結果につながる!中学生・高校生の勉強の仕方・ノートの取り方を伝授

公開日:2019.08.29

「勉強しているのに成績が上がらない」と悩んでいる中学生・高校生のあなたへ。
頑張っているのに結果が出ないのは、もしかすると勉強の仕方が間違っているのかも。
勉強を「やったつもり」で終わらせない、結果につながる勉強の仕方・ノートの取り方を詳しく紹介します。

目次

  1. 中学生・高校生によくある間違った勉強の仕方
    • 勉強時間が足りていない
    • テスト直前に覚えるだけになっている
    • 問題演習や暗記を反復しない
    • わからないところを放置している
  2. 成績を上げる正しい勉強の仕方とは?
    • 時間に対する意識を変えて勉強時間を増やそう
    • 「覚える」よりも「理解する」ことを意識しよう
    • 問題演習・暗記は効率よく繰り返そう
    • 何がわからないのかを明らかにする
  3. 授業ノートの取り方のコツ
    • ノートの基本的な使い方を知ろう
    • 黒板の丸写しをやめよう
    • ノートにあえて空白を残そう
    • 先生の雑談もメモしよう
  4. 成績を上げるノートの取り方応用編
    • ノートの特徴を活用しよう
    • まとめノートは見開きで1テーマ
    • 理解や記憶に役立つ図解を活用しよう
    • 地図やグラフはコピーで時短しよう
  5. まとめ

中学生・高校生によくある間違った勉強の仕方

成績が上がらない一番の原因は勉強の仕方が間違っていることです。
まずは中学生・高校生が陥りがちな間違った勉強の仕方をしていないか、チェックしてみましょう。

 

勉強時間が足りていない

最も根本的な原因は、勉強時間が不足しているということです。
「自分では勉強しているつもりだ」という人も、机に向かう時間は長くてもついついスマホでSNSを開いて眺めてしまったり、プリントの片付けに時間を費やしてしまったりして、実質の勉強時間は半分くらいしかなかった、ということはありませんか?
よほど例外的な天才でない限り、成績のいい人はきちんと時間をかけて勉強しています。
つまりスケジュールを自己管理して勉強時間を確保できることが、成績アップには不可欠なのです。
スケジュールや時間の自己管理は、特に勉強量が膨大になる受験勉強に向けて身につけておきたい力で、あるかないかで受験の結果も左右されます。

 

テスト直前に覚えるだけになっている

「授業中はとりあえず板書しておいて、テスト前に見て覚えればいいや」と思っていませんか?
これは効率的な勉強方法とは言えません。
部活や習い事をしていても良い成績をキープしている人は、集中して授業に臨み、内容を最初に聞くときからしっかり理解したり、覚えるべきことをチェックしたりしています。
こうすることでテスト直前に一から勉強し直さなくてもいいので、少ない時間でも効率的に勉強できるのです。
一方、授業に集中せず理解・記憶しようとしていると、テスト直前に内容を丸暗記してテストに臨むことになり、覚えきれなかったり、応用問題やひっかけ問題がわからなくなったりして、間違いやすくなります。
このような付け焼き刃の勉強の仕方を繰り返していては、長期的な学力の積み重ねも期待できません。

 

問題演習や暗記を反復しない

問題演習や暗記をするとき、一回解いたり覚えたりしただけで満足したり、「勉強済み」にしたりしていませんか?
テスト直前に勉強時間が足りなくて、問題集や単語帳を1回しか開けなかったということもあるでしょう。
しかし、勉強もスポーツと同じように繰り返し練習することで身につき、自分が本当に使いこなせる力になります。
問題演習や暗記を反復しないで成績アップを目指すのは、たった1回の練習で試合に勝とうとするようなものです。

 

わからないところを放置している

わからないところが多い教科や単元の勉強は、気が重いですよね。
授業中はわからないと思った瞬間に集中力が落ちてしまうし、テスト勉強でも「まずはやる気の起きる得意な教科から始めよう」となってしまいがちです。
苦手意識の強い教科に関しては「何がわからないかわからない」ということもあるかもしれません。
しかし、勉強は極端に言えば「わからないことをなくしていく作業」の繰り返しですから、わからないところを放置していては、成績アップは望めません。
特に数学や英語などは、学習内容の積み重ねが重要になる教科なので、わからないところをそのままにしておくと勉強についていけなくなるという悪循環になります。
逆に考えれば、わからないところをつぶしていけば、着実に成績アップできるということです。

成績を上げる正しい勉強の仕方とは?

では、正しい勉強の仕方を身につけるためにはどうすればいいのでしょうか?
そのためにぜひ活用してほしいのがノートです。
ノートは「記録する」「理解する」「思い出す」「整理する」という4つの役割を兼ね備えています。

 

時間に対する意識を変えて勉強時間を増やそう

「勉強時間が不足している」と感じる人は、ノートを「記録する」ツールとして活用しましょう。
どんなデザインやサイズのノートでもいいので、勉強時間の記録用ノートを1冊用意してください。
そして、ノートに日付、勉強開始時刻、勉強内容(教科や単元名など)を記録してから勉強をスタートして、勉強を終えるときに時刻を書き込みます。
開始時刻を記録しておくと、タイマーが進んでいるような気持ちになって、頭を切り替えて勉強に集中することができます。
また、勉強した記録が溜まっていくことはそのまま努力の記録となり、達成感や自信につながって勉強へのモチベーションをキープしやすくなります。
シンプルな方法ですが、勉強時間を見える化することで得られる効果はあなどれません。

 

「覚える」よりも「理解する」ことを意識しよう

テスト直前に慌てて丸暗記するような勉強の仕方を改めたい人は、「覚える」よりも「理解する」ことを意識して、ノートを「理解する・思い出す」ツールとして活用してみてください。
つまり、いつも何気なく書いていた授業ノートの取り方を見直すということです。
ノートを板書の丸写しにするのをやめて、先生の話を理解してその内容を書くこと、テスト前に授業を思い出せるヒントを残すことを心がけます。
詳しい方法は、後述する「授業ノートの取り方のコツ」で紹介します。

 

問題演習・暗記は効率よく繰り返そう

これまで問題演習・暗記を1回しかやっていなかったという人は、ノートを「整理する」ツールとして活用しましょう。
新しいノートを1冊用意して、問題演習や暗記の1周目で間違った部分を書き出したり、解き直したりします。
そして2周目も同様にしていくと、自分のつまずきポイントが見える化できます。
つまり、特に重点的に繰り返すべき問題や単語などを整理することができ、効率よく反復できるようになるのです。
ノートが、自分の苦手ポイントだけが集まった最高の参考書となります。
余白部分になぜ間違ったのかをメモしておくと、学習効果がより上がりやすいのでおすすめです。

 

何がわからないのかを明らかにする

わからない単元がある人は、ノートを「理解する・整理する」ツールとして活用しましょう。
授業ノートとは別に、自分で一から書くまとめノートを作ってみるのがおすすめです。
教科書、授業ノート、プリントなどを参考にしながら、自分の言葉、イラスト、図を使って書いてみてください。
文字や図を眺めるだけではわからなかったことも、自分の手で書いてみると理解できたり、意味付けしながら知識を整理できたりします。
また、書き始めたものの途中で手が止まった場合は、その段階で先生や友達にノートを見せてアドバイスを求めましょう。
完璧ではなくても書くことを通じて理解が進んでいるうえ、どこでつまずいているかがノート上にはっきりしているのでぴったり合ったアドバイスをもらいやすくなります。
そしてまとめノートは、反復用ノートと同様に自分だけの参考書になっていきます。
ただしまとめノートづくりには時間も労力もかかりやすいので、特に克服しなければいけない重点に絞って作るようにしましょう。

授業ノートの取り方のコツ

さまざまなノートの中でも、最も重要なのは授業ノートです。
なぜなら、テスト勉強も受験勉強も、毎日の授業で学ぶ内容を確実に身につけることが最も効率の良い勉強法となるからです。
では、授業ノートの取り方をどのように変えれば成績アップにつながるのでしょうか?

 

ノートの基本的な使い方を知ろう

勉強が苦手な人は、1冊の授業ノートに複数の教科の内容を書いていたり、書き方のルールが統一されていなかったりします。
まずは授業ノートの基本的な使い方をおさえておきましょう。
授業ノートは、1教科につき1冊用意します。
表紙の色を分けたり教科名を大きく書いたりしておくと間違えにくくなります。
また、授業開始のチャイムが鳴ったらその日の日付や単元のタイトルを書くことを習慣づけてください。
これらがあるとテスト前にノートを振り返りやすくなります。
そして、カラーペンやマーカーを使う場合は、色やペンごとに役割を決めて使い分けましょう。
例えば、重要な単語は赤ペンで書き、中でも特に先生が強調したポイントは赤ペンで書いた文字を水色ペンで囲む、といったように、重要度のランク分けがひと目でわかるようにします。
ただし、色数を使いすぎると、何が重要かわかりづらくなったり、ノートのデコレーションに夢中になってしまったりして本末転倒です。
カラーペンとマーカーはそれぞれ2~3色程度に絞りましょう。

 

黒板の丸写しをやめよう

成績が上がらず悩んでいるあなたは、授業中に黒板を丸写ししていませんか?
機械的に書き写すだけのノートの取り方では、漫然と授業を受ける姿勢になりやすく、効率的な勉強の仕方とは言えません。
そこで授業中は、「後で見返したときに授業内容を思い出せるノート」づくりを目指しましょう。
黒板の内容を自分なりの言葉に置き換えたり、説明を付け足したりしながら書いてみることが大切です。
先生が黒板に単語しか書かなかった場合は、先生の説明を聞きながら短い文章で表現し直してみましょう。
学んだ内容を自分の言葉でアウトプットできることは、学習内容の定着に大きく役立ちます。

 

ノートにあえて空白を残そう

ページを節約しようとして、授業ノートに字をぎゅうぎゅう詰めにして書いていませんか?
余白部分が少ないと、ノートを見返すときにどこが大切なポイントなのかわかりづらくなったり、後で書き込むことができず困ったりします。
ノートを最大限に活用するには、授業中に書くときはあえて空白を残すようにしましょう。
おすすめは、新しいページの右側3分の1から4分の1程度に縦線を引いて、フリースペースを作っておくことです。
授業中に難しいと思ったことをメモしておけば後で先生に質問しやすくなり、ほかの単元などと比較して混同しやすいポイントを書き込んだりすればテスト勉強に役立ちます。

 

先生の雑談もメモしよう

授業中、先生が学習内容にちなんだ雑談をすることがあります。
「過去にこの単元でこういう間違いをした生徒がいた」「自分が学生の頃はこうやって覚えた」といった話が出れば、そんな雑談も授業ノートにメモしておきましょう。
具体的なエピソードと一緒に頭に入れておくとスムーズに思い出しやすくなったり、テスト本番での間違い防止に役立ったりします。
時には、テストの出題に関するヒントが雑談の中に隠されているかも。
お得な情報を逃さないように、ノートに書き留めておきましょう。

成績を上げるノートの取り方応用編

最後に、授業ノートやまとめノートをさらに活用するための応用テクニックについても紹介します。

 

ノートの特徴を活用しよう

一口にノートと言っても、罫線の入った大学ノート、方眼ノート、無地のノートなどページのタイプはさまざまです。
また、糸などで綴じられたノートのほか、リング式バインダーから1ページごとに自由に取り外せるルーズリーフもあります。
このようなノートの特徴の違いを、用途によって使い分けてみましょう。
例えば、グラフや図を描くことが多い数学のノートは5mmの方眼ノートを使えばすばやくきれいに書きやすくなります。
また、まとめノートや暗記用ノートはルーズリーフで作っておくと、テスト前に必要な分だけ抜き出してコンパクトに持ち運ぶことができます。

 

まとめノートは見開きで1テーマ

まとめノートは、ダラダラと作ってしまうと教科書の丸写しになってしまい、結局どこが重要なのかわかりづらくなってしまうことがあります。
これを防止するために「まとめノートは見開きで1テーマ」と決めて取り組みましょう。
書くスペースが限られると、自然とより重要な情報だけを厳選することになり、結果的に学習効果にプラスになります。
ノートを作るときは「江戸時代の政治の流れ」「植物の分類」などまとめたい内容の見出しをはっきり書いておき、そのテーマから脱線しないように意識しながら書いていきましょう。

 

理解や記憶に役立つ図解を活用しよう

重要な用語や単語などは、個別で覚えるだけでなく他の用語とのつながりや関係の中で理解・記憶することが重要です。
そこで活用したいのが図解です。
中学校の社会で勉強する「三権分立」を考えてみましょう。
三権分立は、内閣(行政権)・国会(立法権)・裁判所(司法権)の三つの機関が、それぞれに抑制し合って均衡を保つ仕組みのことです。
例えば、内閣(行政権)は国会(立法権)に対して国会の招集や衆議院の解散ができる一方、国会は内閣に対して内閣総理大臣の指名や内閣不信任案の決議ができます。
このような相互関係が内閣・裁判所間や、国会・裁判所間にもありますが、文字で読むだけでは頭に入りづらいと感じる人が多いのではないでしょうか?
しかし、矢印を使って情報を図解で整理してみると、仕組み全体を俯瞰できるので文字だけの情報よりも理解しやすくなり、記憶にも残りやすくなります。
矢印を使うほかにも、階層構造を表すピラミッド型の図、情報の比較・整理に役立つ表(マトリックス)なども活用してみましょう。

 

地図やグラフはコピーで時短しよう

ノートに地図やグラフを使いたいとき、手書きで一から書いていると、時間がムダになったり、間違ってしまったりすることがあります。
効率的に勉強するには、コピーを活用して時短することがおすすめです。
世界地図や日本地図は、教科書や問題集などからコピーするほか、インターネット白地図を探して印刷すれば簡単に用意できます。
ノートに貼り付けて、覚えたいことや注目すべき箇所を書き込めば、地図やグラフも手軽に活用することができます。

まとめ

勉強の仕方・ノートの取り方はなかなか教わる機会がないので、気づかないうちに自己流に偏って苦戦しているかもしれません。
成績アップの秘訣を知るためには、成績のいい友達や先輩に勉強の仕方・ノートの取り方を聞いてみるのも参考になりますよ。
効率よく勉強する方法は大人になっても役立ちます。
ぜひ中学生・高校生のうちにしっかり身につけてくださいね。

公開日:2019.08.29
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