お受験は幼稚園から?公立と私立の違いと面接について

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子供が2歳を過ぎたら、そろそろ幼稚園について考えてみる時期です。
幼稚園は公立か私立か、何を基準に選ぶのがよいのか。
幼稚園のお受験には、一体何が必要なのか。
幼稚園選び、直前に慌てて後悔しないように、しっかりと準備をしていきましょう。

目次

  1. 子供が「通う」ところには、どのような種類があるの?
    • 公立幼稚園と私立幼稚園の違いは?
  2. 有名幼稚園を選ぶ?地域の幼稚園を選ぶ?
    • 有名幼稚園の特徴
    • 地域の幼稚園
    • 幼稚園何を基準に選ぶ?
  3. 幼稚園のお受験準備とは
    • 子の準備
    • 親の準備
    • 幼稚園のお受験までの流れ
  4. 幼児教育はどこまで必要なのか
    • お受験のメリット・デメリット
    • 幼児期の「お勉強」は、難しい?
  5. まとめ

子供が「通う」ところには、どのような種類があるの?

公立幼稚園と私立幼稚園の違いは?

文部科学省では幼稚園を、満3歳から小学校就学前までの幼児を対象とし、幼児を保育し、適当な環境を与えてその心身の発達を助長することを目的とした学校、としています。
つまり、幼稚園は子供が最初に通う学校であり、社会生活をする場所となります。※1、※2、※3

在園児数の割合でみてみると、国立幼稚園0.4%、公立幼稚園16.1%、私立幼稚園83.5%となり、8割以上の園児が私立幼稚園へ通っていることになります。※4
では、それぞれの幼稚園の違いをみていきましょう。

 

・国立幼稚園
国立幼稚園国立大学教育学部に付属しているため、地方の教育委員会からの指導は受けず、大学の研究への協力や教員育成への協力などが行われます。
一番の特色は幼児教育の先導的な試みを行えることでしょう
「このような幼児教育が幼児には必要ではないか」といった仮説を元に行われる保育とはどのようなものなのか、親としても興味が湧いてきますね。
園舎は大学の構内にあることが多いため、敷地はとても広く、豊かな自然に囲まれた園生活を送れることも、大きなメリットといえるでしょう。

 

・公立幼稚園とは
公立幼稚園は、文部科学省が管轄し、運営の母体は地方自治体にあり、教育委員会の指導を受ける幼稚園です。
大きな特徴としては、幼稚園教育要領が提唱する「幼児自身が主体的に取り組む活動や遊びを通して、心身の発達をうながす」といった、自由保育を中心としていることがあげられます。
また、公立幼稚園の先生は地方公務員です。
ですので、私立幼稚園と比較すると辞める(退職する)先生が比較的少なく、幅広い年齢層の先生が園にいるのも、大きな特徴かもしれません。

 

・私立幼稚園
私立幼稚園も公立幼稚園と同じく、文部科学省の管轄にあります。
しかし公立幼稚園とは違い、許可を受ける際に都道府県知事からの許可を受け、各都道府県の私学担当官が、教育委員会の指導の下に、幼稚園への指導を行います。
少しややこしいですが、ここは制度上の問題です。
運営母体は、学校法人や宗教法人、個人経営などいろいろです。
そのため、私立幼稚園を一言で説明するのは実に難しいといえます。
公立幼稚園と同じく、文部科学省の幼稚園教育要領に基づいた保育を行っているのですが、私立幼稚園は園によって保育内容に大きな独自性があります。
園により入園料や保育料の格差も大きく、独自の教育カリキュラムをもつ園も多いです。
また、子供の教育部分だけではなく、給食やバス通園、延長保育といった親のメリットを重視する園も増えてきています。


※1 全国公立幼稚園・こども園長会
https://www.kokkoyo.com/
※2 財団法人全日本私立幼稚園幼児教育研究機構 私立幼稚園.com
https://youchien.com/
※4 平成29年度 文部科学白書 第4章 初等中等教育の充実
http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/html/hpab201801/1407992.htm

※3 小針誠著 2015年10月発行 〈お受験〉の歴史学 選択される私立小学校 選抜される親と子 講談社

有名幼稚園を選ぶ?地域の幼稚園を選ぶ?

有名幼稚園の特徴

有名幼稚園といえば、まず浮かんでくるのが小中高校などとの一貫教育である「附属幼稚園」ではないでしょうか。
一貫校は、最初の幼稚園への入園時のお受験さえ受かってしまえば、長年にわたり同じ教育方針で学ぶことができるという大きなメリットがあります。
しかし、一貫校でも小学校から中学校へ、中学校から高校への節目には試験があり、一定の基準に届かなければ進学は難しくなってしまいます。

有名幼稚園の中には、宗教などの思想を学ぶ幼稚園もあります。
幼稚園の方針が、宗教の思想を学ぶというものであり、日常の保育活動の中に宗教の教えを取り入れる、というものです。※5、※6

 

地域の幼稚園

地域の幼稚園とは、いわゆるご近所の幼稚園のことです。
幼稚園の活動形態は大きく分けて2つあり、自由遊びと一斉活動になります。
一斉活動中心としながらものびのびと楽しむ園や、お勉強を中心とした幼稚園では、決められたスケジュールのもと、毎日のカリキュラムを進行しています。
しかし、自由遊び重視の園だからといって、一斉活動を全くしないわけではありません。
多くの園では、自由遊びと一斉活動の両方を行います。
また、地域の幼稚園で行われるイベントも、園によって大きく異なります。
ここでいうイベントとは、親子で行く親子遠足や、子供たちで行く遠足、音楽会、クリスマス会、子供たちの描いた絵を見にいく展覧会やバザーなどがあります。

 

また、地域の幼稚園では園によって送迎バスが運行されていたり、お弁当か給食が選べるなどの特徴もあります。

さらに園によって、先生と子供の関わり方も変わってきます。
少人数制の幼稚園では先生との距離は近くなり、反対に大人数制の幼稚園では、子供にとってはお友達の幅が広がります。
幼稚園によっては老人ホームを慰問するなど、地域とのかかわりを密にしたイベントを行う園もあります。※7

 

幼稚園何を基準に選ぶ?

幼稚園を選ぶ時には、まず園の教育方針をしっかりと理解することが大切です。
その上で、子供に合った幼稚園であるかどうかをよく検討しましょう。
例えば、子供が懐きそうなタイプの先生がいる、子供が好きそうな遊具があるなどのポイントがあります。

 

また、子供の性格と幼稚園のタイプを比較する方法もあります。
子供の性格が人見知りなら、いきなり大規模な幼稚園よりもアットホームな幼稚園の方が馴染みやすいでしょう。
外遊びが大好きな子供には、広い園庭が有る幼稚園の方が楽しいかもしれません。
食べ物の好き嫌いが激しい子供なら、みんなと同じ給食の幼稚園も検討しましょう。

その他にも通園バスはあるのか、徒歩ではどのくらいかかるのかなども、幼稚園選びの重要なポイントとなります。
少し距離があるけれども頑張れば通えると思っていても、通園は毎日のことです。
お天気は日替わりですし、幼稚園までの距離が遠ければ遠いほど子供も「疲れた」と歩くことを嫌がるものです。

 

また、園のイベントも多い事を負担に感じるママもいれば、少ないと寂しいと思うママもいます
ご自身にあったイベント数はどの程度なのか、親の役割にはどのようなものあるのかを把握し、よく考えて決めるようにしましょう。

 

入園してから後悔しないためにも、必ず入園前には見学に行きましょう。

この時、子供と園の相性だけではなく、親が感じ取る園の雰囲気も重要です。
例えば、自分と先生方が上手くコミュニケーションが取れるか、建物の隅まで手入れが行き届いているかなど、親の視点で気付くことはありませんか?
広い園庭が自慢でも遊具の手入れが今一つだったり、園庭を見守る先生の数が少なく感じたり、こういうマイナスポイントに気づくのも、実際に見学している親の視点だからこその気付き、ともいえます。
子供を幼稚園へ毎日送迎したり、イベントごとにお手伝いなどの参加をするのは子供の親なのです。
親が「この園はちょっと……」という感想を持つ園だった場合、毎日の送迎すら苦痛になるかもしれません。※7

 

幼稚園の入園スケジュール、準備するものについては、

保育園と幼稚園でこれだけ違う!入園までのスケジュールと準備するもの

の記事で暮らしくご紹介しています。

 

※5 教育図書21編集部編 2017年12月21日発行 有名小学校・幼稚園に合格する本 星雲社
※6 昌原貴弘編 2014年4月31日発行 幼稚園入園情報2015 国立私立小学校進学を視野に入れた幼稚園受験 星雲社
※7 大豆生田啓友監修 2004年7月1日発行 いま、幼稚園を選ぶ 赤ちゃんとママ社

幼稚園のお受験準備とは

子の準備

幼稚園の中には入園児選考のため適性検査を実施するところがあります。
この適正検査の基準は園によって異なりますが、大きく5つに分けられます。

 

  1.  知能テスト:言語や知的能力の発達状況を確認する
  2.  運動テスト:運動機能と健康状態を確認をする
  3.  行動観察テスト:集団生活の適応性や生活習慣を確認する
  4.  親子テスト・自立性テスト:親子の関り方や母子分離ができるかなどを確認する
  5.  面接テスト:人柄や考え方、園の方針を理解しているかなどを確認する

 

幼稚園によって、お受験で行われる適性検査は異なり、またお受験は、いつもと違った雰囲気の中で行われるものです。
子供には、どのような状況でもきちんとした受け答えが出来るよう、日ごろから教えておくと良いでしょう。

最近では、それぞれの幼稚園のお受験に合わせた対策などを行う幼児教室も増えています。
幼稚園によっては、このような教室に通い、お受験に備える必要性もあるでしょう。※5、※6、※7、※8

 

親の準備

幼稚園によっては通園区域が指定されていることもあります。
もしも今住んでいる場所が、希望する幼稚園の通園区域から外れてしまっているのであれば、引っ越しも視野にいれる必要が出てきます。

また、お受験の願書や面接などで父母の職業について質問されることもあります。
部署や転勤の有無などまで聞かれることもあり、事実の相違があった場合には、入園が取り消されることもあります。
親も、自分が勤務する部署名などの質問には、きちんと答えられるようにしておきましょう。

 

お受験に相応しい服装なども事前に情報を集め、当日周囲から浮かないよう注意も必要です。
面接では大人も日常使う言葉がうっかり出てしまうものですし、子供の話す力や語彙は親が子供へ伝えているものです。
お受験のために言葉遣いや所作を子供に教え込むのではなく、親が子供のお手本となり日常の中で見せていくよう心がけましょう。※5、※6、※7、※8

 

幼稚園のお受験までの流れ

幼稚園の候補が決まったら必ず幼稚園の見学に行きましょう。
見学時期は、6~7月ごろがお勧めです。
4月~5月ではまだ年少さんが園に慣れていないこともあり、2学期になると行事の練習が始まるため、通常保育とは少し雰囲気の違ったものになってしまいます。

いくつかの園を見学すると「この幼稚園が良い!」と思える園が絞られてくるでしょう。

 

次は、その幼稚園の入園説明会の日程を確認します。
この入園説明会といわれるものは、入園したい子と親を集め、幼稚園の方針や教育に対する考えなどを、幼稚園が説明するものです。
ここでは幼稚園の教育方針と、あなた自身の方針に大きな相違がないかなどのチェックを行います。
また、この説明会では「ママはどんなタイプの人が多いのか」なども、観察することができます。
いずれ、自分がイベント等で行動を共にすることになりますから、自分と合うタイプのママは、多い方が良いですよね。

 

どの幼稚園にするのか、入園先の候補が絞られてくると、次は願書を幼稚園に受け取りに行きます。
願書は入園したいという熱意が伝わるように、一文字一文字丁寧に書くのはもちろんですが、面接も考慮し、書く内容を家庭内でよく話し合ってから、記入するようにしましょう
面接ではもっともよく聞かれる質問は、志望理由です。
願書で記入した志望理由と相違ない受け答えができるよう、書きあがった願書は必ずコピーを取っておきましょう※5、※6、※7、※8

 

その他にも、子供の性格、子供の好きなところと嫌いなところ、子供の健康状態やアレルギーの状況などを、質問されることが多いようです。
これらの質問にも、いつでも答えられるように、予めシミュレーションをしておくと良いでしょう。

 

また、子供にも簡単な質問をされることがあります。
子供の場合は多少、答えにつまっても問題ありませんが、そうなった時にママが子供を怒ったり、睨んだりしてはいけません。
子供も、質問にはスラスラと答えられる方が、ママの気持ち落ち着きます。
例えば、名前や年齢、お友達の名前、好きな遊び、好きな食べ物、嫌いな食べ物、カードなどに書かれているモノの形や名前など、普段の生活や遊びに対する質問を用意し、シミュレーションをしておくと安心ですね。

幼稚園受験に対する心構えやシミュレーションができたら、今度は面接時の服装を考えます。
面接には、子供も親も私服で臨みますが、次のような服装を心がけると良いでしょう。

 

子供:白いシャツと紺や黒のズボン、女の子は落ち着いた色合いのワンピースや、白いシャツと紺か黒の膝丈スカート
親:落ち着いたトーンのスーツやセットアップ、ワンピースなど

 

子供も親も、華美にならずラフ過ぎず、を目指しましょう。※5、※6、※7、※8

 

※5 教育図書21編集部編 2017年12月21日発行 有名小学校・幼稚園に合格する本 星雲社
※6 昌原貴弘編 2014年4月31日発行 幼稚園入園情報2015 国立私立小学校進学を視野に入れた幼稚園受験 星雲社
※7 大豆生田啓友監修 2004年7月1日発行 いま、幼稚園を選ぶ 赤ちゃんとママ社
※8 ジェームズ・J・ヘックマン著 2015年7月2日発行 幼児教育の経済学 東洋経済新報社

幼児教育はどこまで必要なのか

お受験のメリット・デメリット

幼稚園のお受験でのメリットは、系列の小学校への内部進学制度があることです。
系列学校と教育方針が同じで、幼稚園とはいえ、教育理念が明確です。

 

さらに、幼稚園でのお受験は、小学校や中学校へのお受験に比べると、子供の負担が小さいとされています。
合格した幼稚園と違う小学校をお受験するにしても、小学校へのお受験の前に幼稚園でお受験の経験をすることができます。
しかも、このような幼稚園では小学校へのお受験にも理解があるため、幼稚園の行事などはお受験に配慮されています。
内部進学制度のある幼稚園では、入園後数年間は同じ系列の学園内で過ごすため、お友達とも長くお付き合いすることになり、仲の良いお友達がたくさんできます。※5、※6、※7

 

では、デメリットには何があるのでしょう。
幼稚園でのお受験のデメリットにまずあげられるのは、費用です。
例えば受験対策として通う幼児教室の費用は、けっして安価なものではありません。

 

また、一貫校では内部進学時に振り落とされないよう、日々の努力は必要です。
男の子の場合特に、幼稚園は共学でも最終的には女子大に変わっていく学校が多いので、いずれ一貫校という体制から出ることになります。
そういう意味では、男の子が通う一貫校の幼稚園は、選択肢が多くはないこともデメリットとなるでしょう。
先ほどメリットとして挙げた環境の変化が少なく、お友達がたくさんできることは、言い換えれば、環境の変化が少ないというデメリットにもなります。※5、※6、※7

 

幼稚園のお受験のメリットとデメリットは子供の将来をどう考えるかによって変わるでしょう。
トメリットとして挙がるものでも、見方をかえればご家庭によってはデメリットになったり、逆に一般的なデメリットは家庭によってはメリットにもなり得ます
目先のメリットとデメリッに惑わされず、子供自身が中学、高校、大学を卒業し社会人になった時のことまでを考えた上で、幼稚園の選択をするようにしましょう。※9、※10

 

幼児期の「お勉強」は、難しい?

有名幼稚園に入るためには、日常の生活や遊びの枠を超えて、色々と学んでおきたいことがあります。
例えば、面接に対するシミュレーション

親としては「あれを聞かれるかもしれない」「これを聞かれたらどう答えたら相手の心象が良いか」など、深く考えてしまうかもしれません。
それを子供に覚えてもらうために、「さぁ、今からシミュレーションするよ!」といっても、子供にとってそのシュミレーションが理解ができるとは限りません。


2歳から4歳くらいまでの子供は、イヤイヤ期の真っ最中。
言葉がやっと3語文になり、自我が芽生え、褒められることは好みますが、怒られることは嫌いな時期です。※11
このような時期の子供に、お受験に向けて勉強しないさい、というのは簡単ではありません。
日常の生活や遊びの中で、少しずつ「知らない人からの質問に対して、きちんと受け答えができる」ことを、身に着けていくことが必要なのです。
その為には、親の方も普段の言葉遣いを正したり、上手くいかない子供を叱るだけはなく、どうすれば上手く答えられるようになるかを子供と一緒に見つけていく、という心構えを持つと良いでしょう。

 

幼稚園は子供だけが育つ場所ではありません。
幼稚園という場所は子も親も育つ場なのです。
子供だけが楽しむ幼稚園、子供だけが頑張る幼稚園を探すのではなく、子供も親も一緒に楽しみ、成長していける幼稚園を探し、お受験と気負いすぎるのではなく、お受験も子供と親で楽しむ機会にしていきましょう。※9、※10

 

※9 幼児教育の変化と幼児教育の社会学 J-STAGE
https://www.jstage.jst.go.jp/article/eds/88/0/88_87/_pdf/-char/ja
※10 幼稚園教育の意識と費用(第1報) J-STAGE
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jhej1951/25/4/25_4_315/_pdf

※5 教育図書21編集部編 2017年12月21日発行 有名小学校・幼稚園に合格する本 星雲社
※6 昌原貴弘編 2014年4月31日発行 幼稚園入園情報2015 国立私立小学校進学を視野に入れた幼稚園受験 星雲社
※7 大豆生田啓友監修 2004年7月1日発行 いま、幼稚園を選ぶ 赤ちゃんとママ社
※11 佐藤眞子 著 2013年11月10日発行 新編 2才児イヤイヤ期の育て方 主婦の友社

まとめ

幼稚園のお受験は子供の意思よりも、親の意思で始まります。
夫婦で子供の将来をじっくりと考え、子供に一番合う幼稚園を探してみましょう。
お受験への対策は早めに取り掛かり、後悔が残らないよう情報収集をしっかり行い、子供だけではなく親も念入りに準備を整える必要があります。
幼少期から学ぶ楽しさを覚えた子供は、人生における選択肢を大きく広げることでしょう。
お受験は、合格・不合格だけではなく、親と子の関係性を作りあげる機会でもあるのです。

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