す可能性があります。
イヤイヤ期についての詳しい内容は
イヤイヤ期の原因は?子供への正しい対応を知って親のイライラも解消!

の記事でもご紹介しています。

 

子供からのシグナルを見逃さない

子供には、「ママと離れるのがイヤ」という感情の他にも、子供にしか分からない「行きたくない理由」があります。
例えば、体調の変化。(※3)
明らかに発熱している、下痢やおう吐をしているような状態なら、園を休ませることになります。
しかし、それ以外に「お腹が痛い」「頭が痛い」「体がだるい」などの変化があっても、子供はそれを上手く伝えることができません。
どこかが変な感じがする、でもどこがどうなっているのか、子供自身も分からず伝えられないことがあるので(※2)


また、園でイヤなことがあったとき、朝になってそれを思い出すと、行きたくない気持ちが大きくなります
子供が「園でのイヤなこと」を話してくれれば、親としても対処できるかもしれません。
しかし上手く言葉にできないと、「園でのイヤなこと」は不明なままです。
少しずつ、断片的なことでも話してくれるか、それを親がしっかりと受け止められるかどうかが、子供の「行きたくない」サインを見逃さない、一つのポイントであるといえます。
これによって、子供の「行きたくない」を予測できるかどうかが変わってきます。

 

※1 朝日新聞出版 出版 朝日新聞出版 編著 2016年11月30日発行 保活から新制度・園生活まで保育園で困ったときに開く本
※2 佐藤眞子 著 2013年11月10日発行 新編 2才児イヤイヤ期の育て方 主婦の友社
※3 井本邦昭 著 2012年6月30日発行 子どもから大人まで成長に役立つ! 人体育成学 KKベストセラーズ

保育園・幼稚園、行きたくないときの対処法は?

家を出るまで

家を出ようとして、子供が「行きたくない」と泣いて訴えるようなとき、まずは子供を落ち着かせましょう。
無理に家を出て連れて行こうとすると、園に行くこと自体が子供の中に悪い印象を残してしまいます。
まずは一度「そっか、幼稚園に行きたくないんだね」と、子供の気持ちを受け止めます。(※1)
その上で、子供が行きたくないと訴える時は、何かしらの理由があると考えましょう。
子供が園に行きたくない理由は、人それぞれですし、いつも同じ理由とは限りません。(※2)
体調不良なのか、園での出来事が原因なのか、可能性を一つずつ消していきましょう。

 

体調には問題が無さそうなときは、園の方が家よりも楽しいと思えるよう、下記のような内容を子供と話し合ってみてはいかがでしょうか。

  • 仲良しのお友だちとたくさん遊べること
  • 園庭の中で思いっきり外遊びができること
  • 皆と一緒に歌や踊りで体を動かせること
  • 家には無いおもちゃ(パズル、ブロック、積み木など)で遊べること

 

「○○ちゃんが遊ぼうって待っているよ」、「今日はどんな工作をするのかな?」「今日はブロックで怪獣作ってみたら?」など、子供が園で体験する可能性がある楽しい事を伝え、子供の気持ちを前向きにするのも良いでしょう
ただし、子供の「行きたくない」の言葉をそのままにするのではなく、まずは一度「そっか、幼稚園に行きたくないんだね」と、子供の気持ちを受け止めることが必要です。(※1)
その上で「でもね……」と切り返し、幼稚園での楽しいことを想像できるような言葉をかけてあげると良いでしょう。
保育園に預けているママからすると、子供が保育園に行ってくれるかどうかは、その日の仕事に関わる問題です。
保育園での楽しいことを伝えるだけではなく、なぜ保育園に行くのか、その理由も伝える必要があります。
その時は「行ってくれないと困る」という意味の言葉を使ってはいけません
この言葉をくり返し使うことで、子供は「自分は(家に)居ない方が良いんだ」と思ってしまいます。
そうではなく、前述のように一度は子供の気持ちを受け止め、その上で「●●ちゃん(君)が保育園でみんなと楽しく過ごしていると、ママは安心してお仕事に行ける」という意味の言葉を使いましょう。(※1)

 

園についたら

子供が園に行きたくない理由の一つに、「挨拶を返してもらえなかった」ということがあります。
特に進級間もない頃に起こりがちですが、子供にとって家とは違う集団に入っていくことは、それなりに緊張するものです。


そこで「おはよう」と声に出すことで、自分を奮い立たせようとします。
しかし周りの人からおはようの声が返ってこないと、それだけで緊張感が高まってしまうのです。
園に着いたら、ママが積極的に先生や周りの子供たちに挨拶をして、それが返ってくると子供も真似をして挨拶をします。(※1)(※2)
周りの人からしっかり挨拶が返って来れば、子供は安心して園に入っていくことができます

 

子供が園に入ったときに泣いていなかったとしても、先生には今朝の出来事をしっかり伝えます。(※1)
すると先生の方も、子供の様子が分かりますので、みんなの輪に入って行けるか、再び泣き出すようなことが無いかなどに気を付けて見てくれるようになります。
保育園の場合は特に、朝の検温などに影響することもありますので、しっかりと伝えます。(※3)
子供を先生に引き渡したら、すぐに姿が見えなくなるようにその場を立ち去ります。(※1)
いつまでも子供を見送っていると、子供は「嫌がればママと一緒に帰れるかもしれない」と学習します。
園に着いたら園での活動をスタートできるよう、子供の気持ちを素早く切り替えるようにすることも必要です。

 

※1 朝日新聞出版 編著 2016年11月30日発行 保活から新制度・園生活まで保育園で困ったときに開く本
※2 佐藤眞子 著 2013年11月10日発行 新編 2才児イヤイヤ期の育て方 主婦の友社
※3 井本邦昭 著 2012年6月30日発行 子どもから大人まで成長に役立つ! 人体育成学 KKベストセラーズ
※4 今井和子 著 2016年8月21日 初版第1刷発行 見えてますか?子どもからのシグナル 0歳児から5歳児行動の意味とその対応 小学館

焦らず子供と向き合おう

本当に休ませた方が良いこともある

子供が登園を嫌がる理由の一つに、体調不良があります
発熱していなくても、体全体に手を触れながら、痛いところ、いつもとは違う感じがするところ、違和感があるところなどが無いか、子供と一緒に確認します
きちんと服を着ているのに寒がるような時、いつもは食べる朝食を食べなかった時は、これから発熱やおう吐などの症状が出るかもしれません。
このようなときに無理に連れて行くことは、子供にとっては苦痛です。
こうした体調の変化は、毎日子供と接する時間が長いママの観察力が頼りです。


例えば、集団生活では避けて通れない感染症。(※1)
一般的には、2歳を過ぎた頃からは風邪をひきにくくなる、免疫力が上がるなどといわれます。(※2)
しかしその後に集団生活が始まれば、子供にとっての感染源は、いたるところにあります。
どのような感染症にも、病原体が体の中に入ってから実際に症状が出るまで、数日間の潜伏期間があります。
この間は他の感染した子供も登園しており、症状が出た時にはすでに周りに感染している可能性があります。
園に感染症を発症した子供がいたら、自分の子供が感染している可能性を考えましょう。
ママが子供のいつもとは違うほんの少しの変化に気づくためには、常日頃から子供の訴えを聞く姿勢が必要です。
子供が話す内容の中には、遊びや楽しかったことの他に、自分自身の変化を伝えていることがあります。
2歳くらいになると「ポンポン(お腹)痛い」などということもありますが、実際にはお腹ではなく、頭や胸など違うところに原因があることがあります。(※6)
体のどこかに違和感があると、「ママといたい、おうちにいたい」という感情が先行し、朝から園に行きたくないと泣くという行動につながることもあります。


また、発熱、おう吐、下痢などの症状がないのに、朝の登園時になると「お腹が痛い」とくり返す場合、何かしらのストレスを抱えていて、園には行きたくないと訴えていることもあります
もしかしてと思ったら、かかりつけの小児科を受診することも必要です。

 

園での様子を先生方に聞いてみる

例えば、子供とママとのコミュニケーションの様子と、子供と先生とのコミュニケーションの様子があまりに違う場合は、それが登園を嫌がる原因になっているかもしれません。(※5)
特定の先生と上手くコミュニケーションが取れないのか、先生方全体とのコミュニケーションが取れないのか、あるいは園では家と全く違う様子を見せているのか、まずは園での状況を把握しましょう
もしかすると、お友だちと上手く遊べないなど、集団生活における何かしらの困りごとを抱えている場合もあります。
また、園の中には臭い、音、色、形など、その子供だけが嫌がるものがあるのかもしれません。
それは何なのか子供から聞き出せると良いのですが、難しい場合は園での様子を先生方に聞いてみましょう。
その上で、それが排除してもらえるのか、何か別のものに置き換えることができるのか、園の先生とじっくり話してみることが必要です。

 

ママだけで抱え込まず、パパや周りの人にも協力をお願いする

朝、子供に「行きたくない」と泣かれると、ママも気持ち良く送り出すことができませんよね。
何かしらの原因があったとしても、早急に解決しようとするのではなく、焦らずじっくりと子供の訴えに耳を傾ける姿勢が大切です。
また、子供が抱える理由の中には、ママだけでは対応が難しいことがあります。
子供の成長はママだけが支えるのではなく、時にはパパの協力も必要です。(※2)
特に男の子は女の子と違い、何事もトライアンドエラーを重ねることで、成長していく部分もあります。
パパが言う「ありがとう」「ごめんなさい」という言葉や、パパがどれだけ自分に関心を持ってくれるかが、男の子のやさしさや自信を育むことにもつながります。(※2)
それでも子供の「行きたくない」が解決しないときは、思い切って周囲の人の力を借りましょう。(※5)


具体的には、地域の保健師や、地域で行われる子育て相談などです。
自分と子供の状況を客観的に見て判断してもらうことで、解決の糸口が見つかるかもしれません。
いずれにしても、子供の「行きたくない」への対応は、焦らずじっくりと、問題の根本を探ることが必要です。
今日だけのことならすぐに解決できるかもしれませんが、「行きたくない」が続くようなら、子供にとって今の環境の中に何かしらの問題が隠れていることもあります。(※4)(※5)(※6)

 

※1 朝日新聞出版 編著 2016年11月30日発行 保活から新制度・園生活まで保育園で困ったときに開く本
※2 佐藤眞子 著 2013年11月10日発行 新編 2才児イヤイヤ期の育て方 主婦の友社
※4 今井和子 著 2016年8月21日 初版第1刷発行 見えてますか?子どもからのシグナル 0歳児から5歳児行動の意味とその対応 小学館
※5 立石美津子 2014年5月5日発行 「はずれ先生」にあたったとき読む本 青春出版社
※6 金沢大学医学部小児科外来診断学講座 子どもの腹痛の診かた 
http://ped.w3.kanazawa-u.ac.jp/lecture/lecture01.pdf

行きたくない子供の気持ちを「行きたい」に変えるには

年齢別の「行きたくない」原因と対処法

年齢や学年によって「行きたくない」理由が違ってくる場合もあります。
それぞれの時期の特徴を考慮しながら、「行きたくない」の原因と対処法や気を配る点をあげてみます。

 

0~2歳歳児

赤ちゃんの場合、「ママと離れたくない」という不安からくるものが多いでしょう。
人見知りが強い子供の場合、園の先生に「この子は○○をすると安心する」「こうすると喜ぶ」などを伝え、赤ちゃんが安心して過ごせるように配慮してみましょう。
また、乳児期では親子の信頼と赤ちゃんの「愛着形成」がとても大切になりますので、できるだけ赤ちゃんとの時間をもてるように心がけてください
言葉が出始め自我が芽生えてくる「イヤイヤ期(魔の2歳児)」では、ちょっとしたことがきっかけとなり「行きたくない」と主張をしたり泣きわめいたりします。
理由があっても上手に伝えられず「いや!行かない」とぐずっている可能性があります。
そんなときは、園での様子やお友達とトラブルを起こしていないかなど、保育士に相談してみましょう。
また、生活の乱れが影響して登園拒否することもあるようですので、早寝早起き、食事の時間など生活リズムを整える工夫をするとよいでしょう。※4、7

 

3歳(年少)

言葉や運動能力の発達がぐんぐんと進むようになり、体も心も、乳児から幼児へと切り替わっていく時期です。
自分と保護者以外の人、お友達へと目を向け始める時期でもあります。
自分自身の成長に加え、クラス替え、さまざまな環境の変化や緊張、お友達との関係、疲れなどから「行きたくない」と考えてしまうようです。
例えば、3歳児にありがちなのが、自分が一番でないと気が済まない、自信家タイプ
でもこのタイプは1クラスに数人はいますし、この頃はまだ「順番」という概念が理解できていない子供もいます。
当然、子供たちが集まる場所である保育園では、複数の子供が「自分が先」を主張してあちこちで小競り合いも起こり、子供にとっての保育園が「イヤな場所」になってしまうこともあります。
そんなときには、園の様子を保育士に確認するとともに、子供に「何がイヤだったの?」と聞いてみましょう
ただし子供を責めたり誘導したりするのではなく、子供自身が自分の言葉で言えるよう、根気強く接していきましょう※4、7

 

4歳児(年中)

4歳くらいになると、子供は自分と周りを比較することを覚え始めます。
自分が求めていることと現実が一致しているかどうか、自分とお友達の間で出来ることと出来ないことを比べることもあります。
その一方で、「○○が出来るようになりたい」という目的意識を持つようになるのも、この頃です。
こうした精神的な成長の中で、自分の中で葛藤し、イライラが募ることもあります。
思い通りにいかない現実を「保育園でイヤなことがあった」として捉え、朝から泣き叫んで登園を拒否することもあります。
そんなときには、お友達の保護者にも様子を聞きながら、子供自身が何に葛藤しているのかを探ってみましょう。
今出来ないことでも「練習すればできるようになるよ」と伝え、親が一緒に練習して「出来た!」という自信をもてるようにすることも、大切なことです。※4、8、9

 

5歳児(年長)

子供も5歳くらいになると、周りを見る目が育ってきます
例えば、3歳や4歳なら「○○ちゃんは意地悪」と感じていたことも、5歳くらいになると「○○ちゃんは意地悪なときもあるけど、年下の子にはやさしい」など、状況を考えながら相手の行動を捉えるようになってきます。
また、子供の中でも「仲良し」のグループが出来始めますので、仲間外れが生じてきますが、これは「いじめ」ではなく、子供たちが自分たちで築き上げてきた関係性を大事にすることを覚え始めている、ということです。
この頃は、お友達との関係性が上手く築けないとか、自分の思い通りにならないことが増えるほど、園に行くことを嫌がります
そんなときには、園での様子を保育士に確認しつつ、子供の話をよく聞き、「辛い」という気持ちに寄り添うことが大切です。
また、子供は親に褒められることも大好きです。
お兄さんやお姉さんとして小さな子供のお世話をしたり、仲間はずれになっているお友達と一緒に遊んだことなどを、どんどん褒めてあげましょう。
すると、自分の存在が認められているという、自信にも結び付きます。※4、8、9

 

「行きたくない」を「行きたい」に変えていく

子供にとっての保育園は、遊びの場であり、生活の場です。
同世代の子供たちと毎日を楽しく過ごすことで、子供の成長に必要なお友達との関係性を作り、たまにはイヤなことがあっても「じゃあ自分はどうすれば良いか」を学ぶ場でもあります。
また、クラスが上がるごとに獲得していくべき生活習慣がありますから、毎年少しずつ、遊びの内容や「今やるべきこと」が変わってきます。
もちろん、子供の成長に合わせた対応がなされる環境ではありますが、子供には学年が上がる数ヶ月前から、次のステップについて伝えていくことも必要です。
例えば、年中から年長になる前には、「春になったら、もっと小さい子も入ってくるから、お兄さん(お姉さん)として小さい子が困っていたら助けてあげられるようになると、ママは嬉しいな」など、具体的な行動を示してあげることです。※4、9

 

※4 今井和子 著 2016年8月21日 初版第1刷発行 見えてますか?子どもからのシグナル 0歳児から5歳児行動の意味とその対応 小学館
※7 無藤隆・汐見稔幸 2017年8月15日 イラストで読む! 幼稚園教育要領 保育所保育指針 幼保連帯型認定こども園教育・保育要領はやわかりBOOK 学陽書房
※8 内田伸子 著 2017年5月25日 子どもの見ている世界 誕生から6歳までの「子育て・親育ち」 株式会社春秋社
※9 祖川泰治 著 2015年11月27日 小学校前の3年間にできること、してあげたいこと 株式会社すばる舎

まとめ

朝の登園時間が近づくと、親のいうことを聞かなくなり、終いには「行きたくない」とぐずり出す子供。
それは、子供からの何かしらのシグナルかもしれません。
親の対処法によっては、気を取り直して登園出来る子供もいますが、場合によっては本当に休ませた方が良いこともあります。
大切なのは、普段から子供の様子をよく観察し、子供の訴えに耳を傾けて「今この子は何を考えているのだろうか」と、常に気にかけておくことなのです。

公開日:2020.03.09
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