赤ちゃんの寝かしつけのコツは?【月齢別】楽に寝かしつけられる方法

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赤ちゃんの寝かしつけはママにとって深刻な悩みの1つ。
寝かしつけがうまくいかないと、ママの睡眠時間も減り、イライラが溜まってしまいます。
寝かしつけがうまくいく時間や授乳方法、抱っこの仕方から、月齢別の寝かしつけの方法と寝かしつけに効果的なグッズをご紹介します。

※こちらでご紹介する月齢はあくまで目安です。発達には個人差があります。

目次

  1. 寝かしつけのコツ(授乳、抱っこ、時間など)
    • 寝かしつけ成功、まずは時間を整えて
    • 寝かしつけ前の授乳タイミングと夜中の授乳
    • 抱っこしたまま寝かしつけ、布団におろすと起きる
    • 添い乳はやめたほうがいい?
    • 夜中の夜泣き、そのまま放置はNG
  2. 【新生児】楽に寝かしつけるために知っておくこと
    • 新生児の睡眠サイクル
    • 新生児の睡眠時間
    • 新生児の夜泣きの原因、黄昏泣き(コリック)も始まる
    • 寝かしつけのコツ
  3. 【生後2ヶ月・3ヶ月・4ヶ月・5ヶ月】寝かしつけの流れを決める
    • 生後3ヶ月頃から昼夜わかるように
    • スムーズな寝かしつけは昼寝の時間調整
    • 寝かしつけまでの流れを決める
    • 音楽で寝つきをよくする
  4. 【生後6ヶ月・7ヶ月・8ヶ月・9ヶ月】寝かしつけの流れを習慣化
    • 昼間は活動的に
    • 夜泣きに悩んだら、断乳を考えても
    • マッサージで寝かしつける
  5. 【1歳ごろ~】お昼寝しすぎに注意
    • お昼寝も1回に
    • タオルやぬいぐるみ、寝かしつけグッズを用意
  6. まとめ

寝かしつけのコツ(授乳、抱っこ、時間など)

ここでは、寝かしつけに苦労しているママに向け、赤ちゃんを寝かしつけるコツを9つご紹介します。

【寝かしつけのコツ】

 

  • 3ヶ月以降は、21時ごろを目安に寝かしつける
  • 朝は8時ごろまでには起きる
  • 寝る時間・起きる時間を決めて習慣づける
  • 寝る前に授乳やミルクでおなかを満たしてあげる
  • 日中よりもぎゅっと包むように抱っこして安心させる
  • 赤ちゃんが完全に寝入る前に布団やベッドに
  • ママも一緒に布団に入る
  • 寝かしつけの「添い乳」は睡眠の問題がなければ続けていい
  • 夜中に起きてしまったらしばらく様子見(すぐ抱き上げない)

 

寝かしつけ成功、まずは時間を整えて

 

寝かしつける時間と起きる時間は、楽に寝かしつけるための重要なポイントの1つです。

理想的な寝かしつけの時間は、生後3ヶ月 ごろからは夜9時ごろが目安です。※1
3ヶ月を過ぎるころには、赤ちゃんの全体の睡眠時間は14~15時間に減ります。※2

 

生後3ヶ月以前では、短時間の睡眠を繰り返すので、夜の寝かしつけは決まった時間とはいかないかもしれません。※2

あるアンケート調査では、生後0~5ヶ月の赤ちゃんでは22時以降に寝つ く子が4割以上、6ヶ月~11ヶ月の赤ちゃんでは33%以上と報告されています。※3
なかなか寝かしつけられず、寝るのが遅くなってしまう赤ちゃんも珍しくはありません。
特に共働きだと、仕事の都合で遅くなってしまうこともありますよね。

 まずは、朝は8時前を目安に起きる習慣をつけてみてはいかがでしょうか。

 

子供の寝かしつけでイライラ!寝ない原因と寝かしつけ対策

こちらの記事では、朝、決まった時間に起きて日光を浴びることで、生活リズムが整うとされています。
ここでの月齢は、あくまで目安です。
赤ちゃんの状況と成長を見ながら、調整してくださいね。
不安な場合・つらい場合は、自治体の育児相談を利用するのも手です。

 

寝かしつけ前の授乳タイミングと夜中の授乳

 

・授乳後10分は抱っこしてあげる

 

赤ちゃんの夜泣きいつからいつまで?

こちらの記事で夜泣きの原因にもある通り、お腹がすいていると寝つけないものです。
大人でも同じですよね。

 

まずは、寝入る前に授乳を済ませて、できる限りお腹を満たしてあげましょう。
授乳をしたら、「げっぷ」 を出すのを忘れずに。


「げっぷ」は、授乳が終わって10分くらいが出やすいといわれています。※4
「げっぷ」が出ないと、お腹に空気がたまり赤ちゃんは苦しくて寝られないかもしれません。
授乳後10分くらいは「げっぷ」が出やすい姿勢で抱っこしてあげましょう。

 

 

・夜中の授乳は静かに

 

寝かしつけた後も、夜中に何度か授乳をしますよね。
夜中の授乳が夜泣きの原因になるということはないそうですので、赤ちゃんの時期には夜中も月齢に合わせて何度か授乳をします。※4

夜中の授乳の後、スムーズにまた寝かしつけるためには、暗いところで静かに授乳をすませるのがコツです。
夜中の授乳やおむつ替えの時は、あまり赤ちゃんに声をかけたりせず、授乳が終わったら元と同じ状態で寝かせるとよいようです。※6

 

1歳ごろになると、夜中の授乳をしなくても寝られる子もいるでしょう。※5

 

抱っこしたまま寝かしつけ、布団におろすと起きる

抱っこしたままでないと寝てくれない、布団に置いたら起きてしまうという寝かしつけの悩みも多いのではないでしょうか。

たそがれ泣きや夜泣きをする赤ちゃんは、抱っこしていないとなかなか寝てくれないこともありますよね。

 

寝るときに、おくるみなどで軽く包んで抱っこしてあげると、安心して寝つきやすい場合もあります。
低月齢の赤ちゃんは、手足が勝手にバタバタしてしまい目が覚めてしまうこともあります。
バタバタしないよう動きを抑えてあげる意味でも、ぎゅっと抱っこして寝かしつけてあげる方法もあるようです。※1

 

ただ、抱っこしたまま寝かしつけてしまうと夜中に赤ちゃんが不安になる場合もあります。
赤ちゃんは目が覚めたときに、寝たときと同じ状態ではないと不安を感じることもあるようです。※1
その場合は、抱っこで寝かしつけてから、ママも一緒に布団に入りましょう。
寝入ってから15分~30分で深い眠りに入るので、一緒に布団に入り赤ちゃんが深い眠りにつくまで腕枕を外さずに待ちます。※1


また、一緒に布団に入らなくても寝てくれる場合は、抱っこして完全に寝入る前に布団やベッドに寝かせると、赤ちゃんも夜中に目が覚めても不安がらずに寝られるようですよ。※5

 

添い乳はやめたほうがいい?

基本的には、母子ともに安心して寝られるならば添い乳でも問題ないと言われています。※1※5※6
生後6ヶ月以降になり、赤ちゃんが夜中に頻繁に起きてしまったり、夜泣きがひどかったりする場合には、「添い乳」を見直してもよいかもしれません。※1※5※6


睡眠時間を上手にとれず昼間も不機嫌になってしまうほどだと、ママも辛いですよね。

赤ちゃんは、寝ついたときと目を覚ました時の状況が違うと不安になると言われます。※5
授乳をしながら寝かしつけると、寝つく時にはおっぱいがあったのに、夜中の眠りが浅くなった時におっぱいがない状況です。
その状況の違いに不安になり、夜泣きに繋がっているのかもしれません。※5


対策としては、授乳しながら寝かしつけるのではなく、授乳後はすぐに寝かせずにしばらく起こしておくよう習慣づけるとよいようです。
新生児期を過ぎたら、授乳後目覚めている状態で布団に入ることで、授乳と睡眠を切り離しすことができるとされています。※4

 

添い乳をやめる場合は、日中の授乳で赤ちゃんの栄養が足りているか、体重の増え具合なども確認してみてください。

 

夜中の夜泣き、そのまま放置はNG

夜中に起きてしまったときに、抱っこしてあやしたり、すぐに授乳やおむつ替えをしたりすると、赤ちゃんの寝つきを悪くするともいわれています。※7
「放置」しておくわけではなく、夜中に起きてしまったら、すぐに抱き上げたりせず、少しの間、そのまま様子を見ます


夜中に起きてしまったと思っても、実は赤ちゃんは浅い眠りで寝言を言っているだけの場合もよくあるそうです。※1
赤ちゃんはまだ寝ている状態なのに、抱き上げて授乳をしたりおむつをチェックしたりすると、目が覚めてしまうかもしれません。


2分~3分様子を見守り、まだ泣いているようであればやさしくトントンしながら落ち着くのを待ちます。
それでも赤ちゃんが泣き止まないときには、抱っこをして落ち着かせる、おむつをチェックするなど赤ちゃんに触れてお世話をします。

 

ここまでは、赤ちゃんをスムーズに寝かしつけるコツをご紹介いたしました。
次章からは、月齢別に寝かしつけのポイントを解説します。

 

※1 0~3才!寝かしつけまとめ。/主婦の友社/2017年2月発行/2019年5月17日現在
※2 未就学児の睡眠指針/厚生労働省/2021年8月1日現在
https://www.mhlw.go.jp/content/000375711.pdf
※3「子どもの睡眠・寝かしつけ」調査/こそだて家族研究所/博報堂/2021年5月3日現在
https://www.hakuhodo.co.jp/uploads/2018/12/20181210.pdf
※4 赤ちゃんにもママにも優しい安心の子育てガイド 寝かしつけ 授乳 離乳食/マルコ社/2012年11月発行/2019年5月17日現在
※5  ママと赤ちゃんのぐっすり本「夜泣き・寝かしつけ・早朝起き」解決ガイド/愛波文・西野精治監修/講談社/2018年6月発行/2019年5月17日現在
※6 第57回日本小児保健学会教育講演「ママと赤ちゃんが夜よく眠れるように」妊娠中からの親教育/足達淑子(あだち健康行動学研究所)/2021年5月3日現在
https://www.jschild.med-all.net/Contents/private/cx3child/2011/007002/007/0147-0150.pdf
※7 新生児の母親に対する乳児の睡眠形成についての簡便な親教育/羽山 順子, 足達 淑子, 津田 彰/2019年5月17日現在
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjbm/16/1/16_0903/_pdf/-char/ja

 

【新生児】楽に寝かしつけるために知っておくこと

新生児を寝かしつけるために、この時期の睡眠サイクルを知り、睡眠時間を把握しておきましょう。

 

【新生児を楽に寝かしつける方法】

 

  • 起きて40分経ったら寝かしつけてみる
  • おくるみを使って安心させる(締め付けすぎないよう注意)
  • レジ袋のカサカサする音を聞かせてみる(レジ袋はすぐ片付ける)

 

新生児の睡眠サイクル

新生児は、まだ昼夜の区別がつかず、寝たり起きたりを繰り返し、睡眠時間も細切れです。
個人差はありますが、新生児期は1回に2時間半~3時間まとまって寝る子もいるでしょう。※8
しかし、活動時間が最長でも40分程度と言われており、40分活動したらまた眠くなるという睡眠サイクルです。※1
授乳とおむつ替えを済ませ少し遊ぶと、ちょうど40分くらいではないでしょうか。
眠くなるタイミングで抱っこなどをして寝かしつけをしてあげます。
夜中も2時間半~3時間寝ては起きるサイクルのため、夜中に3回程度は授乳やおむつ替えをすることもあるでしょう
赤ちゃんが寝ている時に、ママも一緒に休んでくださいね。

 

新生児の睡眠時間

新生児は、一般的に1日のうち15時間~20時間寝ると言われています。
ほとんどを寝て過ごしていることになりますね。
このうち約半分は「レム睡眠」です。
生まれて間もない時期は、「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」を40分間隔で繰り返し、寝起きをくり返しています。
3歳頃までには睡眠時間が12時間程度となり、大人とほぼ同じ周期でレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返すようになります。※9

 

新生児の夜泣きの原因、黄昏泣き(コリック)も始まる

新生児のうちは、睡眠サイクルが短く寝ている時間も長いのですが、寝かしつけの度に泣くこともあるでしょう。
実は、新生児のうちの夜泣きは、体の不快が原因であることが多いものです。
泣いている原因をさぐり、いろいろ試してみると、泣き止むこともあります。

 

【新生児の夜泣きの原因】

 

  • 熱や虫刺されなど体調不良ではないか
  • お腹がすいていないか
  • おむつは濡れていないか
  • 温度は適温か
  • 「げっぷ」を出したか
  • パジャマや下着があたりチクチクしていないか
  • 指などに髪の毛が絡まっていないか
  • 活動時間が長く疲れすぎていないか
    ※4※5

 

夕方に激しく泣く「黄昏泣き(コリック)」も、新生児のごろから始まると言われています。※4

激しく泣くので心配になりますが、明確な理由はわかっていません。
暗くなり不安、眠いのに寝つけない、お腹にガスがたまる、疲れているなどの理由で激しく泣くのではないかともいわれています。※4
「黄昏泣き(コリック)」は、5ヶ月ごろまでにはなくなる場合が多いものです。※4

抱っこして安心させてあげましょう。

 

寝かしつけのコツ

新生児は、まだ昼夜の区別がついていないので、睡眠サイクルに合わせ、40分起きていたら寝かしつけます。

寝かしつけるために試したいのが、「おくるみ」「胎内音」です。

 

・おくるみ
この時期は「モロー反射」という体がびくっとすることがあります。
寝ている間のモロー反射で起きてしまわないよう、布やタオルでおくるみをすると安心して寝てくれることもあるといいます。※4
おくるみをする場合は、身体がびくっと動かないようにくるむものの、きつく締めすぎないようにくれぐれも注意してください。
おくるみのまま抱っこをして寝かしつけたら、深く寝つくまではおくるみのまま布団に寝かせてあげ見守ります。※1

 

・胎内音

さらに、赤ちゃんがお腹の中にいたときと同じ音を再現してあげることで、生後間もない赤ちゃんも安心して眠れると言われます。
お腹にいたときの胎内音を身近なもので再現できるのが、レジ袋です。
レジ袋のカサカサする音が胎内音に似ているようで、寝ぐずりをしていても寝つけるといいます。※1
寝かしつけに使ったレジ袋は、事故にならないよう寝ついたらすぐに片づけましょう。※1

 

※1 0~3才!寝かしつけまとめ。/主婦の友社/2017年2月発行/2019年5月17日現在
※4 赤ちゃんにもママにも優しい安心の子育てガイド/マルコ社/2012年11月発行/2019年5月17日現在
※5 ママと赤ちゃんのぐっすり本「夜泣き・寝かしつけ・早朝起き」解決ガイド/愛波文・西野精治監修/講談社/2018年6月発行/2019年5月17日現在
※8 赤ちゃんもママもぐっずり眠れる魔法の時間割/清水瑠衣子/青春出版社/2015年1月発行/2019年5月17日現在
※9 乳幼児の睡眠と発達/岡田(有竹)清夏/東京大学大学院教育学研究科附属発達保育実践政策学センター/2021年5月3日現在
https://www.jstage.jst.go.jp/article/sjpr/60/3/60_216/_pdf/-char/en

【生後2ヶ月・3ヶ月・4ヶ月・5ヶ月】寝かしつけの流れを決める

生後3ヶ月頃から昼夜わかるように

個人差はありますが、生後3ヶ月頃から昼夜の区別がつき始めると言われています。
活動時間も1時間~1時間半と新生児の倍以上になり、夜中の授乳回数が減る赤ちゃんもいるでしょう。※5※8
成長に伴い、夜中の授乳がなくても大丈夫な赤ちゃんもいるようです。※5※8
しかし、一般的に1歳でも夜中に1回は起きると言われているので、夜中に起きずに寝ていられるのはもう少し先かもしれません。※1

 

スムーズな寝かしつけは昼寝の時間調整

生後3ヶ月~4ヶ月頃から、昼寝のタイミングが決まってくる赤ちゃんもいるでしょう。
日中のお昼寝は、3回~4回、合計4時間~5時間ほどが目安です。※5※8

この時期は、個人差も大きく日によっても異なるので、この通りに行かないことも多いかもしれません。

ただお昼寝は、しすぎても、しなさ過ぎても、夜の睡眠に影響します。
もし夕方寝てしまったら30分程度で起こしてあげると、夜の寝かしつけへの影響も少ないようです。※5※8

 

寝かしつけまでの流れを決める

昼夜の区別がついてくる頃から寝かしつけの流れを決め、できるかぎりその流れを習慣するのがコツです。
お風呂に入り、授乳をして、絵本を読んで、部屋を暗くするというような、日常生活の流れを決めてルーティン化します。
これをしたら寝るという習慣をつけることで、赤ちゃんも流れを理解して寝る心構えができ、スムーズに寝かしつけられます。※5
寝かしつけには、同じ単語を繰り返すようなリズムのある絵本が向いています。※1
まだストーリー性は必要ありません。

 

音楽で寝つきをよくする

【2ヶ月・3ヶ月・4ヶ月・5ヶ月の赤ちゃんを楽に寝かしつける方法】

 

  • 昼寝の時間を整える
  • 夕方のお昼寝は30分程度を目安に
  • 寝かしつけまでの流れをできるだけ決める
  • 絵本も効果的
  • 音楽やオルゴールを使ってみても

 

寝かしつけに音楽を使う方法もあります。
寝かしつけ専用のゆったりした音楽を用意し、寝かしつけの時にその音楽を流します。
静かなクラッシックやヒーリングミュージックを選べば、ママもリラックスできるのではないでしょうか。
オルゴールの音でもよいので、赤ちゃん用のメリーで静かなオルゴール音がなるものであれば、寝かしつけに使えます。
メリーのゆったりした動きとオルゴール音で眠気を誘います。※1
赤ちゃんが寝つく音楽を見つけてみてください。

 

※1 0~3才!寝かしつけまとめ。/主婦の友社/2017年2月発行/2019年5月17日現在
※4 赤ちゃんにもママにも優しい安心の子育てガイド/マルコ社/2012年11月発行/2019年5月17日現在
※5 ママと赤ちゃんのぐっすり本「夜泣き・寝かしつけ・早朝起き」解決ガイド/愛波文・西野精治監修/講談社/2018年6月発行/2019年5月17日現在
※8 赤ちゃんもママもぐっずり眠れる魔法の時間割/清水瑠衣子/青春出版社/2015年1月発行/2019年5月17日現在

【生後6ヶ月・7ヶ月・8ヶ月・9ヶ月】寝かしつけの流れを習慣化

動きが出てくる時期で夜中にまとまって寝られるようになり、少し楽になるママもいるかもしれませんね。
個人差があるので、まだまだ夜中に起きてしまう赤ちゃんもいるでしょう。
5ヶ月前までと同様に、できるだけ寝かしつけの流れを習慣づけるのがポイントです。

 

【6ヶ月・7ヶ月・8ヶ月・9ヶ月の赤ちゃんを楽に寝かしつける方法】

 

  • 昼間は活動的に
  • お昼寝は15時半までに
  • 寝かしつけの流れはできるだけ習慣化する
  • 夜泣きなどで困っているなら、夜間断乳を考えてみても
  • マッサージも寝かしつけの1つ
  • 絵本や音楽も引き続き効果的

 

昼間は活動的に

赤ちゃんがハイハイしない!いつ始めるもの?原因は?練習する?

で解説の通り、この時期の赤ちゃんは自分でどんどん動けるようになる時期です。
ずりばいから、ハイハイ、つかまり立ちと自分でおもちゃをとりにいったりママのところへ移動したりと昼間は活動的です。

昼間によく動くと、夜はまとめて寝られるかもしれませんね。


1日の睡眠時間は13時間程度、お昼寝は昼夜2回で合計2時間~3時間まで減る場合もあります。
お昼寝は15時半くらいまでにとるようにすると、夜の寝かしつけへの影響もありません。※1
午前中に外出したり室内でよく動き、夜にはぐっすり眠るという習慣をつけると、寝かしつけが楽になります。

 

生後6ヶ月を過ぎ首が座っていれば、赤ちゃんとできる習い事をするのもおすすめです。
ベビースイミングやベビーヨガなど、ママと赤ちゃんでできる習い事は、赤ちゃんにとってはよい運動になりますし、ママにとってもリフレッシュになるでしょう。
赤ちゃんとできる習い事については
赤ちゃんとママで楽しむ習い事、ポイントは親子の触れ合い

こちらで詳しくご紹介しています。

 

夜泣きに悩んだら、断乳を考えても

生後6ヶ月頃になると、夜中の授乳はなくてもよい赤ちゃんもいるでしょう。
もし、赤ちゃんが夜中におっぱいを欲しがりママも苦痛でなければ、続けても問題はないといわれています。
ただ夜中によく起きてしまったり、夜泣きがひどく、ママが悩んでいる場合には見直すことを考えてみてもよいかもしれません
夜中の授乳をやめることで、赤ちゃんが夜中ぐっすり眠れるようになることもあります。※5

 

マッサージで寝かしつける

赤ちゃんをマッサージしてあげてるのもよいかもしれません。


眉毛や眉間には眠りのツボがあると言われています。
赤ちゃんの横で寝ながら、優しくすりすりしてあげると、うとうと寝ついてくれるかもしれません。

 

体のマッサージなら、鎖骨や手首を撫でてあげたり、足裏をくるくるしたり、おなかをのの字にマッサージしたりするのも効果的だとされています。※1
マッサージは、親子のスキンシップにもなります。
赤ちゃんにあったマッサージを探してみてくださいね。

 

※1 0~3才!寝かしつけまとめ。/主婦の友社/2017年2月発行/2019年5月17日現在
※5 ママと赤ちゃんのぐっすり本「夜泣き・寝かしつけ・早朝起き」解決ガイド/愛波文・西野精治監修/講談社/2018年6月発行/2019年5月17日現在

【1歳ごろ~】お昼寝しすぎに注意

1歳頃になれば、つかまり立ちから歩けるようになっている赤ちゃんもいるかもしれませんね。
動きが活発になると、昼夜のリズムも大人に近づいてきます。
お昼寝をしなくなる赤ちゃんもいますが、まだまだ必要な赤ちゃんも多い時期です。
しっかりお昼寝をとった方が、スムーズな寝かしつけに繋がるようですよ。

 

【1歳ごろの赤ちゃんの寝かしつけが楽になる方法】

 

  • お昼寝を調整する
  • 寝かしつけの流れは続ける
  • タオルやぬいぐるみなどグッズを使って寝かしつける

 

お昼寝も1回に

夜中に起きる回数も減り、昼寝が1回の赤ちゃんもいるのではないでしょうか。
1回2時間~3時間程度のお昼寝をし、夜はまとめて8時間以上寝られる場合もあります。※1
(個人差があり、さらに昼間の環境によっても昼寝の回数や時間は異なります。)

 

保育園に通っている赤ちゃんは、お昼ご飯の後1回で、3時間くらいのお昼寝があることが多いかと思います。
保育園のお昼寝で睡眠時間が足りていない様子があれば、お迎えの時にしばらく寝かせてあげるのも1つの方法です。※5

 

タオルやぬいぐるみ、寝かしつけグッズを用意

この時期には、お気に入りの絵柄がついたタオルを寝るときに敷いたり、ぬいぐるみを添い寝に使ったりするのも効果的です。


キャラクターを使い布団に誘うこともできますし、寝つくときにもぬいぐるみが一緒だと安心できる子もいるでしょう。
ママが布団から抜け出しても、ぬいぐるみが横にいれば安心してそのまま寝てくれるかもしれませんね。


ぬいぐるみが、赤ちゃんにかぶさってしまう危険性もあるので、深く寝ついたらぬいぐるみを忘れずにはずしてください※1

 

 

※1  0~3才!寝かしつけまとめ。/主婦の友社/2017年2月発行/2019年5月17日現在
※5 ママと赤ちゃんのぐっすり本「夜泣き・寝かしつけ・早朝起き」解決ガイド/愛波文・西野精治監修/講談社/2018年6月発行/2019年5月17日現在

まとめ

赤ちゃんの寝かしつけは、なかなかうまくいかないものです。
夜泣きや授乳などで睡眠不足が続きますが、ママは一人で抱え込まず、周囲に協力をしてもらいながら乗り切りましょう。


大切なのは、ママと赤ちゃんがぐっすり眠れることです。
問題なく眠れているのであれば、添い乳も添い寝も抱っこも問題ありません。

 

夜中の授乳回数が減らなかったり夜泣きがひどかったりと、ママが大変であれば、見直す機会かもしれません。


寝かしつけのポイントは、月齢ごとに異なります。
新生児のうちは体の不快をチェック、昼夜の区別がついてきたら徐々に生活リズムを整えていきます。
6ヶ月頃に、夜泣きがひどくなる赤ちゃんもいますが、もし夜中によく起きてしまいママが悩んでいるのであれば、夜中の断乳を検討しましょう。

少しずつ母子分離を進めることで、赤ちゃんもぐっすり眠れるようになると言います。
ご紹介した方法をいろいろ試し、ママと赤ちゃんにとって負担のない寝かしつけの方法が見つかることを願います。

 

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