男の子育児は難しい?大変?接し方のポイント

公開日:2019.01.22

男の子の育児と聞くと、ママの立場からすると未知のことが多く「なんだか大変そう」と感じるのではないでしょうか。元気に走り回ったり、いたずらをしたり、男の子らしいオモチャで遊んだり……想像するだけでぐったりしてしまいそうですよね。
特にいたずらっ子だったり、激しくはしゃぐ男の子に対しては、毎日叱ってばかりで「こんな子育てでいいんだろうか」と悩む方も多いのでは。遊び方だけをとっても、男の子と女の子ではやはり違いが大きくあらわれます。こちらの記事では、赤ちゃんから幼児期まで、どんな特徴があり、どのように接していくと良いのか、成長に合わせてご紹介していきます。

目次

  1. 男の子赤ちゃんの特長と接し方
    • 赤ちゃんの間は、身体的な特徴以外は性別による大きな違いは気にしない
    • 5ヶ月ころまでは、五感を刺激して好奇心を養おう
    • 1歳前後〜2歳頃は行動範囲がぐっと広がるので目を離さないように
    • 男の子育児ならではの悩み、おちんちんのケア
  2. イヤイヤ期の男の子の特長と接し方
    • イヤイヤ期は、男の子にも女の子にもあらわれる
    • 体重より身長が伸び、飛んだり跳ねたり複雑な動きもできるように
    • イヤイヤは、「自分でやりたい」の裏返し
    • 感情的に怒ることを繰り返すのはNG
  3. 幼児期の男の子の特長と接し方
    • 好きなことや興味関心がより「男の子」らしくなる
    • 我慢ができる子になるか、ワガママ放題な子になるかの分かれ道
    • 正義感が強い男の子は、「一緒に決めたルール」を守る
    • 父親の積極的な子育てが、男の子の自信を育てる
  4. まとめ

男の子赤ちゃんの特長と接し方

赤ちゃんの間は、身体的な特徴以外は性別による大きな違いは気にしない

0歳?1歳の頃は、男女の身体的な特徴の差以外では、「男の子だから…」と気にしすぎる必要は無いでしょう。
この時期は、だからこそ男の子の身体的な特徴を理解して子育てをしていきましょう。
まずはあまり気にせず、愛情いっぱいそそいであげられるように接してあげてください。

5ヶ月ころまでは、五感を刺激して好奇心を養おう

0歳の間は、まだ笑ったり泣いたりと表現できることは少ないですが、「暖かい」と感じたり、歌や音楽を耳で聴いたりすることはできます。
おもちゃを触ってみたり、手に触れたものを口に入れてみたりと、5ヶ月頃になると好奇心が旺盛になり、興味関心の範囲が広がります
ガラガラと音がなるものを見せてみたり、柔らかく口にいれてもいいようなおもちゃを渡してみたり、ニコニコと笑うときはあやしてみたりと、五感を刺激してみましょう。※1

1歳前後〜2歳頃は行動範囲がぐっと広がるので目を離さないように

歩くことができるようになると、たとえ外に出ていなくても、自宅の中の思わぬところに入ってみたり行動範囲が広がります
特に男の子はいたずらっ子だったり、やんちゃな行動をしたりと目を話せないことが増えるかもしれません。
特に気をつけたいのは転倒や誤飲です。
大人のマネをしてママやパパが使っているものを触ることもあるため、目を離さないように注意しましょう。
危ないものは手が届かないところに置くのが安心ですね。

男の子育児ならではの悩み、おちんちんのケア

この頃の男の子育児で一番ママが困るのはおちんちんのケア。
育児書や医師などによって書いてあることも言うことも違うかもしれませんが、無理にむいて洗う必要はありません
まずは清潔にすることを意識しましょう。赤くただれている場合はおむつにこすれて炎症を起こしている場合があります。おしっこのたびに痛がったり腫れている場合は最近に感染して炎症を起こす亀頭包皮炎の可能性があるとのこと。早めに受診するようにしましょう。※2

※1 男の子の一生を決める 0歳から6歳までの育て方/竹内エリカ/2015/KADOKAWA/中経出版
※2 最新決定版 はじめての育児 (暮らしの実用シリーズ)/細谷亮太 (監修)/2013/学研プラス

イヤイヤ期の男の子の特長と接し方

イヤイヤ期は、男の子にも女の子にもあらわれる

男の子だからイヤイヤ期が激しい……というよりは、男女双方、それぞれの個性に合わせてイヤイヤ期があったり、無かったりします。
「男の子だから」と考えてしまうのではなく、子どもの個性だと思って受け止める方が良いでしょう。
また、おとなしいタイプの男の子もいますし、言うことをきかなくなる男の子もいます。
個人差があることを受け止めて、気楽に対応できると良いですね。

体重より身長が伸び、飛んだり跳ねたり複雑な動きもできるように

男女ともに当てはまりますが、2歳前?3歳は体重よりも身長がぐんぐん伸びる時期。
体力も増えるため複雑な運動もできるようになってきます。
動きがパワーアップし、自己主張も強くなってくるため、「イヤイヤ期」に入ると対応に悩むことも増えてきます。
ママやパパの体力も奪われ、ぐったりすることがあったりと、今までの「お世話」とは違った悩みを抱えることになるかもしれません。

イヤイヤは、「自分でやりたい」の裏返し

イヤイヤ期の男の子は、力も強いためその場で寝っ転がって暴れたりされると途方にくれてしまいますよね。
この時期の男の子は主張やこだわり、自立心が強いとされています。
「自分でやりたい」という気持ちが「イヤイヤ」になってあらわれます。
これも成長の一つととらえ、まずはぐっと我慢して見守ってあげるようにしてみましょう。自分でやらせるということは、とにかく時間がかかりますし、付き合うのも大変です。
やりたいようにチャレンジさせて失敗したら、その理由や、失敗したことに対する責任のとり方も伝えていきます

 

例えば、自分でお茶をコップに入れたい。といって失敗したら、こぼしたところを自分でふかせる。というように伝えていきます。
非常に根気のいることですが、この繰り返しで「自立すること」と「責任をとること」をセットで覚えていくことができるでしょう。※3

男の子ですので、ちょっと危ないことをやってみたかったり、激しい遊びをしたいと思うかもしれません。
危険なことになりそうなことはしっかりと「それは危ないからだめ」と地道に伝えていくようにしましょう。
危険なことでなければまずは自由にやらせてみて、うまくいったら一緒に喜ぶようにしましょう。
男の子にとって、「褒められる」「一緒に喜んでくれる」ということは認められ、受け入れられたと感じられる大事な瞬間です。
そのように「受け入れていく」ことで、徐々にイヤイヤも落ち着いてくることもあります。※4

※3 男の子の一生を決める 0歳から6歳までの育て方/竹内エリカ/2015/KADOKAWA/中経出版
※4 最新決定版 はじめての育児 (暮らしの実用シリーズ)/細谷亮太 (監修)/2013/学研プラス

感情的に怒ることを繰り返すのはNG

感情的に怒ることを繰り返すと、男の子は「怒られること」が怖くなり、大人の言うことに逆らわないようになります。
女の子の場合は反論したり「ママなんて嫌い」と反発しますが、男の子は自分の感情を言葉にすることが女の子ほど上手ではないため、そういった反発ができない場合が多く、傷ついたままになってしまいます
「バカじゃないの?」などの言葉は自己肯定感を傷つけてしまい、自信をなくさせてしまいます。
大人でもどう改善したらいいかわからず、ただ落ち込むだけになってしまいますよね。
感情的に怒らずきちんと叱るには、「行動」の改善を促すように伝えることです。
ママの言うことを聞かず人の多い場所で走り回った場合は、「ママのいうことを聞きなさい」「人にぶつかったら迷惑がかかるから走ってはいけません」など、やってはいけない“行動”に対して指摘するようにしましょう。

幼児期の男の子の特長と接し方

好きなことや興味関心がより「男の子」らしくなる

お子様の性格にもよりますが、やはり女の子が「お人形遊び」や「お絵かき」などが好きなのと違い、「戦いごっこ」や「恐竜や怪獣遊び」など、男の子らしい遊びをするようになることが多くあります。
また、外で遊ぶ場合も走り回ったりサッカーなどのスポーツを行ったりと体力がついてくることで行動範囲も広がり、ママ一人で一緒に遊んであげることが大変になってくることも。
この頃からは近所のお友達と一緒に遊ぶ様子を見守ってあげたり、水泳などの習い事に通うことで体をいっぱい動かしたりと、とにかく本人が精一杯遊んで動ける機会をつくっていくと良いでしょう。

我慢ができる子になるか、ワガママ放題な子になるかの分かれ道

4歳くらいからは、徐々にワガママを言うようになるそうです。
女の子に比べて男の子は言葉での表現がまだ上手ではないため、伝えたいことややりたいことをうまく言えず、感情を体で表現したり、頑固になったりします
ワガママは誰にでも起こるものですが、ここで重要なのはそのワガママを自分で処理できるようになるよう、接してあげることです。
「しょうがないな」と根負けしていると、子どもも「泣いたりわめいたりすれば思い通りになる」とおぼえてしまうのです。
このようなワガママを自分で我慢できるようになるためには、それを叶えるための方法やステップを見せてあげることです。
例えば、「アイスクリーム買って」と言われたら、「いいよ、でも、昨日も買ったから、今度のおやすみの日にね」と、買ってあげるタイミングを具体的に示してあげ、「ダメ」とは言わないことです。
このように、具体的に「いつになったら自分の希望が叶うのか」ということを明確にしながら、「それまで我慢する」ということを覚えさせるトレーニングを積むことで、その場でワガママを言い続ける子どもと、まずは我慢して待つことができる子どもに分かれていきます。

正義感が強い男の子は、「一緒に決めたルール」を守る

先程のように、ワガママを少し我慢して、待てるようになると、「今日はお菓子を買わない日だね」など、自分で納得してルールを守るようになります
男の子は正義感も自立心も強いため、このように自分が納得して、ママとパパと約束したルールがあると、不思議とそれにならって守るようになります。
こういった小さなルールの取り決めと守る力は、その後小学生になったときも、スマホやゲームの利用ルールをしっかり守る力につながります。
ぜひ幼児期の間に約束を守り、我慢ができる子になるよう、小さなことから我慢することにチャレンジさせてみましょう

父親の積極的な子育てが、男の子の自信を育てる

父親が積極的に子育てに関与すると、子どもの問題行動をへらす傾向があるという調査結果があります。※5
女性が地図を読むときに「次を右に曲がる」とすぐ目の前のことを確認するのに対して、男性は「だいたいこの方向で合っている」と、目的があっていれば細かいところを気にしないということがあるように、男性は目的のためなら目の前のことをあまり気にしません。
「子どもがやることを、あれこれ気になって口出ししてしまうな」と思うママは、一度パパに遊びや学びを任せて見てみてはいかがでしょうか
もしかしたら「それって放置では?」と思うくらい自由にさせるかもしれませんが、男の子にとってはそれが良い効果を生むこともあります。
パパが忙しくてあまり育児に参加できないという場合も、「関心を持っていること」を表現するだけでも、男の子は「承認」されたと感じることができます。
気づいたところにふれてあげるだけで良いので、「今日はご飯ちゃんと食べたんだね」「朝一人で起きれたんだね」など、できたことを一つひとつ触れてあげる習慣をつけてみてください。
男の子はお父さんから認めてもらいたいはずです。

一方ママは、「あなたならできるよ!」と信じてあげることが大切です。
運動会の練習や習い事のテストなど、幼児期でも、子どもにとってプレッシャーやストレスのかかるできごとは意外と多いものです。
教育心理学では、教師が子どもを信じて期待することで子供の成績が上がる「ピグマリオン効果」というものがあります。
ママも子どもに対して期待と信頼の気持ちを込めて接してみると、子どもの成長につながり、自信を持てるようになるかもしれません。

※5 Active Father-Figure Helps Kids / https://psychcentral.com/news/2008/02/12/active-father-figure-helps-kids/1903.html
※6 男の子の一生を決める 0歳から6歳までの育て方/竹内エリカ/2015/KADOKAWA/中経出版

まとめ

男の子の育児は大変そうだとかまえてしまうことで、気にならなかったことを気にして悩んでしまったり、必要以上に神経質になってしまったりします。
男の子の本質を知り、お子様の性格や考えていることに寄り添い、そのまま接してあげることがお子様にとっても、ママにとってもストレスを感じずにすみます。
男の子のことは、ママには分からないこともあるでしょう。
ですので、パパにも子育てにしっかり関わってもらい、一緒に見守っていく姿勢が大切です。
ちょっとだけ、男の子の特徴を意識するだけで、あとは何も変えなくても良い。
そのくらいの気楽さで、男の子の育児を楽しんでいきたいですね。

公開日:2019.01.22
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