赤ちゃんと新幹線に乗るポイントとは?おすすめ座席や持ち物リストまで

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赤ちゃんとの新幹線は、初めてとなると不安ですよね。

しかし、事前に準備をしていれば、新幹線の移動はそれほど大変ではありません。

飛行機と異なりいつでも移動できるので、ぐずったら歩いて気分転換も可能ですし、おむつ替え設備もあります。赤ちゃん連れにおすすめの座席や持ち物リストもあわせてご紹介します。

目次

  1. 赤ちゃんと新幹線にのるポイントは?いつから大丈夫?
    • 新幹線など長距離移動はいつから?外出の目安
    • 赤ちゃんと新幹線に乗るための事前準備
    • 新幹線乗車前のチェックポイント
  2. 新幹線で授乳やおむつ替えはどうする?おすすめの座席は?
    • おむつ替え台はどこにある?
    • 授乳はどうする?
    • ベビーカーを持っていく場合
    • おすすめの座席
  3. 赤ちゃんのぐずり対策は、移動とおもちゃと食べ物
    • 声を出してぐずったらデッキへ移動
    • 多少のぐずりなら、おもちゃで紛らわせる
    • お菓子やミルクなど食べ物も活用
    • お昼寝の時間に乗車する
  4. 新幹線に乗るときの手荷物リスト
  5. まとめ

赤ちゃんと新幹線にのるポイントは?いつから大丈夫?

赤ちゃんを連れての遠方への帰省や旅行の際、移動手段の一つが新幹線です。
新幹線に赤ちゃんと乗るとなると、いままでは気づかなかった注意点がいくつもあります。
赤ちゃんの外出の目安、さらに新幹線に乗る前のチェックポイントをご紹介します。

 

新幹線など長距離移動はいつから?外出の目安

産まれて1ヶ月ごろまでは、赤ちゃんも母親も体調が整っていないので外出は控えたほうがよいです。
1ヶ月検診で、母子ともに問題がなければ、少しずつ散歩をはじめます。
人込みでなく公園などを1時間程度お散歩するのがおすすめです。
ベビーカーでも抱っこ紐でも大丈夫ですが、月齢にあったものを選んだ方が安全です。

しっかり首が座る6ヶ月ごろからは、長距離移動が可能になり、新幹線や車での旅行や帰省も可能になります。
長距離の移動が可能となっても、1~2時間に1度は休憩をして、赤ちゃんをチャイルドシートやベビーカーから解放してあげましょう。
水分補給やおむつ替えもこまめにしてあげたほうがよいです。
外出先での、おむつ替えや授乳できる場所は、事前にチェックしておくと慌てずに済みますよ。※1

 

赤ちゃんと新幹線に乗るための事前準備

赤ちゃんと新幹線に乗るためには、いくつか事前に準備をしておくとよいポイントがあります。

まずは、新幹線の座席予約です。
混雑時はもちろんですが、そうでない時期でも行動しやすい車両や座席を予約しておくと安心です。
次の章「新幹線で授乳やおむつ替えはどうする?おすすめの座席は?」でご紹介しますが、赤ちゃん連れに便利な座席や車両があります。
事前に調べて予約しましょう。
最近ではWEBでも予約が可能です。
赤ちゃん連れで駅まで行くのが大変な場合は、WEBで済ませてしまいましょう。

また使用する駅の授乳室やおむつ替えの場所も、事前に確認しておくと慌てずにすみます。
移動前後で食事をする場合には、食事の場所も事前にチェックしておきましょう。
赤ちゃん連れOKのお店かどうか、ミルク用のお湯を手配してもらえるかなど調べておくと安心です。

 

新幹線乗車前のチェックポイント

新幹線に乗る前には、持ち物と体調チェックを忘れずに。
熱があるかどうかはもちろん、食欲がなかったり普段と違う点はないか確認しましょう。
赤ちゃんももちろんですが、ママの体調も大切です。
産後は、育児の疲れがたまっていたり、まだ万全の体調でなかったりする場合もあります。
不安があれば、必ず誰かに付き添ってもらうか延期を考えることも必要です。

体調が万全ならば、さっそく行く準備にとりかかります。
新幹線に乗るときの手荷物リストの章でもご紹介しますが、必要最低限の量だけでもカバンいっぱいの荷物になります。

新幹線の車内で、おむつ替えなどに席を立つこともあります。
貴重品は別にして常に身に着けておくようにしましょう。
また、おむつやガーゼなど咄嗟に必要になる可能性があるものは、すぐ取り出せるように分けておくと便利です。

※1 0~3歳の成長とともに!Happy!育児オールガイド/草川功監修/新星出版社/2015年発行

新幹線で授乳やおむつ替えはどうする?おすすめの座席は?

赤ちゃんと一緒となると気になるのが授乳やおむつ替えではないでしょう。
新幹線車内ではどちらも可能ですのであまり心配はいりません。
おむつ替え台の場所や、授乳できる多目的室の場所を把握しておき、その近くの座席を予約すると安心です。

 

おむつ替え台はどこにある?

おむつ替えに関しては、どの新幹線車両もおむつ替え台がついています。
新幹線の車両によって、おむつ替え台の数が異なります。

 

◆東日本新幹線の場合

  • E2系10両編成(はやて・やまびこ・なすの・とき・たにがわ):9号車
  • E3系6両編成(つばさ・やまびこ・なすの):11号車
  • E4系8両編成(Maxとき・Maxたにがわ):5号車と8号車の1階
  • E5系10両編成(はやぶさ・はやて・やまびこ・なすの):1号車・3号車・5号車・7号車・9号車
  • E6系7両編成(こまち・やまびこ・なすの):12号車・13号車・14号車・16号車
  • E7系12両編成(かがやき・はくたか・つるぎ・あさま):1号車・3号車・5号車・7号車・9号車・11号車・12号車※1

 

◆東海道新幹線・西日本新幹線・九州新幹線の場合
のぞみ・ひかり・こだま・ひかりレールスター・みずほ・さくらのどの車両も、洋式トイレにおむつ替え台がついています。
洋式トイレは奇数号車にあり、1両おきに設置されているので、どの車両に乗っても心配いりません。※2

授乳はどうする?

授乳に関しては、空いていれば多目的室を貸していただくことが可能です。
多目的室は、体が不自由な方のための設備ですので、空いていれば授乳の際にも利用させていただけます。
多目的室も車両により場所が異なります。

 

◆東日本新幹線の場合

  • E2系10両編成(はやて・やまびこ・なすの・とき・たにがわ):9号車
  • E3系6両編成(つばさ・やまびこ・なすの):11号車
  • E4系8両編成(Maxとき・Maxたにがわ):8号車の1階
  • E5系10両編成(はやぶさ・はやて・やまびこ・なすの):5号車
  • E6系7両編成(こまち・やまびこ・なすの):12号車
  • E7系12両編成(かがやき・はくたか・つるぎ・あさま): 7号 ※1

 

◆東海道新幹線・西日本新幹線・九州新幹線の場合
のぞみ・ひかり・こだま:11号車
ひかり・こだま・ひかりレールスター・みずほ・さくら:7号車 ※2

多目的室が空いているかどうかは乗車してみないとわからないので、あらかじめ授乳ケープなどを用意しておくと安心です。 
乗車時に車掌さんにどこ区間なら空いているかなど確認しておくとよいですよ。

どうしても授乳ケープを使うことに抵抗がある方は、乗車前に授乳を済ませておくか、ミルクで代用するかになります。
主要駅には授乳室が設けられていることが多いので、乗車前に授乳室で済ませておくと安心です。
ミルクの場合は、車内でお湯をもらうことはできませんので準備して乗車しましょう。

 

ベビーカーを持っていく場合

ベビーカーを持っている場合、その置き場所も気になるのではないでしょうか。
ベビーカーを広げたまま通路に置くことはできないので、畳んで置いておく必要があります。
車両の最前列や最後尾であれば、座席前後のスペースが広いのでベビーカーを置くことができます。
予約する場合には、最前列か最後尾をとるとデッキへの移動も楽なのでおすすめです。

ただ、そのスペースに、キャリーケースなどの大きい荷物が置かれている場合もあります。
その場合は、デッキへ畳んで置くことになります。
また、車両によっては、荷物置き場が設置されています。

 

◆東日本新幹線の車両の荷物置き場

  • E2系10両編成(はやて・やまびこ・なすの・とき・たにがわ):各車両
  • E3系6両編成(つばさ・やまびこ・なすの):14号車・15号車・16号車
  • E6系7両編成(こまち・やまびこ・なすの):13号車・14号車
  • E7系12両編成(かがやき・はくたか・つるぎ・あさま): 12号車 ※1

 

おすすめの座席

おむつ替えや授乳、ベビーカーのことを考えると、おすすめの車両と座席は、多目的室とおむつ替え台に近い車両の、最前列か最後尾ということになります。
具体的には、下記の通りです。

 

◆東日本新幹線の場合

  • E2系10両編成(はやて・やまびこ・なすの・とき・たにがわ):9号車
  • E3系6両編成(つばさ・やまびこ・なすの):11号車
  • E4系8両編成(Maxとき・Maxたにがわ):8号車の1階
  • E5系10両編成(はやぶさ・はやて・やまびこ・なすの):5号車
  • E6系7両編成(こまち・やまびこ・なすの):12号車
  • E7系12両編成(かがやき・はくたか・つるぎ・あさま): 7号車 ※1

 

◆東海道新幹線・西日本新幹線・九州新幹線の場合
のぞみ・ひかり・こだま:11号車
ひかり・こだま・ひかりレールスター・みずほ・さくら:7号車 ※2

座席番号は、両親で2人掛け側を予約しておけば、他の方と隣り合わせになることなく安心です。
両親1人の場合、心配であれば、子ども料金を支払い2人掛けを確保しましょう。

※1 列車:JR東日本
http://www.jreast.co.jp/railway/train/
※2 小さなお子様連れのお客様へのサービス:JRおでかけネット
https://www.jr-odekake.net/railroad/service/train/child.html

赤ちゃんのぐずり対策は、移動とおもちゃと食べ物

静かな新幹線車内でぐずったらどうしよう・・と心配になる方も多いのではないでしょうか。

新幹線は、飛行機と違い、車内を移動できるのでそれほど心配いりません。

 

声を出してぐずったらデッキへ移動

ぐずってしまったら、ひとまずデッキへ行けば大丈夫です。

混雑時にはデッキも人でいっぱいの場合もありますが、デッキならば外の景色を見せたり洗面台の鏡を見せたりと、赤ちゃんの気分転換にもなります。

大きな声で泣いてしまっていても、デッキであれば周りに気を遣うこともありません。

ベビーカーを広げられるくらいの混雑度であれば、デッキでベビーカーに乗せることも可能です。

 

多少のぐずりなら、おもちゃで紛らわせる

多少のぐずりならば、席を立たずにおもちゃで紛らわせることもできるのではないでしょうか。
静かな車内なので、音が出るおもちゃは使えません。
絵本や、ぬいぐるみ、使える月齢であればシールブックや塗り絵などを持ち込みましょう。

DVDや動画を見せることも可能です。実際にお子様に見せている方も多いですが、音は出せません。
イヤホンを持参するか、音なしで映像だけみせることになります。
これらを使うには、電源があると安心です。
電源を使える座席を事前に予約しておきましょう。

 

赤ちゃんのおもちゃについては、こちらの記事でもご紹介しています。

・赤ちゃんのおもちゃいつ買う?何買う?どう遊ばせる?

 

お菓子やミルクなど食べ物も活用

離乳食が始まっていて食べられるものがある場合には、車内で食事をとるのもよいです。
食べている間は、ぐずらない場合が多いですよね。
食事をする場合には、ベビーフードやおにぎりのようなものだと簡単に食べられます。
車内で食事をするのに抵抗がある場合や時間が合わない場合には、お菓子や飲み物でも気分転換になります。

 

赤ちゃんのおやつについては、こちらの記事でも紹介しています。

・赤ちゃんにおやつは必要?いつから、何を食べさせる?

 

お昼寝の時間に乗車する

一番よいのは、お昼寝の時間に乗車することです。
乗車前に授乳をしたり、活動させれば疲れて寝てくれることも多いです。
時間にゆとりをもって、毎日のお昼寝の時間にあわせて新幹線にのるのがおすすめです。

 

新幹線に乗るときの手荷物リスト

赤ちゃんと新幹線に乗るときに持ち込みたい最小限の手荷物リストをご紹介します。

 

  • おむつ替えセット(おむつ・おしりふき)
  • 授乳ケープ
  • ミルクセット(哺乳瓶・ミルク・お湯)
  • 着替え1~2セット
  • 抱っこ紐
  • 母子手帳・保険証・乳児医療証
  • 飲み物やおやつ(食べられる月齢の場合)
  • お気に入りの絵本やおもちゃ、シールブックなど

おむつ替えセットは、すぐに取り出せるようにポーチにまとめておきましょう。

 

母乳の場合は、授乳ケープを念のため持っていくと便利です。
授乳に使わなくても、赤ちゃんにかけてあげたりといった使い道もあります。
ミルクの場合は、ミルクセットが必要です。
新幹線車内ではお湯は用意してもらえないので、持参しなければなりません。

 

着替えは多めに2セット持ち込むと安心です。

抱っこ紐は、ベビーカーでの移動の場合でも、あると便利です。
車内でぐずってしまった場合、デッキでずっと抱っこしていなければならない場合もあります。
かさばりますが、特に赤ちゃんが小さいうちはあった方が安心です。

 

母子手帳や医療証は、新幹線移動でなくても忘れずに。
飲み物やおやつが飲食できる月齢の場合は、これらも持ち込みましょう。
白湯やお茶など、普段より少し多めに持っていくと安心です。
車内は乾燥しているので、母子ともこまめに水分補給をした方がよいです。

お気に入りのおもちゃや絵本などは、かさばらず音が出ないものを選びましょう。
落として転がって行ってしまうものも、なくなってしまうこともあるので避けたほうがよさそうです。

 

まとめ

赤ちゃんと新幹線にのる際の注意点についてまとめました。
新幹線に限らずですが、赤ちゃんと移動をする際には事前に移動ルート上のおむつ替えや授乳スポットを調べておくと安心です。
新幹線車内は、車種によって設備が異なります。
乗りたい時間がどの車両なのか、時刻表で調べて予約しておきましょう。
ぐずってしまわないか心配する方も多いですが、新幹線は自由に移動できますしデッキに出ればよいので、あまり神経質にならなくても大丈夫です。
ただし、デッキに移動できないほど混雑しているときは、赤ちゃんにも親にも負担が大きくかかります。
混雑時はさけて乗車できるとよいですね。

 

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