赤ちゃんの旅行はいつから?持ち物や離乳食はどうする?赤ちゃん連れ旅行を徹底解説
赤ちゃんと一緒に旅行に行きたい、ママの息抜きも兼ねてゆっくりしたい。
でも、普段の育児でこんなに大変なのに、可能なんだろうか……と不安になりますよね。
家事や育児、仕事などで大変なママ、ご家族にもリフレッシュは必要です。
そんなご家族のために、赤ちゃんと旅行デビューをする時のポイントや旅を楽しむコツについてご紹介します。
目次
- 赤ちゃんとの旅行はいつから?赤ちゃん連れの旅行の実態
- 生後7か月までに赤ちゃん連れの旅行をした人が多い
- 心配事は「子どもの体調」「睡眠」「食事」
- 行き先は「温泉」などのゆっくりできる場所
- 旅行期間は3日以下と短期間派が多数
- 赤ちゃんとの旅行、持ち物は?荷物はどうする?最低限の持ち物リストを公開!
- 赤ちゃん連れ旅行の持ち物「必需品リスト」
- 旅行で困る荷物の量!減らすコツは「代用グッズの活用」&「現地調達」
- 赤ちゃんとの旅行中に離乳食を作るには
- 赤ちゃんの離乳食、食べられるもののある宿選びが基本
- 旅行中に離乳食を作るには?
- 赤ちゃんとの旅行、宿選びの際のチェック項目
- まずは子連れOKの宿なのかどうか確認
- 宿泊先のキッズルームや赤ちゃんグッズの販売状況をチェック
- 宿泊先の貸し出し用品も事前に確認を
- 赤ちゃん歓迎の認定された宿を選ぶと安心
- まとめ
赤ちゃんとの旅行はいつから?赤ちゃん連れの旅行の実態
赤ちゃんとの旅行といっても、月齢によって心配ごとは様々。
実際、どのくらいの月齢で一緒に旅行している人が多いのでしょうか。
また、どのような旅行をしているのでしょうか。
生後7か月までに赤ちゃん連れの旅行をした人が多い
ある調査によると、約6割の方が生後7ヶ月までに旅行デビューをしているそうです。※1
最多なのは4〜5ヶ月、その次に6〜7ヶ月となっています。
心配事は「子どもの体調」「睡眠」「食事」
同調査では、99%のママが旅行について何らかの心配ごとを抱えていると回答しています。
その中でも一番の不安は「子どもの体調」。※1
当日熱を出したり、思わぬトラブルに巻き込まれることは十分に考えられます。
また、睡眠や食事など、普段と違う環境で赤ちゃんが過ごすことができるかどうかを不安に思っている方が多いようです。
事前に十分に準備しながらも、当日は無理のないスケジュールで旅行を楽しみ、予定を詰め込みすぎず、ゆっくりと過ごせるような旅行を計画するとよいでしょう。
赤ちゃん連れでは、移動も心配事の一つではないでしょうか。
新幹線で移動する場合の対処法は、
赤ちゃんと新幹線に乗るポイントとは?おすすめ座席や持ち物リストまで
でご紹介しています。
行き先は「温泉」などのゆっくりできる場所
赤ちゃん連れの旅行でよく選ばれているのは「温泉」や「実家/義父母の家」など、ゆっくりできるところが多いようです。※2
赤ちゃん連れの場合は、赤ちゃんを最優先に考え行動できるプランにする方が安心です。
温泉や実家などでゆっくりできるところが選ばれているのも、万が一のトラブルに対応しやすいスケジュールが組みやすいという理由もありそうです。
一方、アンケートでは「東京ディズニーランド」と回答した方が3番目に多いという結果です。
ディズニーランドは赤ちゃん連れのサービスも充実しており、ショーを一緒に見たり、赤ちゃん用のグッズを買ったりと、ママも楽しめる旅行先として人気といえそうです。
旅行期間は3日以下と短期間派が多数
赤ちゃん連れの旅行期間は、「3日以下」が約7割と多数を占めています。※2
その次に「4〜5日」と続いていますので、短期間の旅行にする方が多いようです。
赤ちゃん連れですと、紙おむつやミルク、離乳食や着替えなど荷物がたくさんあり、長期間の旅行にしてしまうと荷物がかさみがちです。
現地で調達しながらうまくやりくりすることを考えたとしても、3日程度の方がパパママも楽かもしれません。
※1 子ども連れのお泊り旅行についてのアンケート/ 2016年7月/2019年7月6日現在
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000012247.html
※2 「赤ちゃん連れ旅行と紙おむつに関するアンケート調査」/ 2016年8月 / プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社 /2019年7月6日現在
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000020334.html
赤ちゃんとの旅行、持ち物は?荷物はどうする?最低限の持ち物リストを公開!
赤ちゃんとの旅行で大変なのが荷物の準備。
あれもこれも必要な物が多いため、「あ、スタイを忘れた!」というように何か忘れてしまいそうで不安ですよね。
ここでは、赤ちゃん連れの旅行で最低限持っていきたい持ち物をご案内します。※3
赤ちゃん連れ旅行の持ち物「必需品リスト」
1)赤ちゃんの健康管理グッズ
- 保険証、医療証
- 日焼け止めやシャンプー、保湿などのスキンケア用品
- 虫除け(虫が多く出る夏場)
- 赤ちゃん用に処方された薬(必要な場合)
2)赤ちゃん連れの生活必需品
- 哺乳瓶、哺乳瓶洗浄グッズ
- 赤ちゃん用のスプーンやフォーク
- スタイ
- おもちゃや絵本
- 赤ちゃん用のマグや水筒
- 赤ちゃん用の歯ブラシ
3)ママとパパが持っておくべき便利グッズ
- 抱っこ紐やベビーカーなど移動手段に使っているもの
- 授乳ケープ
- レインコートなどの雨具
- 寒い時に羽織ったりかけたりできる物
- ジップ付きの袋(小分けに便利)
健康管理グッズは、 普段から使っているものを持っていく方が安心ではありますが、荷物がかさばるのが難点です。
スキンケア用品は、トライアルセットならかさばるシャンプーやクリームも小さいサイズが手に入ります。
旅行前に1回使っておくと安心です。
衛生用品である哺乳瓶の消毒は、専用の洗浄剤を必要な個数だけ持っていき、ジップロックなどをバケツ替わりにして洗浄するなど工夫をすると荷物が減らせます。
赤ちゃん用のスプーンやフォーク、ハブラシは、衛生面が気になる方は使い捨てのものを持参したほうが良いでしょう。
スタイも汚れが気になりますが、離乳食が始まっている赤ちゃんのお食事エプロンであれば使い捨てのものを使うと衛生的ですしラクチンです。
旅行で困る荷物の量!減らすコツは「代用グッズの活用」&「現地調達」
荷造りをしていると、「なんでこんなに荷物が多いのだろう」と悩んでしまいますよね。
でも、どれも必要な物ばかりということが多いと思います。
荷物を少しでも減らすポイントは2つ。
1つめは、なるべく1つのアイテムでいろいろな役割を果たすことができる物を用意すること。
例えば大きめのブランケットは寒い時にかけてあげる羽織ものとして使えたり、ちょっと眠ってしまった時にかけてあげる布団代わりに。
また、授乳ケープとしてうまく活用することもできるでしょう。
2つ目は荷物は送るかなるべく現地調達すること。
ホテルへ事前に郵送しておくのも荷物を減らすポイントです。
日常使う衣類や、移動中も必要になる哺乳瓶やマグは手持ちになりますが、それ以外のおむつなど消費するものは事前にホテルに郵送しておくと移動が楽です。
おむつや離乳食、粉ミルクなどは現地のショッピングセンター等で買い足すこともできます。
その都度購入するのは費用も増えるため、無駄遣いのように感じてしまうかもしれませんが、荷物を少なくし、スムーズに移動できる方がストレスも緩和されます。
※3 H.I.S お子様連れ海外旅行 持ち物リスト /2019年7月6日現在
https://www.his-j.com/tyo/kids/mochimono.html
赤ちゃんとの旅行中に離乳食を作るには
赤ちゃん連れの旅行で心配なことの一つに、離乳食期の赤ちゃんの「食事」があげられます。
離乳食の進め方-食材や固さ、進める目安、食べないときは?-
でもご紹介しているように、離乳食といっても始めたばかりの赤ちゃんから1歳すぎの幼児食の頃では食事の内容も大きく異なります。
旅行中の離乳食の作り方の一例をご紹介します。
赤ちゃんの離乳食、食べられるもののある宿選びが基本
離乳食期の赤ちゃんと旅行する場合は、市販のベビーフードなども活用しながらなるべく普段食べさせているものと同じものが用意できるような旅行先を選ぶようにしましょう。
旅館やホテルのレストランでおかゆが食べられるか、バナナなどのフルーツがあるかなどは事前に調べておくと良いです。
ご実家に帰省する場合はご家族の方に事前に普段食べているもののレシピや写真を送り、用意できるか相談しておくと安心です。
海外旅行など少し遠出する場合は現地の食事が合わないことも考えられますので、市販のベビーフードを活用する方が安心です。
離乳食を始めたばかりでまだあまり食べていないという場合は、旅行中だけ、ミルクや授乳のみに戻してもいいでしょう。
旅行中に離乳食を作るには?
1)市販のベビーフードをリメイク
普段は手作りしている場合も、旅行中は市販のベビーフードに頼ってみてはいかがでしょうか。
着色料、保存料、香料などを使用していないものもたくさん販売されていますので、気になる方はよく確かめてから選んでみてください。
最近の離乳食はレトルトパウチ型ですぐに食べさせてあげられるものも多く、用意するのも楽ちんです。
パッケージに書かれている月齢を参考に、普段から食べている食材を中心に選びましょう。
旅行前に何度かあげておくと、現地でなぜか食べなかった!という事態を回避できるかもしれません。
そのまま食べさせてもよいのですが、大人が食べるメニューの中から食べられるものを細かくして混ぜてあげるなど、リメイクすると食べ慣れた味に近づけられるかもしれません。※4
2)市販の食材や外食でのメニューを離乳食にアレンジ
離乳食を持参するにも、全食事をベビーフードに置き換えるとなると、さすがに荷物がかさばります。
また、毎回同じようなメニューになってしまって飽きてしまい食べてくれないということもあるかもしれません。
旅行先で離乳食として取り入れられそうな物を選び、その場であげるのも一つです。
市販の食材であれば、バナナなどのフルーツや食パンであれば、現地のスーパーやコンビニでも調達できます。
レストランなどでの外食の場合は、うどんや白米をうまく活用したり、お味噌汁はお湯で少し薄めてあげることも可能ですし、煮物などのお料理で柔らかくなったニンジンやかぼちゃ、じゃがいもも少しあげてみることもできます。
事前にそのようなメニューのあるレストランやホテルを選ぶようにしましょう。
3)キッチンが併設された宿泊先を選ぶと楽ちん
コンドミニアム型の宿泊施設であればキッチンがついていますので、部屋で離乳食を作ることも可能です。
アウトドア派の方は、コテージ付きのキャンプ場などでもキッチンを使ったり、キャンプグッズを活用して離乳食を作ることも可能ですし、哺乳瓶の消毒なども対応できます。
食材は必要になりますので、宿泊先の近くで購入できる場所があるかどうか確認しておきましょう。
※4 赤ちゃんのために、しっかりチェック!レトルトパウチの離乳食を選ぶポイントは? / ピジョン /2019年7月6日現在
https://pigeon.info/column/magp/005bfood.html?_ga=2.241803842.1165332949.1545054113-1884034950.1545054113
赤ちゃんとの旅行、宿選びの際のチェック項目
赤ちゃんとの旅行を検討する時、重要なポイントの1つが宿泊場所です。
ご両親が行きたい観光地やスポットだとしても、その近辺に赤ちゃん連れで宿泊しやすいホテルや旅館が無いと居心地が悪くなってしまったり、トラブルに対応できなかったりすることも考えられます。
赤ちゃん連れで失敗しない、旅行のホテルや旅館の選び方をご紹介します。
まずは子連れOKの宿なのかどうか確認
赤ちゃんを連れて宿泊する場合、そもそも赤ちゃんと一緒に宿泊できる宿泊施設かどうかを確認しておきましょう。
「乳幼児・未就学児お断り」と記載が無くても、施設の客層によっては大人向きだったり、施設内の設備や食事が赤ちゃん連れ向けでないところもあります。
そのような宿泊施設は避け、赤ちゃんとの生活リズムを崩さないためにも、赤ちゃん連れでも気後れせず、なるべくリラックスできる宿泊施設を選ぶ方が良いでしょう。
せっかく赤ちゃん連れで宿泊するのですから、なるべく赤ちゃん連れを歓迎してくれているところを選ぶ方が、パパもママも安心して快適に過ごすことができます。
ホームページ上に記載がなくても、電話して問い合わせてみると赤ちゃん連れで宿泊できるホテルや旅館もたくさんありますので、ぜひ確認してみてください。
宿泊先のキッズルームや赤ちゃんグッズの販売状況をチェック
赤ちゃん連れに優しい設備として、ベビーカーで動きやすかったりキッズルームが設けてある宿泊施設もあります。
しっかりとしたプレイルームが用意してあり、絵本や遊具がそろっているところもありますので、そのような宿泊施設を選ぶとパパもママも楽ですし安心です。
また、おむつや粉ミルク、おしりふきなどの赤ちゃんグッズの販売をしているかどうかも確認しておくとよいポイントです。
赤ちゃん連れの旅行は荷物が多くなりがちです。
宿泊施設で販売していれば、荷物は最低限にして、もしもの時には宿泊施設で購入できるので安心ですね。
宿泊先の貸し出し用品も事前に確認を
また、ホテルに宿泊する場合に気になるのは、ダブルベッドなどの高いベッドで一緒に寝ると落ちないか心配になること。
ホテルによってはベビーガードやベビーベッドを貸してくれるところがあります。
また、おまるやベビーバスなど、赤ちゃんの生活にあると便利なベビーグッズが揃っているところもありますので、ぜひ事前に確認してみましょう。
赤ちゃんの哺乳瓶の消毒や子ども用の食器、離乳食の準備などもホテルや旅館のレストラン等で対応いただけるところがあります。
こちらも事前に宿泊先に相談しておくと、荷物を減らすことができますよ。※5
赤ちゃん歓迎の認定された宿を選ぶと安心
事前に全てを確認するのが面倒という方は、認定された宿泊施設を選んでみてはいかがでしょうか。
赤ちゃん連れの宿泊に優しい施設として、子育て支援を推進する企業が認定した「ウェルカムベビーのお宿」というものがあります。※6
2008年3月1日からスタートしており、認定基準を満たす施設を『ウェルカムベビーのお宿』『ウェルカムベビーの施設』として認定しています。
施設、設備、接客サービス、食事、周辺環境など、様々な基準が100項目あり、内70項目クリアしている施設が認定されていますので、赤ちゃん連れでも安心して宿泊できますね。
サイトでは全国の施設を一覧で探すことができますので、きっと行ってみたい施設が見つかるはずです。
※5 ベビー・キッズに関して/ ヒルトン沖縄北谷リゾート /2019年7月6日現在
https://www.hiltonchatan.jp/faq/baby_kids
※6 ウェルカムベビーのお宿 / ミキハウス子育て総研 /2019年7月6日現在
https://facility.happy-note.com/yado-list.html
まとめ
赤ちゃんと一緒の旅行、最初は不安がいっぱいだと思います。
最近では赤ちゃん連れに優しい施設も増えていますので、必要以上に慎重になる必要はありません。
ベビー用品の販売や貸し出しをしているかどうかなど、事前に確認をしておきましょう。
離乳食期は、食事の管理が少し大変ですが、市販のベビーフードを活用したり、現地で食べられるものを調達したりと食べられるものは意外とあります。
もしもの時のためにも、事前にベビーグッズなどを購入できるお店があるかは確認しておくと安心ですよ。
その上で、赤ちゃんの体調や生活リズムを最優先しゆったりとした旅行プランにしましょう。
旅行中は予期せぬハプニングが起こるかもしれませんが、それもきっといい想い出になるはずです。
家族旅行は、毎日の子育てに追われるママ、パパがリフレッシュできたり、家族一緒の想い出を作ったりできる良い機会です。
子育てのいろいろなイライラは、旅行で解消できるかもしれません。
子育てのイライラ解消法については、
子育てのイライラをチェック!原因と今すぐできる解消法。一人で悩まないことが大切。
でもご紹介しています。