幼児の習い事はいつから?学習・知育系の幼児教室、通信教育は?
近年、子供の習い事や教育が早期化していると言われています。
2歳や3歳から習い事を始めたり、通信教育をスタートするご家庭も多いようです。
今回は幼児の塾や通信教育などの学習・知育系の習い事に焦点を当て、そのメリットやデメリット、選び方、進め方のポイントをご紹介します。
目次
- 幼児に人気の習い事は?いつから始める?
- 学習・知育系習い事、幼児教室とは?
- 幼児教室とは
- 幼児教室の料金・費用
- 幼児教室のメリット
- 幼児教室のデメリット
- 幼児教室の選び方
- 通塾できない場合は通信教育
- 幼児向け通信教育の種類
- 幼児向け通信教育の料金・費用
- 幼児向け通信教育のメリット
- 幼児向け通信教育のデメリット
- 通信教育の選び方
- 幼児教室や通信教育を続けるポイント
- なぜ嫌なのかを知る
- 楽しめるポイントを作る
- 始めた時の目的を再確認
- まとめ
幼児に人気の習い事は?いつから始める?
幼稚園や保育園でまわりが習い事を始めると、そろそろ何かやらせた方がよいのでは?と気になりますよね。
最近では、乳児や幼児でも通える習い事が増えており、3歳~5歳の間に習い事をスタートしている方が多いようです。※1
人気の習い事を見てみると、スイミングやピアノといった親世代にもなじみのある習い事をはじめ、英会話や体操教室、学習塾、サッカーが上位を占めています。※1
男の子の上位は、スイミング・英会話・サッカー・学習塾・体操、女の子の上位は、ピアノ・スイミング・体操・英会話・学習塾となっています。男女とも、体を動かすスイミングや体操と、学習系の英会話や学習塾どちらも上位にランクインしています。※1
小学校で導入された英語授業はどんなもの?親が押えておくきポイントとは
の記事でもご紹介しているように、2020年から小学3年生以上の英語教育が義務化される影響や国際化の流れもあり、英会話スクールは1歳や2歳などのクラスから開講されているところも多く出てきました。
都内では入講待ちのスクールも見受けられるほどの人気になっています。
さらに、幼児クラスを開講している学習塾があったり、総合的に学ぶ幼児教室があったりと幼児でも選択できる学習・知育系の習い事が増えています。
※1 通わせてますか?習い事|第815回|ハッピー・ノート.com
https://www.happy-note.com/research/10815.html
学習・知育系習い事、幼児教室とは?
学習系の習い事の選択肢が増えていますが、いまの親世代が子供の頃には幼児教室や幼児の塾は少なく、何をするところなのかイメージしづらいかもしれません。
幼児教室とはどのようなところなのでしょうか。
幼児教室とは
幼児教室は、1歳頃~小学校入学前の子供を対象とした知育教室です。
幼稚園や小学校の受験対策を行うための教室と、子供知能育成のための教室があります。
英会話を取り入れている教室、音楽をとりいれている教室、運動を取り入れている教室、それらすべてを総合的に取り入れている教室など教室により特色があります。
幼児教室の料金・費用
幼児教室の料金は、その教室のタイプにより開きがあります。
受験を目指す教室では30,000円前後、英語を取り入れている教室では20,000円前後、総合的な知育学習の教室ならば10,000円前後となっています。
地域によっても若干の差があるようです。※2※3※4
※2 レッスン料と時間割 | 知能育成(知育)と受験対策の幼児教室 チャイルド・アイズ
https://www.childeyes.jp/fee/
※3 0 歳からの幼児英語教室ベルグレイヴ・インターナショナル・キンダーガーデン&プレスクール/イングリッ シュスクール
http://www.belgrave.co.jp/
※4 会費のご案内|小学館の幼児教室 ドラキッズ
http://www.shopro.co.jp/yoji/info/fee.html
幼児教室のメリット
幼児教室に通わせるメリットは、子供へのメリットと親のメリットの2つの面があります。
子供へのメリットの1つに、子供の月齢にあわせた発達のサポートができ、能力を高められるという点があります。
特に大手の幼児教室で使用される教材やカリキュラムは、独自に研究を重ねて作られているものが使用されています。
子供の発育に合わせたカリキュラムや教材で子供の知育の発達をサポートできるのは、専門の教室に通っているからこそできることです。
また、早いうちから集団生活に慣れるという点もメリットの一つです。
保育園や幼稚園に入園する前から幼児教室に通っていれば、園の集団生活の練習にもなるでしょう。
親にとっても一番大きなメリットは、子供のことを相談できる専門家が増えるということではないでしょうか。
幼児教室の目的は子供の知育面での発達ですから、子供の能力について幼児教室の先生に気軽に相談ができるようになります。
子供の能力を伸ばしてあげたいと親なら誰しも思うことですが、日々の育児の中で何が正しいのか、どう伸ばしてあげればよいのかわからない方も多いはずです。
そんな時に、幼稚園や保育園とは違った形で知育の専門家に相談できるというのは、親にとってとても大きなメリットとなります。
幼児教室のデメリット
幼児教室に通うデメリットは、親子ともども負担が増えるということです。
子供が楽しんで通えればよいのですが、毎回すんなり楽しく通えるとは限りません。
何か気になることがあり行きたくなかったり、遊びたいから行きたくなかったりする時も出てくるはずです。
決まった時間に決まった場所に行かなければならないため、親子とも負担になりがちです。
子供が小さいうちは、教室の時間にお昼寝してしまったり、もっとお友達と遊びたくても自分だけ教室にいかなければならないということもあるでしょう。
そういったことが重なると親子とも教室に通うことがストレスになってしまいます。
また、親にとっては、毎月それなりの費用がかかることもデメリットです。
金額的にも納得した上で通い始める方がよいでしょう。
子育ての費用については
の記事でも、ご紹介しています。
幼児教室の選び方
幼児教室は、教室ごとに特徴があるところが多いです。
この時期の子供はまだ自分で判断するのは難しいです。
親が目的意識をもって選ぶようにしましょう。
受験対策をしたいのか、英語や音楽をやらせたいのか、総合的に知育をしたいのか、またその結果どのレベルを目指したいのかなど、具体的なゴールまで検討したうえで教室選びを進めましょう。
気になる教室は、必ず体験レッスンに参加し、教室の雰囲気や先生との相性などを確認しましょう。
親がどう思うかも大切ですが、子供が楽しんで通えるかどうかが一番です。
子供の様子をよく観察して、教室を選びましょう。
通塾できない場合は通信教育
幼児教室のメリットは受けつつ、デメリットを削減する選択肢の1つが通信教育の活用です。
通信教育であれば、専門的に考えられている教材やカリキュラムを自分たちのペースで受講することができるので、通うことで生じる親子の負担がなくなります。
通信教育の種類や費用、メリットデメリットを見てみましょう。
幼児向け通信教育の種類
幼児向け通信教育でも、総合的なものや英語に特化したもの、遊びを通じて学べる付録がついているものなど様々です。
どの場合も、基本的には毎月1回、子供の年齢にあわせた教材が自宅に届きます。
幼児教室と同じように、専門的に研究された教材が子供の発育に合った時期に届くので、こどもの能力を伸ばしやすい上に、親にとっても子供の発達の目安となります。
乳幼児向けの総合的な教材には、通信教育とは言え、屋外での活動についても触れられているものもあります。
季節の花を探しに行こうといったような内容や、葉っぱの肌触りを調べてみようというような五感を使った内容もあり、週末に親子で楽しめるようになっているものもあります。
通信教育といっても、幼児ではまだ添削はないものが多く、親が子供の採点をして正しく教えていく必要があります。
幼児向け通信教育の料金・費用
通信教育の料金は、英語系の教材は一括購入の場合も多く高くなりがちですが、その他の総合的な教材であれば、毎月1,000円~3,000円前後のものが多いです。
幼児教室と比べると、1/3以下となっており、コスト面でも試しやすくなっています。
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※5 【お支払い】 受講費と支払い方法について教えてください。 | こどもちゃれんじ
https://goo.gl/gJjPZB
※6 小学館の通信添削学習 ドラゼミ
https://www.shopro.co.jp/dora/price/
※7 ポピーの会費とサービス|【ポピー(POPY)】幼児教育から小・中学生のための家庭学習教材《公式》
https://www.popy.jp/service/
※8 受講費と安心の受講システム | 幼児英語教材「Worldwide Kids(ワールドワイドキッズ)」
http://www.benesse.co.jp/wk/price/
幼児向け通信教育のメリット
通信教育で学ぶメリットは、なんといっても時間や場所が自由だということです。
自分のペースで進められるので、毎日少しずつこなしたり、週末にまとめて1週間分進めたりと親子の都合で進められるため負担が少ないです。
また、幼児教室と比較して、料金が安く試しやすいというのも大きなメリットです。
幼児向け通信教育のデメリット
通信教育のデメリットは、親が主導で進めていかなければならない点にあります。
基本的には、親以外の人間と学ぶ機会はないので、子供にとっては集団生活の練習にもなりません。
親にとっても、自分で子供の学習をサポートしていかなければならないので負担が大きいです。
教材をやるもやらないも親次第ということになります。
親子で教材をやる時間を決めてしまい、親子で習慣づけてしまえば問題なく進められるでしょう。
通信教育の選び方
幼児教室の体験レッスンと同様に、通信教育でもトライアル教材を取り寄せることができるものが多いので、気になるものがあれば教材を取り寄せて内容を確認してみましょう。
子供と一緒に確認し、子供が気に入ったものにするとやる気を引き出せます。
金額が1000円前後のものから3000円前後のものまでありますが、付録の内容が様々です。シンプルに学習するプリントだけ欲しいのか、総合的な知育教材が欲しいのか、英語をやらせたいのかなど、取り寄せた教材を比較して子供と一緒に決めてみてください。
通信教育については、
の記事で年齢別にご紹介しています。
幼児教室や通信教育を続けるポイント
幼児教室も通信教育も、子供が毎回楽しんでやってくれればよいのですが、なかなかそうもいきません。
子供が、辞めたい、やりたくないと言ってくることもあるでしょう。
どのように接していけばよいのでしょうか。
なぜ嫌なのかを知る
その日、疲れているからいやな場合や、園で何か嫌なことがあったからやりたくない、教室がつまらないなど、子供ながらにいろいろな嫌な理由があるはずです。
まずは、その理由を聞いてみましょう。
その日が「疲れているために行きたくない」や「いま遊びたいからやりたくない」ということであれば、その日1日休ませたり、量を減らすことで解決します。
もし教室や教材が嫌だというのであれば、そのまま辞めてしまわずに休会するということもできます。
ほとんどの教室や通信教育で、休会の制度が設けられているはずです。
しばらくお休みをして、またやりたい、やれそうという状態になったら再開できます。
子供が自分から「やっぱりやる」と言えれば、その後は前向きに進められることもあります。
また、保育園・幼稚園に行きたくないと、お子さんがぐずる場合は、
子供の保育園・幼稚園に「行きたくない」原因の探り方と対処法!
の記事も参考にしてみてください。
楽しめるポイントを作る
子どもと一緒に、何か楽しめるポイントを作ることも効果的です。
家であれば、使う鉛筆や消しゴムを変えてみたり勉強する場所を変えてみたりします。
教室であれば、可能であれば通う曜日を変更してみたり、できなくても通う道をいつもと違うところにしてみたりと、子どもに楽しみを作ってみます。
毎回変えるのは難しいかもしれませんが、気分転換で前向きになれそうな時には有効な手段ではないでしょうか。
子どもは少しの変化で前向きになれることもよくあります。
子どもと一緒に親も楽しめるようなきっかけを作ってみてください。
始めた時の目的を再確認
つまずいた時には、どうしてその習い事を始めたのか再確認することで、続けるべきかの判断材料になります。
子どもと共有できる年齢であれば共有した方がよいですが、まだ難しい年齢であれば親だけでも、当初の目的を振り返ってみます。
「机に向かう習慣をつけたい」、「いろいろなものに興味をもってほしい」、「文字が読めるようになってほしい」などいろいろあるはずです。
それらの目的がすでに達成されているのであれば、一度続けるかどうか考えてみるのもよいのではないでしょうか。
まとめ
子どもの習い事の実態を見ると、幼児期から何かしらの習い事を始める方が多く、英会話をはじめとする学習・知育系の習い事も人気です。
親世代にはあまりなじみにない、幼児教室や、通信教育も乳幼児期からスタートするものが多いです。
通塾をして専門家にしっかり見てもらいたいという場合には幼児教室が、自分たちのペースで無理なく進めたいという場合には通信教育がおすすめです。
通信教育は、なんといっても料金が手ごろなのは魅力的で、各社専門的な教材が準備されています。
子どもの年齢・月齢に合った教材が定期的に届くので、自分で教材を買い進めるよりも、学習の目安がわかりやすいのも魅力です。
料金的にも時間的にも、他の習い事と併用もしやすく、基本的な知育教材として取り入れるには通信教育はおすすめです。
まずは気軽にトライアル教材を取り寄せてみてはいかがでしょうか。