高校卒業後の進路| 進学?就職?それとも留学?【最新!進路事情】
高校卒業後の進路を考えて不安になっていませんか?
進路を考えた時に半数近くの高校生は不安な気持ちになっています。※1
高校を卒業した後、大学進学するのか、就職するのか、留学するのか、それ以外の選択肢はあるのか。
今回は、高校卒業後にどのような進路をとっているのか、どのような進路があるのかをご紹介します。
目次
- 【高校卒業後の進路の実態】選択肢とその割合は?
- 男女で異なる進学率/就職率
- とりあえず進学すれば間違いない?!大学へ進むメリットとデメリット
- 進学のメリット
- 進学のデメリット
- 高卒で就職するには?メリットとデメリット
- 高校卒業後、どんな【業界】で働いているか
- 高校卒業後、どんな【職業】で働いているか
- 高校卒業後に新卒で就職するには?
- 留学する人も増加中?!留学のメリットとデメリット
- 高卒で留学するベーシックな流れ
- 留学するメリットとデメリット
- 海外留学でかかる費用は?
- 海外での大学進学、どれぐらいの英語力・学力が必要?
- 留学後の就職は?
- 進路が決まらず「何もしない」という場合の考え方
- アルバイトやフリーランスで働いてみても
- 職業訓練で技術を身につけるという選択も
- 進路が決まらない時にとりたい4つのアクション
- 考えられる進路を書き出して順番をつけてみよう
- どのような仕事があるかを調べてみよう
- 仕事の体験や工場・施設見学をしてみよう
- オープンキャンパスなど大学や専門学校のイベントに参加してみる
- まとめ
【高校卒業後の進路の実態】選択肢とその割合は?
高校卒業後は、進学する人が最も多く、約7割は何かしらの学校へ進学をしています。
一方で、進学も就職もしない人が5%程度はいることが分かっています。
詳しく見てみましょう。
2018年度の文部科学省の調査によると、最も多いのが大学・短大への進学で54.8%。※2
専門学校に行く人15.9%を合わせると、何らかの学校へ進学する人は70.7%と高校を卒業する人の大半を占めています。※2
この中には海外の大学や語学学校等に留学する人もいるでしょう。
次は就職した人で17.5%。※2
残りは進学も就職もしていない人5%と一時的な職に就いた人0.7%となります。※2
一時的な職に就いた人とはアルバイトやパートをしている人、いわゆるフリーターを指しています。※3
男女で異なる進学率/就職率
大学等への進学率は、男子 51.8 %,女子 57.7 %と女子の方が高い状況です。
就職する率は逆に男子が高く、男子 21.3 %, 女子 13.9 %となっており、男子では5人に1人が高校卒業後に就職する道を選んでいることがわかります。
※4
※1 進路を考える時の高校生の気持ち/文部科学省/2019年12月6日現在
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo10/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2010/02/12/1289068_3.pdf
※2 平成30年度学校基本調査(確定値)の公表について/文部科学省/2019年11月28日現在
http://www.mext.go.jp/component/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2018/12/25/1407449_1.pdf
※3 「一時的な仕事に就いた者」の推移(大学(学部))(PDF:69KB)/文部科学省/2020年5月7日現在
https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/001/08072901/003/sanzu13.pdf
※4 Ⅱ 調査結果の概要 [学校調査,学校通信教育調査(高等学校)](平成30年度学校基本調査)/文部科学省/2019年11月28日現在
http://www.mext.go.jp/component/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2018/12/25/1407449_2.pdf
とりあえず進学すれば間違いない?!大学へ進むメリットとデメリット
将来何をしたいのか、どんな職に就きたいのかがはっきりしていなくても「とりあえず進学しようかな」と考える人も多いかもしれません。※2
進路を考えるにあたり、とりあえず大学へ進学することのメリット・デメリットを見てみましょう。
進学のメリット
- 大卒の方が高卒よりも給与が高い
- 就職できる会社の幅が広がる
- 大学へ進学しなければ就けない職業につける
- 将来のことを考えるためにいろいろな「経験」ができる
- 専門的なことが学べる
まず、給与について。
厚生労働省の調査によると、一か月の平均給与は大卒の方が高卒よりも10万円程度高くなっています。※5
求人についても一般的な会社に勤める場合は大卒が有利で、4割超は大卒の資格が必要です。※6
また、幼稚園や小学校・中学校の先生、医師や弁護士など大学に進学しないとなれない職業もあります。※7
大学ではなく専門学校に進学するという選択肢もあるでしょう。
例えば看護師の場合、大学ではなく専門学校で学ぶこともできます。※7
美容師であれば専門学校を卒業して美容師国家資格を取得することで美容師になることができます。※7
進学は就職に有利になると共に、自分の興味のある分野を専門的に深く学ぶことができるのもメリットです。
バイトをしたり、友達と話したり、サークルやボランティア活動をしたり、留学したりなど様々な経験を通じて将来のことを考えることができます。
進学のデメリット
- 入試に合格しなければならない
- 進学すると費用がかかる
- 自分に合っていない進学先だと勉強についていけないなど辛い場合も
当たり前ですが大学に行くためには受験して合格しなくてはなりません。
受験勉強をしなくてはならないのはもちろん、どこにも受からなかった場合、進学先がなく就職先もなくフリーターになってしまうリスクがあります。
大学でかかる費用は国立大学の授業料で4年間240万円程度※8、私立だと4年間で何百万円※8ら医学部の場合は6年間で何千万円※9なることもあります。
頑張って勉強して入学しても、大学での講義に興味が持てず留年してしまう人もいますし、大学の環境や学風が合わずに退学する人もいます。
入学前によくリサーチをし、目的意識を持って進学することが大切だと言えるかもしれません。
※5 平成 30 年賃金構造基本統計調査の概況/厚生労働省/2019年11月28日現在
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2018/dl/13.pdf
※6 「学歴は中途採用で求められる?−学歴と転職の関係−」採用担当者のホンネ−中途採用の実態調査 |転職ならdoda(デューダ)/doda(デューダ)/2019年11月28日現在
https://doda.jp/guide/saiyo/005.html
※7 10代のための仕事図鑑―未来の入り口に立つ君へ/大泉書店編集部【編】/2017年4月27日初版発行/2019年12月6日現在
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784278084139
※8 国公私立大学の授業料等の推移/文部科学省/2019年10月28日現在
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shinkou/07021403/__icsFiles/afieldfile/2018/12/26/1412031_04.pdf
※9 学納金・奨学金(医学部) | 藤田医科大学 - Fujita Health University/藤田医科大学/2019年11月5日現在
https://www.fujita-hu.ac.jp/admission/exam-med/payment.html
高卒で就職するには?メリットとデメリット
文部科学省の調査によると、高卒で就職を希望する人の就職率は98.2%。※10
就職したい人のほとんどが新卒で就職できているようです。※10
どのような仕事に就いているのか、具体的にみてみましょう。
高校卒業後、どんな【業界】で働いているか
高卒で就職する業界としては、製造業が最も多いです。
約4割超が製造業についており、業態は自動車や家電製品からパンやお弁当などの加工食品まで様々です。
次に企業や店舗にモノを売る卸売業、スーパーや百貨店などお店で消費者にモノを売る小売業に就いた人が1割超、家やビルを建てたり、道路などを工事したりする建設業に就いた人が1割弱となっています。※4
高校卒業後、どんな【職業】で働いているか
次に職業を見てみましょう。
製造業に就職した人が多いだけあって、実際に生産工程に関わる仕事の人が最も多く4割弱を占めています。
次に多いのはサービス職です。
エステやネイルサロン、ホテルや飲食店で働くようなサービス職には、15%弱の人が就いています。
事務関連の仕事をしている人や販売に携わっている人もそれぞれ1割程度います。※4
高校卒業後に新卒で就職するには?
高校生の就職活動には細かいルールが決められています。
就職活動を始める時期や企業が学校を訪問する時期が決められていたり、企業が就職を考えている高校生の家庭を訪問することが禁止されていたりします。
また、試験内容なども全国共通で決められています。
基本1人1社しか応募できませんが、企業が複数応募をOKしていれば複数の会社を受けることもできます。
また、求人への応募は学校からの推薦が必要で、応募の前に学校内で選考が行われます。
高校によってどのように選考するかは異なりますが、内申点や出席日数、面接などで選考することが多いようです。
詳しいルールについては学校の先生に聞いて確認しましょう。
※11※12
※4 Ⅱ 調査結果の概要 [学校調査,学校通信教育調査(高等学校)](平成30年度学校基本調査)文部科学省/2019年11月28日現在
http://www.mext.go.jp/component/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2018/12/25/1407449_2.pdf
※10 平成30年度大学等卒業者の就職状況調査(4月1日現在):文部科学省/2019年11月28日現在
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/31/05/1416816.htm
※11 1 新規中学・高校卒業者に対する求人活動のルール/厚生労働省/2019年11月28日現在
https://jsite.mhlw.go.jp/tokyo-roudoukyoku/content/contents/000429111.pdf
※12 高卒就職にある、独自の文化やルール。 | AtteMe [ 株式会社アッテミー] | 高校生と仕事のであいをつくる/株式会社アッテミー/2019年11月28日現在
https://atteme.com/method/step1/section1-4/
留学する人も増加中?!留学のメリットとデメリット
文部科学省の調査によると、昨年(2018年)、高校生の留学者数が過去最多だったそう。※13
高校を卒業した後に留学を考えている人も多いのではないでしょうか。
まずは留学するためのステップを見てみましょう。
高卒で留学するベーシックな流れ
- 海外の大学について日本との違いをチェックするなど情報収集
- 留学したい国を決めて入学に必要な試験(TOEFL/IELTSなど英語のテストやSATなど学力のテスト)を受ける
- 選考分野や志望する大学を決める
- 志望校に出願する
- 入学のための準備をする
- 航空券手配やビザ取得など渡航準備をする
- 留学へ出発!
語学学校であれば9~6か月前、専門学校であれば12~10か月前、大学であれば2~1年前から、こうした準備を開始します。
情報収集については早い方が望ましいため高校1年生くらいからできるといいですね。
詳細な情報については学校の先生に相談したり、留学エージェントなどが開催するイベント、ネットや雑誌・書籍、志望校のHP等で確認したりしましょう。※14
留学するメリットとデメリット
【海外へ留学するメリット】
海外へ留学するハードルは高いですが、メリットはたくさんあります。
言葉の壁がある世界に飛び込み、様々な経験ができること、多様な価値観に触れることで、語学力以外にも柔軟性や環境適応力が高まります。
このような経験は今後の人生にとって財産となるだけでなく、就職活動でもプラスに捉えられています。
留学経験のある大学生へのアンケート結果によると、以下の点が留学で得られたものでかつ就職活動で評価されたそう。※15
- チャレンジ精神が得られる
- 視野を広げることができる
- コミュニケーション力が上がる
- 語学を習得できる
- 自分の意見をはっきり伝えられるようになる
これらは企業の採用担当からも求められています。※15
企業採用担当の64.1%が「海外留学経験者を積極的に採用したい」と答えています。※15
【海外へ留学するデメリット】
次に海外へ留学することのデメリットも確認しましょう。
- 学費や生活費、渡航費など高額な費用がかかる
- 大学へ進学する場合、高い語学力が必要
- 卒業時期が違うため、通常の日本の新卒採用の流れに乗りにくい
などが主なデメリットです。
これらのデメリットについて以下で簡単に解説します。
海外留学でかかる費用は?
かかる費用は滞在する国や私立/公立、学校の種類(大学、専門学校、語学学校など)、文系か理系かによって大きく違います。
例えば、海外の4年制大学に進学する場合。
公立大学でアカデミックイヤー(約9か月)にかかる授業料、滞在費、食費の合計は、アメリカで380万円(/9か月)程度、イギリスで330万円(/9か月)程度、カナダで270万円(/9か月)程度と高額なものになります。※16
私立だとさらに高くなります。
例えば、ハーバード大学で2018-19年度にかかった費用は授業料と寮費などもろもろ込みで$67,580(約735万円(/年)/2019年1ドル108.7円で計算/12月6日現在)にもなります。※17
この他に渡航費や授業で使う教材費・書籍代、お小遣いなども追加で必要となります。
実際に正規留学した学生の費用の平均総額は1,100万円程度でそのうち8割程度を家族が負担しています。※18
正規留学の期間は、渡航先や学校により異なりますので、実際にかかる費用は自分の状況に合わせて計算しましょう。
最近では欧米圏に比べて留学費用・生活費が安いアジア圏の大学へ留学する人も増えています。※19
両親に相談するのはもちろん、様々な自治体や団体が奨学金を提供していますし、学費免除の制度がある大学もありますので費用を抑える方法も合わせて調べてみてください。
海外での大学進学、どれぐらいの英語力・学力が必要?
海外の大学への進学する際には語学力と学力の双方が求められます。
英語力の基準としてTOEFLやIELTSと呼ばれるテストが主に用いられています。※20
学力については欧米で使われている成績評価値「GPA」を基準に判定されます。※21
日本ではあまり一般的に使われていないため、高校の成績を元に換算する必要があります。
加えて、アメリカの大学の多くは、SAT®と呼ばれる標準テストやエッセイなども出願要件としています。※21
国や学校の種類によって求められる英語力・学力には幅がありますので、まずは自分の現状を知り、行きたい大学の基準と比べてみましょう。
留学後の就職は?
大学留学後に日本で就職を考えている場合、就職活動のタイミングが合わない可能性があります。
日本では経団連により「企業説明会は3月1日以降」「選考は6月1日」というように就職活動のルールが決められています。※22
そのため、“留学から帰国すると就活が終わっていて不利になる”といわれることもあります。
ただ、企業の採用担当者へのアンケートでは65.5%が「留学中の学生のための選考における配慮を実施・強化したい」と回答しており、タイミングさえ対策すれば、就職活動について心配しすぎる必要はなさそうです。※15
※13 平成 29 年度 高等学校等における国際交流等の状況について/文部科学省/2019年12月5日現在
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/ryugaku/koukousei/__icsFiles/afieldfile/2019/09/19/1323946_001_1.pdf
※14 高校生のための海外大学進学お役立ちガイド | トビタテ!留学JAPAN | 文部科学省/文部科学省/2019年12月5日現在
https://tobitate.mext.go.jp/hs/bachelor_degree/
※15 優秀な人材の争奪戦が激化。“Society 5.0時代”の採用傾向が明らかに!/トビタテ!留学JAPAN/文部科学省/2019年12月6日現在
https://tobitate.mext.go.jp/newscms/img/news/153_1_s9lPSIUzvWIpIxjv.pdf
※16 留学費用がまるっとわかる!留学の費用|留学・ワーキングホリデーなら留学ジャーナル/留学ジャーナル/2019年12月6日現在
https://www.ryugaku.co.jp/cost/
※17 Harvard at a Glance | Harvard University/Harvard University/2019年12月6日現在
https://www.harvard.edu/about-harvard/harvard-glance
※18 海外留学生のキャリア意識と就職活動状況/株式会社ディスコキャリタスリサーチ/2019年12月6日現在
https://www.disc.co.jp/wp/wp-content/uploads/2019/04/kaigairyugakusei2020_chosa.pdf
※19 日本人学生の留学状況調査を発表/文部科学省/2019年12月6日現在
https://tobitate.mext.go.jp/newscms/img/news/120_1_ie9fCQ8Fd0fA9Hf2.pdf
※20 アメリカ留学の高校生・大学生向けガイド | トビタテ!留学JAPAN | 文部科学省文部科学省/2019年12月6日現在
https://tobitate.mext.go.jp/countryguide/america/
※21 海外大学進学3つのハードル|海外大学留学・進学|ラストリゾート/ラストリゾート/2019年12月6日現在
https://www.lastresort.co.jp/university/hurdle.html
※22 2020 年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請について/経団連/2019年12月6日現在
https://www.keidanren.or.jp/announce/2019/0416a_betten.pdf
進路が決まらず「何もしない」という場合の考え方
進学も就職もしないという人も5%程度います。
何もせず、家にいても親がうるさいし…将来も不安…という場合には、アルバイトをしたり職業訓練校に通ったりという選択肢もあります。
アルバイトやフリーランスで働いてみても
アルバイトやフリーランスで働いてみるのもアリでしょう。
アルバイトなら気軽に働けるので(もちろん最低限の責任はありますが)いろいろな業種や職種を試してみましょう。
その中から自分の得意な仕事や楽しめる仕事が見つかるかもしれません。
また、クラウドソーシングのサイトで仕事を得るフリーランスで働いたり、やりたいことで起業をしたりという選択肢もあります。
職業訓練で技術を身につけるという選択も
国や都道府県はいろいろな職業スキルや知識を身につけるための職業訓練を実施しています。
高校卒業者を対象とし、以下のようなことを1~2年かけて有料で学ぶことができます。※23※24
【職業訓練校のコース例】
- パソコンを使った事務
- 機械加工
- 自動車整備
- 木造建築
など
公共職業訓練を受けたあとには約8割の人が就職しています。
訓練を受けるにはハローワークで手続きを行いますので、少しでも興味があれば相談してみましょう。※23
※23 ハロートレーニングを上手に活用して 就職やスキルアップにつなげよう!/厚生労働省/2019年11月29日現在
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11800000-Shokugyounouryokukaihatsukyoku/0000169449.pdf
※24 ハロートレーニング(学卒者訓練) |厚生労働省/2019年11月29日現在
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/gakusotsusha.html
進路が決まらない時にとりたい4つのアクション
高校で進路をどうするか聞かれて何も思い浮かばず、悩んでいる人もいるでしょう。
周りはどんどん進路を決めていくのに自分だけは決まらず不安…。
そんな時におすすめしたいアクションを4つご紹介します。
考えられる進路を書き出して順番をつけてみよう
進路を考える時は最初から一つにしようとするのではなく、まず幾つか候補を出してみましょう。
例えば「大学に進学する」「就職して働く」「職業訓練を受ける」など。
比較すると、「こちらがいいな」とか「こちらは嫌だな」とかが分かりやすくなります。
またそれぞれで自分にとってのメリット・デメリットを書き出すとさらに比較しやすくなります。
その上で順番をつけてみると、自分の中での優先順位がはっきりして進路の迷いが少なくなるでしょう。
どのような仕事があるかを調べてみよう
世の中には意外とたくさんの仕事があります。
一冊でいいのでいろいろな仕事を紹介している本を読んでみましょう。
知らなかったけれど興味の持てそうな仕事・進路が見つかるかもしれません。
仕事の体験や工場・施設見学をしてみよう
いろいろな企業や自治体が工場見学や施設見学、ものづくり体験などを実施しています。※25※26
また、高校生向けのインターンシップもあります。※27
百聞は一見に如かずと言うように、体験してみるとその仕事をしてみたいと思えるかどうか、具体的に働くイメージが沸くことも多いのでオススメです。
オープンキャンパスなど大学や専門学校のイベントに参加してみる
大学や専門学校では高校生向けにオープンキャンパスなどのイベントを開催しています。
実際に授業の感じや雰囲気を見るためにも一度参加してみると進学が自分に合っていそうか判断しやすくなるでしょう。
※25 東京本社 見学のご案内 「新聞作りの現場を見てみよう!」 | 朝日新聞社インフォメーション/朝日新聞社/2019年12月6日現在
http://www.asahi.com/shimbun/company/tour/tokyo.html
※26 大阪府/高校生向けものづくり魅力発信プログラム「エジソンの学校」/2020年5月18日現在
http://www.pref.osaka.lg.jp/nokai/h-oshirase/mono-miryoku_info.html
※27 【リクナビ】高校生 インターン 募集のインターンシップ情報/リクナビ/2019年12月2日現在
https://job.rikunabi.com/kw/%E9%AB%98%E6%A0%A1%E7%94%9F%E3%80%80%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%80%80%E5%8B%9F%E9%9B%86/
まとめ
高校卒業後の進路について迷っているときは、ただ悩むのではなくいろいろ調べたり、周りの人に相談したり、インターンシップに行ったりなどを試してみてください。
進学するか、就職するか、留学やフリーランスなどの道を選ぶのか、人生にとって大切な選択なので焦らずじっくり考えてみましょう。