保育園の入園準備リスト|いつまでに何を?グッズやスケジュールを解説
はじめての保育園入園の場合、何をいつまでに準備したらよいのか気になる方も多いでしょう。
園により違いはありますが、基本的な保育園グッズの準備リストや入園年齢ごと(0歳・1歳・2歳)の違いや費用、職場復帰のスケジュールまでご紹介します。
目次
- 保育園の入園準備に必要なものリスト
- 保育園入園時に購入するものリスト
- 親が作らなければならないものもある
- 入園準備、名前を書くのは便利グッズを活用
- 持ちもの全てに名前を書く
- 名前を書く便利グッズ
- 0歳・1歳・2歳、入園年齢ごとに準備の違いはある?
- 0歳入園の場合
- 1歳入園の場合
- 2歳入園の場合
- 保育園入園準備、いつから始める?入園までのスケジュール
- 職場復帰の準備も必要!復帰までのスケジュール
- 保育園の入園準備にかかる費用
- まとめ
保育園の入園準備に必要なものリスト
保育園に入園する際に必要なグッズは、園で行われる説明会や面談の時にリストが渡されるかと思います。
細かい規定があるものも多いので、園からの説明後に準備するのが無難です。
保育園入園時に購入するものリスト
入園時に購入して準備するものは主にこちらです。
【学年共通】
- 着替え
- おしぼりやタオル類
- 袋類
- 帽子
- 靴(外靴)
- お布団シーツ
【0歳~2歳】
- おむつ
- お食事エプロン
それぞれのポイントを見てみましょう。
【学年共通】
・着替え(上下・インナーセットで3~4組)
保育園の場合、お昼寝があるため必ずお着替えをします。
赤ちゃんのうちは、よだれなどで汚してもお着替えをしてくれるため、毎日3~4組使うことも。
洗濯を考えても多めに準備しておくのが無難です。
ただし、園によってさまざまな規定があるので確認してから準備をしましょう。
キャラクターがついているものはNGな場合や、パーカーなどフード付きやフリルもNGなど、安全面などの理由から規定が設けられている園が多いです。
・おしぼりやタオル
おしぼりやお手拭きタオルが必要な園もあります。
園で用意してくれるところもあるようですが、年齢によっても異なるので確認しましょう。
こちらも、おしぼりは何センチ、手拭きタオルは何センチのものといった規定がある場合もあります。
・着替え済みのものなどを入れる袋類
お着替えをしたものや、使ったおしぼりやタオルなどを入れるために、大小いくつかのサイズの袋が必要です。
エコバッグやナイロンの巾着などを使っている方が多いです。
赤ちゃんのうちは、取り替えたおむつを入れるビニール袋を置いておく保育園もあります。
・帽子
年齢が上がると園で共通のものを用意するところも多いですが、赤ちゃんのうちは帽子も自分で用意するところもあります。
帽子も全面につばがついているものでゴム紐があるものなど決まりがあるので、確認してから購入しましょう。
また、赤ちゃんのうちは名前が読めないため、目印になるワッペンやアップリケをつける事もあります。
・お布団シーツ
入園準備で一番苦労するのが、お布団シーツです。
園により必要な枚数やサイズは異なるようですが、多い場合は敷布団・掛布団・毛布用の3枚も必要になります。
一部の園では購入できる場合もあるようですが、手作りする場合は卒園まで使うものなので、この機会に6年間使えるように作りましょう。
付随して、シーツの持ち運び用の袋も必要になります。
【乳児期(0歳~2歳クラス目安)のみ必要なもの】
・おむつ
乳児期の入園となると、おむつが必要です。
園により、布の場合や紙の場合、さらに園で用意してもらえる場合や自分で持参する園など様々です。
どのような決まりがあるのか、必ず確認をしておきましょう。
・お食事エプロン
食べこぼしが気になる時期は、エプロンも必要です。
とめるところがマジックテープのものなど決まりがあったり、タオルにゴムをつけた形のものを準備しなければならなかったりと、園によりこちらも様々です。
親が作らなければならないものもある
幼稚園に比べて手作りで準備するものは少ないです。
少ないとはいえ、いくつかあります。
代表的なものはこちらです。
- お布団カバー
- 連絡帳カバー
- タオルの紐つけ
- エプロンへのゴムつけ
保育園の場合、園の決定から入園までの時間が短い割に作るものが多く、思った以上に余裕がないということにもなりかねません。
最大の難関はお布団カバーです。
多くの園で必要となる布団カバーは、サイズも大きい上に、敷布団・掛布団・毛布用と3枚必要な園もあります。
さらには決まったサイズのタオルに紐をつけたり、食事エプロンもゴムをつけたり、連絡帳に布を貼ったりなど、意外と制作するものがあるものです。
3月に入ると、布などを求めるママで手芸用品店も混雑します。
自分で作るのはちょっと…という方は、ハンドメイドのWEBショップやオークションサイトで作成を代行してくれるところもあります。
早めに手配すると安心です。
入園準備、名前を書くのは便利グッズを活用
持ちもの全てに名前を書く
持ち物にはすべてに名前を書くよう指示があるかと思います。
着替えや靴下、タオルやおしぼりなどはもちろん、0歳や1歳入園の場合には、おむつ1枚1枚にも名前を記入しなければなりません。
特に小さい靴下にペンで名前を書くのはとても手間がかかります。
ハンコやお名前スタンプなどを活用したり、アイロンテープを活用したりすると便利です。
名前を書く便利グッズ
オムツやビニール袋1枚1枚に名前を書くよう指示があるかと思います。
毎日の名前書きは、ただでさえ時間のないワーママにとっては大変な作業です。
便利なグッズがいくつかありますので、ご紹介します。
【お名前書き便利グッズ】
- お名前スタンプ
- フロッキー
- お名前シール
- お名前スタンプ
子供の名前でスタンプが作れる商品がいくつかあります。
押すたびにインクをつけなくてよいタイプが簡単でおすすめです。
布や金属にも使える油性インクのスタンプであれば、おむつや服、靴下、タオル類にも使えて便利です。
・フロッキー
フロッキーというフェルトの名前シートがあります。
子供の名前で作成してもらい、アイロンで接着します。
服やカバンなどの布類にはおすすめです。
サイズや色も選べますので、濃い色につけたり、靴下などの小さいものにつけたりすることもできます。
・お名前シール
手ごろなのは、お名前シールにネームペンで子供の名前を書いて貼り付けるパターンです。
保育園の準備グッズは布類が多いので、アイロンで接着するお名前シールがよいでしょう。
黒などの濃い色にも付けられるので便利です。
絵柄がついているものが多いので、保育園で指定された自分のマークや子供が好きなキャラクターなどのついているシールを使うと、字が読めない子供でも自分のものだとわかりやすいです。
名前を書く場所ごとに、使えるグッズも異なります。
また、子供は服もすぐにサイズアウトしてしまい、新しいものを準備することになりますので、いくつかのグッズを用意しておいても使い切れるはずです。
0歳・1歳・2歳、入園年齢ごとに準備の違いはある?
0歳入園の場合
基本的な持ち物は、必要なものリストでご紹介したものです。
0歳のみの持ち物としては、準備が必要になるのが「授乳グッズ」です。
0歳入園は、月齢によっては授乳が必要な赤ちゃんもいるでしょう。
園でのミルクのあげ方は、園により様々です。
母乳を冷凍したものを持参してもOKの園もあります。
粉ミルク対応の園でも、哺乳瓶を持参する園、ミルクも持参する園など様々です。
園の方針次第で準備しなければならないものが変わりますので、園に確認してから準備を進めると、無駄がなく済みます。
また、0歳ではよだれや食べこぼしで服をよごすことも多いのではないでしょうか。
保育園ではこまめに着替えをしてくれるかと思いますので、着替えは多めに準備をしておきましょう。
1歳入園の場合
1歳入園の場合は、基本的に必要な持ち物リストでご紹介したもので足ります。
動き回るようになり、汗や汚れでお着替えの回数もまだ多い時期です。
お着替えは6セット分くらい用意するとよいでしょう。
1歳入園では、離乳食か幼児食を食べられる状態での入園になるかと思います。
食事エプロンも、毎回ものすごく汚してしまいますので、汚れが落ちなかった時のために多めに準備しておくと安心です。
2歳入園の場合
2歳児クラスから上履きやリュックが必要な園もあります。
園からの説明を待ち、準備をしましょう。
トイレトレーニングを始めている場合はトレーニングパンツを準備します。
園でのお昼寝の時間はオムツという場合には、オムツとパンツ両方必要になりますね。
トイレトレーニングに必要なものや進め方は、
トイレトレーニングはいつから?目安とやり方、準備したいトイトレグッズ
こちらの記事で詳しくご紹介しています。
保育園入園準備、いつから始める?入園までのスケジュール
9月以前:認証保育・認可外保育園・無認可保育所などの見学・(場合によっては申込)
10月:認可保育園見学
11月:認可保育園、入園受付開始
12月:認可保育園、入園受付締め切り
1月:落ちた時に備え、2次選考の情報収集や認可外の見学
2月:1次選考結果発表、2次選考締め切り
3月:2次選考結果発表・入園面談・入園準備
4月:入園(慣らし保育)※1
2月の初旬頃には、入園が内定します。
内定の連絡は、通知書の形で郵送され、園の情報などが記載されています。
3月前半ごろまでに園との面談が実施され、先生や栄養士さんからのヒアリングや入園にあたり準備すべきもののリストが渡されます。
保育園の場合、4月1日から登園のため、準備の時間にあまり余裕がありません。
早めに準備を進めた方が安心です。
※1【保育園等】令和3年4月からの利用申込みについて:練馬区公式ホームページ/2021年4月26日現在
https://www.city.nerima.tokyo.jp/kosodatekyoiku/kodomo/hoiku/news/hoikuentou-info.html
職場復帰の準備も必要!復帰までのスケジュール
保育園の準備と並行して、仕事復帰の準備も進めなければなりません。
仕事復帰までにはいくつかの手続きや調整が必要です。
職場には、復職が決まったら早めに連絡をしておきましょう。
- 保育園決定
- 職場へ復帰の連絡
- 年金や保険の手続き
- 復帰後の働き方の調整
- 職場の仕事の調整
- 復職証明書の準備を依頼
- 必要ならば、ファミリーサポートなどの手配
保育園入園が決まったら、職場へ復帰時期の連絡をします。
育児休業から復帰する場合、保育園には復帰後すぐに復職証明書を提出しなければならない場合もあります。
入園は、育休取得前の企業に復職することが前提となるため、入園の月末までに同じ企業に復職しなければ退園になってしまうこともあります。
会社としては、復職にあたり職場側でも年金や保険の手続きを進めなければなりませんし、所属部署の役割分担なども考える必要がある場合もあります。
自分自身も、復帰に向けてサポートが必要であれば手配しておきましょう。
パパと役割分担をきちんと話すことも大切です。
子育てと仕事を両立させるポイントは
子育てと仕事を両立するためのポイント!
の記事でも、ご紹介しています。
無事入園が決まった場合、今までのように親子で過ごす毎日はあとわずかです。
子供が親以外と過ごす時間を経験させるために、一時保育などを試してみるという方もいらっしゃいますが、一時保育と毎日通うことになる保育園は別物だそうです。
子供にとっては、一時保育で慣れるということはないようなので、保育園入園までの貴重な時間は、親子で楽しむ方がよさそうです。
保育園入園後、「行きたくない」という場合の対処法は
子供の保育園・幼稚園に「行きたくない」原因の探り方と対処法
こちらの記事で詳しくご紹介しています。
保育園の入園準備にかかる費用
保育園の場合、幼稚園と違い入学費はかかりません。
入園までにかかる費用は、指定された準備グッズを用意する費用のみです。
認可保育園であれば、基本的に制服など園指定で購入するものもないかと思います。
市販のもので準備すればよいので、幼稚園と比較するとかかる費用は少額です。
【入園準備にかかる費用】
- 洋服代(5~6セットくらい)
- 帽子代
- 食事エプロン代
- 靴代
- おしぼりやお手拭き代
- お布団シーツ代(布代)
- お名前スタンプやシール代
- 入園式用の服装(準備する場合)
洗い替えのことも考え洋服やエプロンなどを多めに用意すると、全部でざっと4~6万円くらいになるでしょうか。
お布団シーツを制作代行してもらう場合には、さらに1万円前後プラスになります。
まとまった金額が必要になりますので、事前に準備しておくと安心ですね。
毎月の保育料についても、2019年10月から始まった無償化により、以前よりも負担額が少なくなっています。
3歳から5歳の保育料は無料。
0歳から2歳までの保育料は世帯条件に応じて無料になる場合もあります。
保育無償化については、
幼児教育・保育無償化とは?その制度から対象までを説明
の記事で、詳しくご紹介しています。
認可園と認可外、こども園、幼稚園で無償の範囲や条件が異なります。
最新の情報は、園や自治体に問合せを。
まとめ
保育園の入園準備についてご紹介しました。
基本的なものは、ご紹介した準備リストの通りですが、園により必要なものや準備する年齢が異なります。
また、細かく園の規定があるところもありますので、園からの説明を待ってから準備すると無駄がないでしょう。
保育園でも、入園までに作らなければならないものや名前書きなど、やることが意外とあります。
並行して、自分の職場復帰の準備も進めましょう。
どのように働くか、家事負担はどうするか、保育園の送り迎えの担当、急なお休みや呼び出しの時の対応など、パパとママでよく話し合うことも準備のうちの1つです。
入園後にもめることのないよう、事前に話し合い、ある程度の分担を決めておけるとよいですね。