赤ちゃんのよだれ、こんなに多くて大丈夫?対策は?

公開日:2019.03.05

生後間もない頃はあまり出ないよだれ。

赤ちゃんの成長とともに気になりだす方も多いものです。

突然増えると気になりますが、よだれの原因を理解して事前に対策をとりましょう。

今回は、よだれの役割や原因、多い少ないの理由から、よだれかぶれについて、よだれ対策についてをご紹介いたします。

目次

  1. 赤ちゃんのよだれが増えた?!よだれのもと、唾液の役割とは
  2. 赤ちゃんのよだれ、いつから?原因は?
    • 赤ちゃんがよだれを出す理由
    • いつからいつまで?
  3. 赤ちゃんのよだれは多すぎても少なすぎても心配?!
    • よだれの多い少ない
    • 急によだれが多くなった場合
    • よだれが少なくなった場合
    • よだれが多いと健康?!
  4. よだれによる赤ちゃんの肌トラブル「よだれかぶれ」の原因と対策
    • よだれかぶれとは?
    • よだれかぶれ対策
  5. スタイは?おもちゃは?普段のよだれ対策
    • スタイでよだれ対策
    • 部屋に垂れてしまったよだれ対策
    • おもちゃについたよだれ対策
  6. まとめ

赤ちゃんのよだれが増えた?!よだれのもと、唾液の役割とは

よだれは、口の中に分泌された唾液があふれ出た状態のことを指します。
唾液にはいくつかの役割があり、赤ちゃんに限らず大人も分泌されるものです。

 

唾液の役割
・口の中を湿らせて口腔内の動きを滑らかにする働き
・言葉の発語を容易にする
・食べ物を潤して飲み込みやすくする
・消化吸収を助ける
・虫歯を防ぐ※1※2※3

 

唾液は消化機能が整ってくる頃から増えだし、30歳くらいが最も多いと言われています。
30歳頃には、1日に1~1.5リットルもの唾液を分泌していると言われています。※3
大人は、食事の時を中心に唾液が多く分泌されていますが、飲み込んでいるので口の外にたれてくることはありません。

※1 健康相談3気になる育児のポイント/土田竜也/1985年/保育社
※2 やさしくわかる 月齢別 育児のきほん事典: いちばんわかりやすいビジュアル版/
鈴木洋監修/2015年/株式会社西東社
※3 なぜ?どうして?もっと科学のお話3年生 森本 信也監修/科学のお話編集委員会/2014年/学研プラス

赤ちゃんのよだれ、いつから?原因は?

大人の方が唾液の分泌が多いのですが、なぜ赤ちゃんは「よだれ」として出てくるのでしょうか?
時期により急に増えたりすることもありますが、なぜなのでしょうか。
赤ちゃんのよだれについて詳しく見てみましょう。

 

赤ちゃんがよだれを出す理由

赤ちゃんがよだれを出してしまう理由の1つは、分泌された唾液を飲み込む力が弱いからです。
大きくなると、食べたり飲んだりすることに慣れて、無意識のうちに唾液を飲み込めますが、赤ちゃんのうちはまだ、口の中のものを飲み込むことに慣れていないので、口の中から唾液があふれてしまうと言われています。

また、赤ちゃんは口を閉じておく力が弱いことも、よだれが出る理由の1つとされています。
赤ちゃんの口はいつもあいていて、まだぎゅっと閉じておくことができません。
口を閉じることができないので、どうしても外に出やすくなってしまうのです。※4

 

いつからいつまで?

赤ちゃんのよだれは、早くて生後3か月くらいから、通常4~5ヶ月くらいから増えると言われています。
この頃になると消化機能が整ってくるためで、離乳食が完了する頃の1歳半くらいまではよく出ると言われています。※5

よだれが出るということは、消化機能が整い、消化できるようになった証拠といえます。
赤ちゃんが、よだれを飲み込めるようになったり、口を閉じておく力がついてくると、よだれは減ってきます。
そうなるのは、およそ1歳半くらいだと言われていますが、まだ個人差がある時期ですので、元気であればあまり気にせず見守りましょう。

※4なぜ?どうして?もっと科学のお話3年生森本信也監修/科学のお話編集委員会/2014年/学研プラス
※5健康相談3気になる育児のポイント/土田竜也/1985年/保育社

赤ちゃんのよだれは多すぎても少なすぎても心配?!

よだれが多く出る時期には、赤ちゃんの服やスタイがびっしょり濡れてしまうほどの時もあります。
多すぎたり少なすぎたりすると問題はあるのでしょうか?

 

よだれの多い少ない

よだれの多い少ないは、個人差によるものが大きいので、あまり気にしなくてよいとされています。※6
唾液は何かを食べるときに多く出るので、よく食べる赤ちゃんの方がよだれが多くなると言われています。※7
また、歯が生える時にも多くのよだれが出ます。※8
このように、赤ちゃんの成長の過程でよだれが生理的に多くなる時期があるのです。

 

急によだれが多くなった場合

ただ、急によだれが多くなった場合には、注意が必要なこともあります。
口内炎やアフタなど口の中に何かができていたり、扁桃炎や咽頭炎などの喉の炎症などが原因となって、よだれが増えている可能性があると言われています。
このような原因がある場合には、赤ちゃんも痛くて口の中に手を入れたり、食欲が落ちたりと他の症状も出てきます。※6※7
よだれが増えたら、他の症状がないか、注意深く観察してあげましょう。

 

6ヶ月頃の赤ちゃんであれば、歯が生えてきている場合もあります。
歯が生えるときには、よだれが増えると言われています。※8
歯ぐきがかゆくておもちゃなどをかんだりするので、わかると思います。
よだれが増えるのに、おもちゃなどを口に入れたがるので、よだれがついても洗って掃除できるおもちゃを用意しておくとよいです。

 

よだれが少なくなった場合

急によだれが少なくなった場合は、飲み込めるようになったのかもしれません
まだ飲み込めないのに少なくなる場合は、脱水症状も考えられます
脱水症状の場合は、口の中や唇が乾いていて、おしっこの回数や量も減ってきます。
体の様子やおしっこなどをよく観察して、脱水かどうか判断します。
脱水は、暑い日や発熱、嘔吐や下痢などの症状の時になりやすいものです。
いつも通り元気であれば、よだれが少なくなっても心配はないでしょう。※9

 

よだれが多いと健康?!

よだれが多い赤ちゃんは健康だと聞いたことがあるかたもいらっしゃるかもしれません。
昔は、よくそう言われていたようです。
よだれが出るということは、消化器官が働いている証拠で、虫歯にもなりにくいとされているため、よだれが多い方が健康、元気だと言われていると考えられます。

ただ、多い少ないには個人差もあり、多くなる時期も赤ちゃんの成長により異なるので、多くても少なくても、元気であれば気にしすぎなくても大丈夫だと言えます。※9

※6 健康相談3気になる育児のポイント/土田竜也/1985年/保育社
※7 赤ちゃんのよだれ | 北見市小児科の秋山こどもクリニック
https://www.akcl.jp/colum/co19cat1.html
※8 簡単で効果的な8つの歯ぐずり対策 - おむつのパンパース
https://www.jp.pampers.com/baby/teething/article/top-8-remedies-to-soothe-a-teething-baby
※9 新訂版育児全百科: 0~2才赤ちゃんのすべてがわかる/細谷亮太監修/2010年/学研パブリッシング

よだれによる赤ちゃんの肌トラブル「よだれかぶれ」の原因と対策

よだれが多いことで生じるトラブルの1つに「よだれかぶれ」があります。
よだれかぶれは、ひどい場合、顔が真っ赤になってしまいます。
出ている部分なので、赤ちゃんが自分で触ってしまったり、床やおもちゃなどでこすってしまったりすることもあり、こまめな対策が必要です。
よだれかぶれの原因と対策を見てみましょう。

 

よだれかぶれとは?

よだれかぶれは、よだれが刺激となり起きてしまう皮膚炎です。
よだれは、食べかすなどと一緒に口の周りについてしまい、炎症をおこしてしまうのです。よだれが原因なので、よだれがなくならないと根本的には解決しません。※10
よだれが増えると言われている5か月前後の赤ちゃんは、皮脂分泌量や水分保持量が少なく、肌の保湿機能やバリア機能が弱いとされています。
ただでさえ肌が弱い時期に、よだれが増えて刺激となり、よだれかぶれを引き起こしてしまっているのです。※11

 

よだれかぶれ対策

赤ちゃんのよだれかぶれなどの肌トラブルを防ぐには、清潔に保つことと保湿が重要だとされています。※11

 

・清潔を保つために、ガーゼできれいに拭く
食事のあとやよだれが気になる時はもちろん、朝起きた時などこまめにぬれたタオルやガーゼでふいてあげます。※12
拭くときは、こすらないようにやさしく汚れを取るのがポイントだとされています。※13
拭くタオルやガーゼもこまめに取り替え、清潔なものを用意します。

 

・拭いた後はしっかり保湿する
拭いた後は、汚れとともに肌の皮脂も落としてしまうので、ワセリンなどで保湿をします。※12
赤くなってしまい、ひどい時には病院で相談してみましょう。

 

・授乳や離乳食前にも保湿をする
拭いた後だけでなく、授乳や離乳食の前にも保湿をすることで、保湿剤がバリア機能を果たしてくれると言われています。※12
白色ワセリンなどの保湿剤で対応します。
市販のものでも大丈夫です。

こまめに優しく拭いて清潔を保ち、しっかり保湿を心掛けましょう。
ガーゼやワセリンは常に多めに用意しておくと便利です。
肌トラブルがひどい場合には、小児科や皮膚科を受診しましょう。

※10 よだれかぶれ | はしもと小児科
https://goo.gl/Bh1n1j
※11 乳幼児の保湿/馬場直子/WOC Nursing 18年8月号
https://www.igaku.co.jp/pdf/1808_wocnursing-4.pdf
※12 これが最新 赤ちゃんのスキンケアがよくわかる本/ 杉山 剛/2016年/主婦の友社
※13 乳幼児の肌を守ろう(1)口まわりのスキンケア
https://www.sukusuku.com/contents/126449

スタイは?おもちゃは?普段のよだれ対策

よだれが多くなり始める時期は、ちょうどハイハイをしだしたりと赤ちゃんの行動範囲も広がる時期です。
よだれを垂らしながら動き回り、部屋のあちこちがよだれだらけ...ということもあるのではないでしょうか。
そのような、赤ちゃんのよだれが多い時期に、普段からできるよだれ対策をご紹介します。

 

スタイでよだれ対策

よだれが多い時期は、服までよだれでびっしょりになってしまう赤ちゃんもいるほどです。
服がよだれで濡れてしまうと、都度着替えさせるのは大変です。
スタイを使えば、服によだれがつかずスタイがよだれを吸収してくれるため便利です。
ただ、スタイでもすぐにびっしょり濡れてしまうこともあるので、こまめに取り替えは必要です。
よだれが多い赤ちゃんには、大きめのもので、吸収力のある素材で作られているスタイや、綿などの肌に優しい素材のスタイがおすすめです。

最近では様々なデザインのものが販売されていますので、選ぶのも楽しくなりますね。

 

部屋に垂れてしまったよだれ対策

赤ちゃんのよだれは、赤ちゃんの移動とともに部屋のあちこちについてしまいます。
清潔に保つにはこまめな掃除が必要です。
床などの水拭きできるところは、拭き掃除をします。よだれの除菌をするために洗剤や除菌スプレーを使いたいところですが、ハイハイする赤ちゃんが心配という方もいらっしゃいます。
その場合には、雑菌の繁殖を抑える作用のあるお酢を薄めて使ったり、重曹を水に溶かしたものを使うと安心です。※14
カーペットやクッションなどよだれが染みてしまうものは、消毒用エタノールを水で薄めたものをスプレーして拭き取り、乾かすとよいです。※15
使い捨てのお掃除シートや捨ててもよい布をすぐに取り出せるよう用意しておいて、よだれがついたらその場で拭くようにしましょう。
清潔な環境が保てるのはもちろん、ママにとっても、あとから大掛かりな掃除をするよりも楽なはずです。

 

おもちゃについたよだれ対策

おもちゃにもよだれがつくと気になるものです。
洗えるおもちゃならば、水で洗ったり、湯せんを使い消毒をしたりできます。洗えないものは、お湯で拭いたり、雑菌が気になる場合には消毒用エタノールを薄めたアルコール水で拭きます。
ぬいぐるみなども、洗濯できるものは洗濯をしましょう。厚生労働省が定めている保育園での消毒方法を見てみると、ぬいぐるみなどは定期的な洗濯と週1回の日光消毒を、洗えるおもちゃは水洗いして日光消毒、洗えないものは湯拭きと日光消毒で対応するよう決められています。※16
衛生面が気になるのであれば、この頃のおもちゃは洗えるものを選ぶようにしましょう。
この頃を対象年齢としたおもちゃには、洗えない場合も汚れの対処方法が記載されているものが多いです。
必ず記載を確認するようにしましょう。

※14ハイハイ赤ちゃんのママ必見!廊下を掃除する安全で身近な洗剤3選【CaSy(カジー)】家事代行サービス
https://casy.co.jp/fblog/7403.html
※15赤ちゃん家族の安心おそうじ術(1)リビング| 子育てに役立つ情報満載【すくコム】| NHKエデュケーショナル
https://www.sukusuku.com/contents/49904
※16 保育所における感染症対策ガイドライン-厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/pdf/hoiku02_2.pdf

まとめ

赤ちゃんのよだれは、多い子はスタイがびっしょり濡れてしまうほどの場合もあります。
そんなに多いものかと心配になることもあるかもしれませんが、元気であればあまり心配はいらないとされています。
よだれが多いと、よだれかぶれになりやすかったり、部屋の掃除が大変だったりと、手がかかりますが一時的なものです。スタイやガーゼなどだけでなく、こまめに掃除するための道具なども取り出しやすいように準備しておき、手間をかけずに対応できるとよいですね。

 

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公開日:2019.03.05
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