赤ちゃんの夜泣きいつからいつまで?月齢で違う原因と対策でつらさを乗り切る

公開日:2019.02.20

子育て経験のある人なら、きっと一度は悩んだことがある「赤ちゃんの夜泣き」。

特に新生児の頃は、必ずといってよいほど、夜中であるにも関わらず、「ぎゃー」と泣き出します。

でも、赤ちゃんには赤ちゃんなりの「訴え」があります。それを、言葉が話せないために「泣く」ことで訴えようとしているのです。

ここでは、赤ちゃんの夜泣きのメカニズムと、その対策について考えてみます。

目次

  1. 赤ちゃんの夜泣きがつらい…原因と対策を知って乗り切るには
  2. 赤ちゃんの夜泣きの原因は?「睡眠サイクル」と「脳の発達段階」
    • 赤ちゃんの発達段階を理解しておく
    • 夜泣きのメカニズムを知り原因を探る
    • 睡眠サイクル
    • 脳の発達段階
    • 夢と現実の区別がついていない
  3. 赤ちゃんの夜泣きは、いつ始まりいつ終わる?
    • 赤ちゃんの夜泣きは4か月ごろから
    • 2歳くらいまで続く場合も
  4. 夜泣き対策の第一歩は、「パパママの協力」と「睡眠環境の改善」
    • 夜泣きによる生活の変化
    • ママとパパで協力して乗り切る
    • 環境を見直してみよう
  5. 月齢・年齢別の夜泣き対策
    • 3か月までの赤ちゃんの場合
    • 4か月~1歳くらいまで
    • 1歳~2歳すぎまで
  6. 夜泣きがつらく、子育てが不安になったら…

赤ちゃんの夜泣きがつらい…原因と対策を知って乗り切るには

夜泣きはいつまでも続くものではないとわかっていてもつらいですよね。
なぜ夜泣きをするか、その原因を知り自分でできる対策をとりましょう。
年齢によって対策は異なります。

ここでは、夜泣きはいつからいつまでなのか、その原因は何かを踏まえたうえ、対策をご紹介します。

赤ちゃんの夜泣きの原因は?「睡眠サイクル」と「脳の発達段階」

「赤ちゃんがなかなか眠ってくれない」
「赤ちゃんの夜泣きに困っている」
そんな悩みを抱えているママやパパは、少なくありません。
赤ちゃんが眠ってくれないと、ママやパパも睡眠不足になり本当につらいですよね。
まずは、赤ちゃんの発達と夜泣きの原因についてみてみましょう。

 

赤ちゃんの発達段階を理解しておく

生まれてから、日々目覚ましいスピードで成長していく赤ちゃん。
睡眠の状態も1ヶ月の間でも随分変わっていきます。

生まれて間もない新生児期の赤ちゃんは、眠るのがお仕事です。
まだ昼夜の区別はなく、泣いては目を覚まし、おっぱいを飲んでまた眠るという活動の繰り返しです。
しかし、それから数か月して、4か月を過ぎる頃には寝返りをうち、5~6ヶ月頃にずりばいをし、8ヶ月頃にはハイハイをして行きたいところへ移動できるようになります。※1、※2

 

このような赤ちゃんの成長に合わせて、睡眠時間や睡眠パターンも変化していきます。
個人差はありますが、新生児期は、1日の睡眠時間は平均16~18時間ほどで、1日の大半を寝て過ごします。
しかし、3~4か月頃になると睡眠時間はだいたい15時間ぐらいになります。
5~6ヶ月頃には昼夜の区別がつき始め、お昼寝が午前と午後2回の赤ちゃんもいれば、3回という赤ちゃんもいるでしょう。


6~7ヶ月になると、睡眠時間にはいっそう個人差が出てきますが、夜にまとめて眠れるようになる場合が多いようです。

「寝る子は育つ」と昔から言いますが、深い睡眠の間に成長ホルモンが分泌されています。
この時期、質の良い睡眠をとることは、赤ちゃんの体と脳の成長のために欠かせないポイントだといえます。※1、※2、※3
赤ちゃんが質の良い睡眠をとれるよう環境を整えていきましょう。

 

夜泣きのメカニズムを知り原因を探る

そもそも、「夜泣き」とは自我が芽生えた4ヶ月~2歳頃までの赤ちゃんが、これといった原因が分からず、毎晩のように泣き出す現象を言います。
4ヶ月以前にも夜中に赤ちゃんが泣くことはありますが、それまでは昼夜の区別がついていないことにより泣いているため、厳密には「夜泣き」には含まれないようです。 ※2、※4、※5


赤ちゃんの「夜泣き」に大きく関係している3つのメカニズムをご紹介します。

夜泣きの主な原因

  • 睡眠サイクルが定まっていない
  • 脳が発達段階で未熟
  • 夢と現実が区別できていない

 

睡眠サイクル

睡眠にはレム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)の二つがあり、大人も子供も一定のリズムで繰り返しています。
大人はこの周期が約90分であるのに対し、生まれたばかりの赤ちゃんは40分ほどしかありません。
成長するにつれて、この周期は少しずつ長くなり、大人と同じ90分周期近くになるのは、5歳ごろだと言われています。
このように、赤ちゃんの時期は短い周期でレム睡眠が現れるため、夜中に何度も目が覚めてしまうのです。

 

さらに、睡眠サイクルが短いことで、大人の生活リズムとのずれも出てしまいます。
4か月から1歳くらまでは睡眠サイクルが短く、眠りも浅いため、夜中でも朝だと思って目覚めてしまう場合があります。
そんな時、まわりが暗くて不安だったり、ママやパパが見当たらなかったりして、不安を感じ、泣いてしまうのです。※2

 

脳の発達段階

睡眠時に限らず、赤ちゃんが「泣く」には理由があります。
体や心に不快を感じているとき、赤ちゃんは泣くという動作でそれを伝えようとします。

3か月頃までは「体の不快」で泣くことが多いようです。
「おなかが空いた」「おむつがぬれて気持ち悪い」「暑い」などです。

この頃の赤ちゃんが夜中に何かしらの不快感を訴えて泣くのは、「昼夜逆転現象」といわれるものです。

 

しかし、4か月頃になると「心の不快」によるものが増えてきます
これは、赤ちゃんの脳の発達に深く関係していると言われています。
脳の中には、感情や欲求をつかさどる大脳辺縁系という部分があります。
ここは生後4ヶ月頃から急速に発達し、その結果として感情表現が豊かになります。
一方で、大脳辺縁系がつかさどる欲求や欲望をコントロールするのが前頭葉で、こちらはゆるやかに成長していきます。

つまり、大脳辺縁系と前頭葉の成長がアンバランスであるがゆえに、赤ちゃんが感情をうまくコントロールできず、すぐ泣いてしまうなどの行動につながるのです。 ※4、※5、※6

ちなみに、前頭葉がかなり発達してくるのは4歳頃で、感情のコントロールや、我慢もできるようになってくるのはこの頃です。

 

夢と現実の区別がついていない

夜泣きは、自我が芽生えた4か月以降から見られる現象。
この頃には、外出も増えてきます。

 

昼間、知らない人に会うことで不安を感じたり、興奮することでも睡眠が浅くなります
寝ていても、不安を感じますし、楽しい遊びや、怖い体験、お出かけや、嫌な音など昼間の体験が夜泣きにつながる場合もあります。
赤ちゃんは、レム睡眠(浅い眠り)のとき、脳内で記憶を整理しているといいます。
赤ちゃんの脳の中では、昼間に起きた出来事を「嬉しい」「悲しい」などの記憶として、整理していると言われています。
このとき、赤ちゃんは夢と現実の区別がつかず、目覚めては泣くのです。
この、記憶を整理することが、夜泣きの原因の1つだといえるのです。※2、※4、※5、※6

※1 西坂小百合監修 0~6歳 わかりやすい子どもの発達と保育のコツ 2016年10月発行 ナツメ社
※2 金子龍太郎監修 保育に役立つ!子どもの発達が分かる本 2011年7月発行 ナツメ社
※3 小山 博史監修 赤ちゃんとママがぐっすり眠れる本  2017年8月発行 ナツメ社
※4 J-STAGE 日本看護研究学会雑誌 / 4 巻 (1981) 2 号 / 書誌 乳児夜泣きの要因分析(Ⅰ)/2019年2月5日現在
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsnr/4/2/4_19810601004/_article/-char/ja/
※5 J-STAGE 日本看護研究学会雑誌 / 5 巻 (1982) 2 号 / 書誌 乳児夜泣きの要因分析(Ⅱ)/2019年2月5日現在
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsnr/5/2/5_19820601003/_article/-char/ja/
※6 秋田大学学術情報リポジトリ 乳児期の夜泣きの重症度と関連する要因の分析/2019年2月5日現在
http://hdl.handle.net/10295/1462

赤ちゃんの夜泣きは、いつ始まりいつ終わる?

夜泣きについてそのメカニズムがわかったところで、その時期についてもう少し詳しく見てみましょう。
始まりはいつ頃なのか、また夜泣きの終わりの目安はいつなのでしょうか。

 

赤ちゃんの夜泣きは4か月ごろから

赤ちゃんの夜泣きの原因は?「睡眠サイクル」と「脳の発達段階」の章でもご紹介しましたが、赤ちゃんの「夜泣き」は4か月ごろから始まると言われています。
この頃になると、脳の発達が原因で、泣くことで自分の気持ちを表現するようになるからです。
しかし、それ以前も体の不快を泣いて知らせてくれたりと、厳密な「夜泣き」の定義とは異なる原因で夜に泣くことはあるでしょう。

 

2歳くらいまで続く場合も

1歳頃になると睡眠サイクルが整ってきます
この頃には睡眠時の脳も安定してきて、リラックスしているときに出る脳波であるα波が睡眠時に増加し始める時期だとされており、睡眠が安定してきます。

 

一方で、1歳~2歳すぎには別の理由が原因で夜泣きをする場合もでてきます。
この頃になると、記憶力もついてきており、昼間の行動がそのまま夢に現れることもあります。
イヤイヤ期のこの時期は、昼間の生活の中で「イヤだ」と思ったまま終えてしまうときも多いでしょう。
「もっと遊びたかったのに」「歯磨きしたくなかったのに」など納得していない状態で寝ることも多く、それが夢に現れ、夜泣きに繋がっていると言われています。※7
1歳頃に一旦夜泣きがなくなっても、このイヤイヤ期にあわせて夜泣きが突然現れることもあるといいます。
ママは何かあったのかと不安になりますが、成長のあかしですので、心配しすぎなくて大丈夫です。

※7 発達がわかれば子どもが見える/田中真介監修/ぎょうせい/2009年/2019年2月5日現在

夜泣き対策の第一歩は、「パパママの協力」と「睡眠環境の改善」

産後のイライラの原因は?その解消法は?

子育てのイライラをチェック!原因と今すぐできる解消法。一人で悩まないことが大切。

の記事でもご紹介している通り、産後、子育てのイライラの元は様々なところにあります。

夜泣きにより生活リズムが大きく変化してしまうと、ママも疲れとイライラが貯まってしまい悪循環に陥ってしまいます。
まずはママ自身の生活が夜泣きによってどのようになっているのか把握をし、ママが夜泣きに対して不安を感じないようにするが大切です。
パパとの協力体制を築けるように調整しましょう。
さらに、赤ちゃんには、睡眠環境を整えてあげましょう。
チェック項目を参考に睡眠環境を見直してみてください。

 

夜泣きによる生活の変化

家事に育児に、ママは日中休む間もなく動いています。
中には、仕事をしているママもいるかもしれません。
夜泣きは生後4ヶ月頃以降から始まり2歳頃まで続くと言うと、途方に暮れてしまう方もいらっしゃるかもしれません。 ※1、※2
毎晩夜泣きが続くと、ママは思うように睡眠がとれず、ママ自身が寝不足になってしまいますね。
寝不足になると前頭葉の働きが弱まり、ママも感情コントールができなくなってしまいます。
泣き止まない赤ちゃんにイライラしたり、育児を投げ出したくなり、自己嫌悪に陥るときもあるかもしれません。 ※3

 

気を付けたいのは、ママが怒ったり悲しんだりする姿を赤ちゃんに見せると、不安を感じた赤ちゃんは、ますます泣いてしまう、ということです。
そして、そんな赤ちゃんにママがイライラしてしまい、赤ちゃんはさらに泣く、という悪循環が起きます。
寝不足によって、気持ちのコントロールができなくなるのは、脳の働きからみれば当然なのです。※3

 

ママとパパで協力して乗り切る

ただでさえ赤ちゃんのお世話や家事で疲れているのに、夜泣きで起こされることは、とても苦痛なことです。
普段は可愛く思える赤ちゃんに、ついイライラしてしまう場合もあるでしょう。 ※3

家事・育児をやる上で、まず頼りになる存在はパパですよね。

共働きのワーママは辛い!子育てと家事の両立、その実態と対策とは?の記事からもわかるように、共働きのご家庭も増えているのが現状です。

夫婦共に仕事で疲れて大変ではありますが、夜泣きの対応だけでもパパに交代で相手をしてもらえれば、ママはすごく助かります。
イライラがピークに達し何も対策が浮かばないというときは、パパに赤ちゃんの相手をお願いしてみたり、数分だけ寝室から離れて深呼吸をしたり、お水を一杯飲むなどして、気持ちを落ち着かせてみましょう。

 

パパにお願いすることは、簡単なお世話から始めてみるのがおすすめです。

まずは、ミルクの作り方とあげ方、オムツの替え方などを、パパの仕事がお休みの日を利用して、少しずつ覚えていってもらうようにしましょう。
パパにとっては負担になるかもしれませんが、赤ちゃんに本当に手がかかる時期は、いつか終わります。
夫婦で協力しながら夜泣きに付き合って、体調をくずさないよう助け合うことも対策の1つと考えられるといいですね。※9 

子育てと仕事を両立させたいママには、

子育てと仕事を両立するためのポイント!

の記事もおすすめです。

環境を見直してみよう

赤ちゃんにしてあげられる夜泣きの対策として、赤ちゃんが気持ちよく眠れる環境作りがあります。
これは、どの年齢の子であっても同じ対策になります。
赤ちゃんはまだ言葉を理解できなくても、ママの優しい声や、楽しそう、嬉しそうな様子、自分に触れる手の感触を感じ取っています。
親子のふれあいを楽しみながら、安心して眠れる環境を作ってあげましょう。※3

 

見直したい主な3つのポイント

  • 寝具やパジャマ
  • 部屋の明かり
  • 昼間の活動量

それぞれの理由と対策方法を見てみましょう。

 

【寝具やパジャマ】
気持ちよく眠るために、寝具やパジャマが心地よいかどうかというのは、赤ちゃんも大人も同じです。
敷布団はかため、掛布団は軽めで、湿っていない状態が基本です。
布団干しやカバー類の洗濯は、こまめに行いましょう。
寒いときは、寝る前に湯たんぽを入れて布団を温めておくと、寝つきがよくなります。※3

 

【部屋の明かり】
眠るときは部屋の明かりを消しましょう。
明るい部屋では、部屋の様子が気になってしまい、なかなか眠ることができません。
寝る時間になってから暗い部屋に連れて行っても、気持ちが落ち着かず、すぐには眠れないときもあるでしょう。
夕方から部屋の照明をオレンジの夕陽色に変えるなど、徐々におやすみモードに入るなど時間の流れも考えましょう。
夜間の授乳やおむつ替えは、薄暗い部屋で手元を照らすライトなどを使うとよいでしょう。※3

また、赤ちゃんの寝具や寝室環境についての詳しい対策は、こちらの記事をご確認ください。

赤ちゃんにはベッド?お布団?安全な寝室の環境と夏冬の布団対策

 

【昼間の活動量の見直し】
子どもが寝なくてイライラ!寝ない原因を知り寝かしつけをスムーズに

の記事でご紹介していますが、昼間の活動量が少なかったり、お昼寝が長かったりすると、赤ちゃんもなかなか寝られずに睡眠が浅くなってしまうという場合も考えられます。
しっかりと寝られるよう昼間の行動を調整し、睡眠リズムを整えてあげることも対策の1つです

 

※1 西坂小百合監修 0~6歳 わかりやすい子どもの発達と保育のコツ 2016年10月発行 ナツメ社
※2 金子龍太郎監修 保育に役立つ!子どもの発達が分かる本 2011年7月発行 ナツメ社
※3 小山 博史監修 赤ちゃんとママがぐっすり眠れる本  2017年8月発行 ナツメ社
※8 J-STAGE ワーク・ライフ・バランスと乳幼児を持つ父母の育児行動と育児感情/2019年2月5日現在
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjep/63/4/63_345/_pdf  
※9 J-STAGE 日本公衛誌 第52巻 第4号 保健師・助産師による新生児訪問指導事業の評価/2019年2月5日現在
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jph/52/4/52_328/_pdf

月齢・年齢別の夜泣き対策

ここまでは、どの年齢でもできる夜泣き対策をご紹介いたしました。
ここでは、月齢・年齢別に夜泣き対策をまとめてご紹介します。

3か月までの赤ちゃんの場合

3か月ごろまでの赤ちゃんの夜泣き対策は、

  • からだの不快をなくしてあげる
  • バスタオルなどで包み安心させてあげる

このころの赤ちゃんはからだに不快があると、気持ちよく眠りに入れなくなってしまいます。

 

おやすみ前のチェックで、からだの「不快」の原因を取りのぞいてあげましょう。

  • お腹は空いていませんか
  • 赤ちゃんがまとまった睡眠をとるために、おっぱいやミルクでお腹を満たしておきます
  • お腹がいっぱいになることで、心も満たされ気持ちよく眠りに入りやすくなります
  • おむつは汚れていませんか
  • 寝る前には必ず、キレイなおむつに取り換えましょう
  • 汗をかいていませんか
  • かいているなら、汗を拭いて着替えたり、服を一枚脱ぐなどして調整しましょう※1、※3

この頃の赤ちゃんが夜泣きをしている場合、バスタオルなどで赤ちゃんの体を包み、そっと抱っこしてあげても良いでしょう。
ママのお腹にいた時と似たような状況をつくると、安心するかもしれません。 ※3

4か月~1歳くらいまで

4か月~1歳くらいまでの夜泣き対策は、

  • 寝る前には興奮させない
  • スキンシップを心掛ける
  • 泣き始めても抱き上げず、少し様子を見守る
  • 泣き止まなければ、抱っこして揺らしたり背中をトントンする

 

前述の通り、赤ちゃんは日中の興奮や怖い思いの記憶などが原因で情緒が不安定になり、夜の眠りが浅くなって目覚めやすくなることが原因で、不安を感じて泣いてしまうのです。
寝る前には、興奮する遊びを避け、夜泣きにつながりそうな出来事があった日はたっぷりスキンシップをとり、赤ちゃんの心を落ち着かせてあげましょう。 ※1
赤ちゃんは、眠りの浅いレム睡眠時に、寝言のように泣く場合もあります。
これは寝言泣きというもので、しばらくすると泣き止み、また眠り始めることもあります。 ※1、※2

泣き始めたらからといってすぐに抱き上げてしまうと、赤ちゃんは目を覚ましてしまいます。
まずは、2~3分様子を見守りましょう
しばらく泣いているようであれば、抱っこしてゆらゆら優しく揺らしてあげたり、抱っこしながら背中をトントンしてあげるのもいいでしょう。 ※3

1歳~2歳すぎまで

1歳~2歳すぎまでの夜泣き対策は、

  • 心配しすぎない
  • 生活リズムを見直す

2歳前後になると、いままでなかった夜泣きを突然するようになる場合もあります。
パパママは心配になってしまいますが、心が発達した証拠でもあります。
あまり心配しなくて大丈夫です。


この時期の子供は、イヤイヤが多く、気持ち的に納得できないことも多いですが、成長とともに納得した行動が増えると、夜泣きは減ってくると言われています
ママは、昼間にあった出来事や行動を思い返したり、保育園に通っている場合は先生に昼間の様子を聞いてみると、原因がわかり安心できることもあるでしょう。※7

お昼寝の回数と時間も減ってくる時期でもあります。
お昼寝に合わせた生活リズムになっているか、一度見直してみるのもおすすめです。

 

イヤイヤ期についての詳しい原因や対策はこちらの記事をご覧ください。

イヤイヤ期の原因は?子供への正しい対応を知って親のイライラも解消!

 

※1 西坂小百合監修 0~6歳 わかりやすい子どもの発達と保育のコツ 2016年10月発行 ナツメ社/2019年2月5日現在
※2 金子龍太郎監修 保育に役立つ!子どもの発達が分かる本 2011年7月発行 ナツメ社/2019年2月5日現在
※3 小山 博史監修 赤ちゃんとママがぐっすり眠れる本  2017年8月発行 ナツメ社/2019年2月5日現在
※7 発達がわかれば子どもが見える/田中真介監修/ぎょうせい/2009年2月発行/2019年2月5日現在

夜泣きがつらく、子育てが不安になったら…

どうしても子育てへの不安を抱きがちになる、赤ちゃんの夜泣き。
乳児の場合、夜だけではなく、夕方に泣き続ける黄昏泣きというのもあります。
黄昏泣きの原因はまだ不明な点もあり、誰にでも有効な対策は見つかっていません。
このような「子供がなぜ今泣いているのか分からない」という状態が、ママやパパにとって一番の不安材料なのではないでしょうか。 ※1

世の中にあるたくさんの育児雑誌や育児書に書かれているのは、あくまでも発達の目安としてのアドバイスであり、完璧な対策はありません。
実際には、赤ちゃんの発育や性格は、みな違います。
大切なのは、泣き止まずにイライラしてしまうからといって、ママやパパが自己嫌悪に陥らないことです。

さらに、夫婦喧嘩は

夫婦喧嘩が子供に与える影響はこんなにこわい!

の記事でもご紹介しているように、子供へも影響してきます。
なかなか泣き止まず辛くなったときは、まず、ママは自分の気持ちを落ち着かせましょう
赤ちゃんの方も、毎回同じ理由で泣いているとは限りません。
赤ちゃんの様子をよく見ながら、対策を一つずつ試していくくらいの大らかな気持ちで接していきましょう。

 

それでも不安が解消されない場合は、お住まいの自治体が行っている、保健師や助産師による「新生児訪問指導」などを利用しましょう。
赤ちゃんのお世話のプロに、育児の悩みや不安について相談することができます。
インターネットや情報誌などで、育児に関する情報を手に入れることもできますが、ひとりで悩みを解決することは簡単ではありません。
家の中にこもり、1日中赤ちゃんと二人で過ごすことは、ママのメンタルにも大きな影響を及ばします。
その点、家族以外の誰かに会い、不安や悩みを打ち明けるだけでも、心が軽くなるかもしれません。

 

夜泣きがつらくなったら…

  • まずはパパと協力して、気持ちを落ちつかせる
  • 赤ちゃんの様子を観察し1つずつ対策を試してみる
  • つらい時には保健師さんの訪問指導や保健所の相談窓口を頼る

子育ての正解は一つではありません。
いろいろな意見があるのも当然です。
いくつもの意見の中から、自分たちに合う対策を探していけば良いのです。

 

その中で、赤ちゃんとママやパパにできること、赤ちゃんにとって心地よいと感じることを探し出していきましょう。
実際に相談できる場所を利用することで、育児に対するママの不安や悩みを軽減できれば、前向きになれるのではないでしょうか。 ※8、※9

赤ちゃんの夜泣きは誰でも通る道だと考え、おおらかな気持ちで接してあげたいですよね。
赤ちゃん自身が、ゆっくりと大きく育っていくために、「今を乗り切る」その子に合った対策を、見つけてください。

※8 J-STAGE ワーク・ライフ・バランスと乳幼児を持つ父母の育児行動と育児感情/2019年2月5日
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjep/63/4/63_345/_pdf  
※9 J-STAGE 日本公衛誌 第52巻 第4号 保健師・助産師による新生児訪問指導事業の評価/2019年2月5日
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jph/52/4/52_328/_pdf

公開日:2019.02.20
上へ