赤ちゃんと過ごすリビング作り、レイアウトは?床や布団はどうする?何して過ごす?
赤ちゃんが生れると日中はリビングで過ごすことになるでしょう。
リビングはどのようなレイアウトがいいのか、赤ちゃんの居場所はベビーベッドなのか布団のかハイローラックなのか、床には何を敷くのか、頭を悩ませることも多いでしょう。
安全面に配慮した、快適なリビング作りのポイントと、赤ちゃんとの過ごし方をご紹介します。
目次
- 赤ちゃんとのリビング、レイアウトは安全面と動きやすさを考えて
- 安全性を最優先
- 使いやすさを意識するとラク
- 赤ちゃんの居場所、ベビーベッドやバウンサー、床のラグ、何をどう使う?
- 日中はどこで寝る?ベッド・布団・バウンサーそれぞれのメリットデメリット
- ベビーベッドは必要?赤ちゃんの居場所問題
- 布団の選び方
- ハイチェア・バウンサーは準備する?
- 床は何を敷くのが正解?マットやじゅうたんのメリットデメリット
- ジョイントマットのメリットデメリット
- じゅうたんやラグのメリットデメリット
- 収納はどうする?家具は買う?
- 赤ちゃんに快適なリビング環境とは
- 新生児と過ごすリビングの注意点と対策
- 新生児以降の赤ちゃんとの過ごし方
- リビングでの赤ちゃんとの過ごし方1 おもちゃで遊ぶ
- リビングでの赤ちゃんとの過ごし方2 絵本
- リビングでの赤ちゃんとの過ごし方3 マッサージや体を動かす
- リビングでの赤ちゃんとの過ごし方4 寝返りの練習
- リビングでの赤ちゃんとの過ごし方5 ハイハイの練習
- リビングでの赤ちゃんとの過ごし方6 テレビは見ちゃダメ?!
- 赤ちゃんと過ごすリビングの注意点と対策
- 3ヶ月頃まで:ねんね期でもよく動く?!
- 5ヶ月頃:首が座ったら
- 7ヶ月以降:ハイハイが始まったら
- 立てる、歩くようになったら
- まとめ
赤ちゃんとのリビング、レイアウトは安全面と動きやすさを考えて
赤ちゃんと過ごす際のリビングのレイアウトは「安全性」と「使いやすさ」を考えて部屋作りをしましょう。
安全性を最優先
安全面を最優先してレイアウトを考えましょう。
レイアウトを考える際に注意したい主なポイントはこちらです。
- エアコンの風が直接あたらないか
- 赤ちゃんに直射日光が当たるレイアウトではないか
- 赤ちゃんが寝るスペースにカーテンなどがかかる危険はないか
- 赤ちゃんの居場所となるスペースの壁に時計やポスターがかかっていないか
- 抱っこした拍子や転んだ拍子に頭がぶつかりそうなところはないか
- 危険なものは手の届かないところにしまってあるか
- 親の目が行き届くかどうか
これらの注意点を考慮すると、赤ちゃんのリビングレイアウトは、壁沿いや窓ぎわに家具を配置し、部屋の真ん中にしておくと安心だと言えそうです。
ハイハイが始まり歩き出すようになるとリビング以外の部屋にもどんどん移動するようになります。
危険な場所には入らないようベビーガードをするなどの対策も必要になるでしょう。
リビング以外の部屋の注意点については、
赤ちゃんの部屋作り、リビングや寝室のポイント
こちらの記事で、詳しくご紹介しています。
使いやすさを意識するとラク
赤ちゃんとリビングで過ごす大半の時間は、「寝る」「授乳」「おむつ替え」のうちのどれかをしていることが多いでしょう。
新生児の赤ちゃんは、これらに「あやす」を入れた4つの行動でほぼ1日を過ごすといっても過言ではありません。
赤ちゃんの生活サイクルに合わせ、動きやすい導線を作っておくと、ママもラクに赤ちゃんと過ごすことができます。
使い勝手の良い導線の一例をご紹介します。
まず、おむつやおしりふき、授乳の際に使うガーゼなどの必需品は、すぐに取り出せるよう収納しておきます。
首がすわるまではおむつ替えも授乳も頻回ですので、この手間が減るだけでもラクになります。
授乳に関しては、ミルクの場合には、キッチンと行き来しやすい導線にし、授乳が済んだらおむつ替えができるよう、おむつセットを授乳する場所の近くに置いておくとラクです。
また、おむつの処理後、手を洗いに行く導線上におむつ用ゴミ箱を置いておくとラクですが、衛生面が気になる方はトイレに移動しやすい導線を考えます。
基本的に導線上にモノを置かない工夫するだけでも、育児がラクになるはずです。
赤ちゃんの居場所、ベビーベッドやバウンサー、床のラグ、何をどう使う?
レイアウトがおよそ決まっても、赤ちゃんの居る場所はどうしたら快適なのか悩む方も多いでしょう。
特に悩ましいのが、こちらの4点ではないでしょうか。
- ベビーベッドで寝かせるか床で寝かせるか
- ハイチェアやバウンサー、ベビーチェアなどは必要か
- 床に敷くのはラグかジョイントマットか
- おむつグッズやおもちゃはどう収納するか
第一子の場合は、何を購入するとよいのか悩みますし、第二子以降は兄弟との兼ね合いもあり悩むのではないでしょうか。
さらに、ペットを飼っているご家庭では、ペットと安全に暮らすための対策が必要になります。
ご家庭の状況に合わせて、必要なものを準備しましょう。
ベビーベッドやハイチェアなどの大型のベビー用品は、場所を取る上に不要になったときの処分も大変です。
購入する必要があるか迷ったら、レンタルをする方法もあります。
ベビー用品専門のレンタルサービスであれば、設置までしてもらえるところもありますので、検討してみてはいかがでしょうか。
次章からは、寝かせる場所、床の敷物、収納、それぞれの選び方を詳しくご紹介します。
日中はどこで寝る?ベッド・布団・バウンサーそれぞれのメリットデメリット
ベビーベッドは必要?赤ちゃんの居場所問題
ベビーベッドは、便利ではありますが、使用期間が赤ちゃんの頃だけと短いこともあり、準備するか悩ましいところです。
ペットを飼っている、年の近い兄弟がいるというご家庭の場合は、安全面でベビーベッドが活躍します。
第一子でペットがいない場合でも、ベビーベッドがあるとおむつ替えはラクになります。
ママが腰痛持ちという場合には、おむつ替えや抱き上げる際の腰の負担を軽減できます。
ベビーベッドも小さめのモノや折り畳持ち運びができるものなど、いろいろな種類があります。
ベビー用品店などで比較をして、よく検討しましょう。
購入するのは必要に迫られてからネットで注文しても遅くはありません。
布団の選び方
リビングでも布団を使う場合には、お昼寝用のマットと薄手のブランケットを準備するだけでよいかもしれません。
布団は場所を取るので、リビングで使うものは小さめのベビー布団で十分です。
コンパクトベッドというリビングで使える赤ちゃん専用の布団のようなものも市販されています。
赤ちゃんにはベッド?お布団?安全な寝室の環境と夏冬の布団対策
の記事で、赤ちゃんの布団の選び方について詳しくご紹介していますが、布団やまくらを購入する場合には、硬さに注意を。
ふかふか柔らかい布団やまくらは危険です。
顔をつけても沈まない程度の硬さのものを選ぶとよいと言われています。
ハイチェア・バウンサーは準備する?
ハイチェアーやバウンサー、ベビーラックなどは、揺らしてご機嫌をとれたり、そのまま眠らせることができたりと何かと便利です。
しかし、転落の危険性もありますので、使っている間は目を離さないよう注意が必要です。
寝返りがはじまると特に危険ですので、お座りがきちんとできるようになってから再度使う方もいらっしゃるようです。
バウンサーやベビーラックを使うのか、ベビーベッドにするのか、布団にするのかを決めて、適度な室温で直射日光の当たらないスペースで、赤ちゃんの居場所を決めておきましょう。
床は何を敷くのが正解?マットやじゅうたんのメリットデメリット
フローリングのリビングの場合、赤ちゃんと過ごす場所には床に何かを敷いておくと、暖房効果もありますし、安全です。
動くようになると、汚したり傷をつけたりするので、取り扱いやすいものを選びましょう。
ジョイントマットのメリットデメリット
人気のジョイントマットは、水洗いできる上、汚れた部分だけ取り替えることができて便利です。
動き回るようになっても、ジョイントマットであればズレないので安全です。
また、防音効果もあるので、マンションの場合には音を気にせず遊ばせてあげられます。
しかし、ジョイントの隙間から床にごみが貯まり、掃除が面倒というデメリットがあります。
じゅうたんやラグのメリットデメリット
赤ちゃんが生れる前から使っているじゅうたんやラグがあれば、そのまま使うこともできます。
ただ、赤ちゃんはじゅうたんやラグの上に直接寝たりハイハイしたりするので、ハウスダストが気になる方は取り外した方がよいでしょう。
大きいじゅうたんやラグになると、汚してしまったときの掃除や洗濯も大仕事です。
あまり動かない時期であれば、赤ちゃん用の小さいプレイマットやラグを用意すれば、洗濯もラクでしょう。
おむつ替えで汚してしまうこともありますので、洗濯しやすいものがおすすめです。
部屋の広さや費用面も考え、リビングにあったものを選びましょう。
収納はどうする?家具は買う?
赤ちゃんが生れると、おむつ替えアイテムや、ガーゼなどの授乳アイテムなど細かい必要アイテムや、赤ちゃんの服やおもちゃも増えリビングがごちゃごちゃしてしまいます。
おむつ替えアイテムやガーゼなどは、寝室に移動する際にも持ち運びやすいよう、取り出しやすく持ち運びやすいカゴやボックスに入れておくと便利です。
おもちゃも、まだ自分で片付けることはできないので、親がさっと出し入れしやすいよう簡単なボックスに入れておく方が楽チンです。
赤ちゃんのうちは、家具などの大型収納よりも、持ち運びできる収納BOXに小分けに入れておく方が便利です。
赤ちゃんに快適なリビング環境とは
赤ちゃんと過ごすには、室温管理も気にしたいポイントです。
赤ちゃんは、まだ体温の調整がうまくできません。
夏は26度~28度、冬は20度~22度に保つとよいと言われています。
湿度も50%を切らないよう、冬場は加湿器の利用も考えてみてください。
エアコンや暖房器具を使う場合、直接風があたらない場所で過ごすようにしましょう。※1
※1やさしくわかる 月齢別育児のきほん辞典 2015年6月10日発行 鈴木洋著/西東社
新生児と過ごすリビングの注意点と対策
新生児期の赤ちゃんは、ほとんどを寝て過ごします。
赤ちゃんにとって快適な温度や湿度を保ち、清潔な空間を目指しましょう。
出産前には思いつきもしなかったようなことが、赤ちゃんにとっては危険なことも多いので、リビングの見直しが必要です。
- 直射日光に気を付ける
- エアコンの風をあてない
- 電話やテレビなど音の出るものは近くに置かない
- 寝ている赤ちゃんの周りにあるものは、極力片付ける
- 常に目が届く位置に寝かせる※1
新生児をリビングに迎える場合には、これらのことに気をつけましょう。
ベッドや布団の近くの壁にかけたり貼ってあるものをはずしたり、ベッドの中に、ガーゼやおもちゃを置きっぱなしにしないように注意しましょう。
また、カーテンやブラインドなどの紐も、赤ちゃんに届かないようにしておきましょう。
何かの拍子に、かけてあるものが赤ちゃんの上に落ちてしまったり、周りにおいてあるものが顔にかかってしまい事故になってしまうことも考えられます。
また、リビングで赤ちゃんが過ごす場所は、窓から直射日光があたったりせず、電話やテレビの音がでるものから離れていたほうがよいです。※1
※1 やさしくわかる 月齢別育児のきほん辞典 2015年6月10日発行 鈴木洋著/西東社
新生児以降の赤ちゃんとの過ごし方
リビングでの赤ちゃんとの過ごし方1 おもちゃで遊ぶ
赤ちゃんにとって、遊びは成長を促すよい機会です。
リビングでも、成長にあったおもちゃで遊びながら過ごしましょう。
赤ちゃんのおもちゃの選び方は
赤ちゃんのおもちゃいつ買う?何買う?どう遊ばせる?
こちらの記事で詳しくご紹介しています。
この章では、リビングで遊ぶのにおすすめのおもちゃを抜粋してご紹介します。
・4ヶ月頃まで
ねんねの頃までは、まだ目よりも耳のほうが発達しています。
ガラガラやオルゴール、メリーなど音のなるおもちゃで遊びましょう。
握力も強くなっているので、ガラガラなどのおもちゃも自分で握らせてあげたり振ってあげたりしましょう。
・4ヶ月頃~7ヶ月頃
首が座ってお座りできる頃になると、手でおもちゃをつかめるようになります。
つかみやすいものや、投げたり転がしたりできるおもちゃで遊べるようになります。
つかみやすいボールや楽器など、口に入れても心配ない大きめのおもちゃを出して、リビングで一緒に遊んでみてください。
なんでも口に入れてしまう時期なので、使ったら拭くように習慣づけるとよいです。
・7ヶ月頃~1歳頃
ハイハイから歩けるようになるころには、まねっこ遊びもできるようになります。
おもちゃ以外の生活用品にも興味が出る時期。
電話やスマホ、リモコンや眼鏡、ペンなどなんでも手に取って口に入れたがる場合もあります。
危険なものは手の届かない位置に移動して、自由に遊ばせてあげるのがポイントです。
新聞紙を丸めてボールをつくったり、トイレットペーパーの芯にハンカチを詰めて出して遊んだりと、生活用品で作ったおもちゃも大好きです。
また、音楽も楽しめるようになってくるので、一緒に歌って体を揺らしたり、ガラガラを振ったりといった音遊びも楽しめるようになります。※1
リビングでの赤ちゃんとの過ごし方2 絵本
絵本も、昼間リビングで過ごす際に取り入れたいアイテムです。
成長にあった絵本を選んで読んであげましょう。
赤ちゃんは、色や形がはっきりしていて、擬音語や擬態語などわかりやすい単語が使われている絵本を喜びます。
ストーリーは、まだなくても大丈夫です。
その代わり、口に入れて舐めたり噛んだり、さらには投げたりとおもちゃと同じように扱ってしまうので、丈夫な厚さのものや布絵本がおすすめです。
テレビや音楽は消し、ゆっくりと読んで集中させましょう。※1
絵本の読み聞かせについて詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
絵本の読み聞かせ♪ 赤ちゃんから始める効果と読み聞かせのコツ
リビングでの赤ちゃんとの過ごし方3 マッサージや体を動かす
コミュニケーションのために赤ちゃんに話しかけたり触れ合ったりすることは大切です。
おむつを替えたついでに、手や足をマッサージしてあげたり、手をにぎにぎしたりしてボディータッチをしましょう。
首が座ってくると、脇の下からささえて立たせてピョンピョンしてみたり、同じ目線でいないいないばぁを一緒にしてみたりと、体を動かす運動もよいでしょう。
また、立てるようになったら、ママの足に赤ちゃんを乗せて一緒に歩いてみたり、抱っこしてぐるぐるゆっくり回ったりといった大きな動きも好きになってきます。※1
リビングでの赤ちゃんとの過ごし方4 寝返りの練習
首が座り、寝返りをしたそうに横にれるようになったら、遊びながら寝返りを促してあげましょう。
やり方は簡単です。
腰を支えて、下半身をひねると、上半身もついてきます。
ちょっと手を添えてあげるだけで、大丈夫です。
できるようになってしまえば、楽しくて何度もやるようになります。
リビングで遊んでいるときに取り入れてみてはいかがでしょうか。
寝返りには、全身の筋肉の発達が必要なので、焦らずに成長を待つことも大切です。※1
リビングでの赤ちゃんとの過ごし方5 ハイハイの練習
しっかりおすわりができて、そこからうつぶせになれるようになったら、少しずつ手を使って動くようになります。
はじめのうちは、手の力が弱く、お腹をひきずる「ずりばい」ですが、徐々にコツをつかんで手と足を使って前進できるようになります。
少しずつ動くようになってきたら、遊びの中できっかけを作ってあげられます。
うつぶせでしばらく遊ばせてうつぶせに慣れさせるところからスタート。
うつぶせになれていたら、頑張れば届きそうな位置におもちゃをおいたり、ママが座ったりしてあやしてあげると、頑張って取ろうと動きます。※1
ハイハイの練習方法については
で詳しくご紹介しています。
リビングでの赤ちゃんとの過ごし方6 テレビは見ちゃダメ?!
赤ちゃんとリビングで過ごす時に、気になることの1つがテレビではないでしょうか。
赤ちゃんがいるときにはテレビは見せない方がいいと言われていますが、全くつけないと親が耐えられないという方もいらっしゃるかもしれません。
テレビをつけたいときは、子供向けの番組を1日に2時間を超えない範囲で見るなど、時間を決めておきましょう。
ただし、子ども一人で見せない方が安心です。
親子一緒にコミュニケーションをとりながら見て、親もテレビの内容を把握しておくのが安心です。
食事中は消すなどのルールをつくり、赤ちゃんの頃から守るようにすると習慣づけしやすいでしょう。※1
※1やさしくわかる 月齢別育児のきほん辞典 2015年6月10日発行 鈴木洋著/西東社
赤ちゃんと過ごすリビングの注意点と対策
3ヶ月頃まで:ねんね期でもよく動く?!
この時期は、手足をバタバタさせたり声を出したり、動きが出てくる頃です。
まだ寝返りしないからと思っていても、手足をバタバタさせて気づくと移動しているなんてことも。
ソファや大人と同じベッドに寝かせるときには、必ず目を離さないようにしましょう。
ベビーベッドも、落ちてしまう可能性もありますので必ず柵はあげておきます。※2
5ヶ月頃:首が座ったら
首が座ると、まもなく寝返りができるようになります。
生活リズムもだんだん大人に近づいてきます。
昼間はベッドではなくリビングで過ごし、起きているときは一緒に遊んで刺激を与えてあげます。
首が座るまでは、お昼寝はリビングに置いたベビーベッドやベビーラックという方も多かったかもしれませんが、寝返りをはじめそうになったら、ベビーラックに寝かせるのは卒業です。
赤ちゃんが落ちてしまうと危険です。
また、このころから手につかんだものを口に入れるようになります。
赤ちゃんの周りには、ものを置かないように気をつけましょう。
赤ちゃんの口の大きさは32mm程度だと言われています。
誤飲の危険があるので、小さいものはもちろん、少しでも目を離すときには、周りには何も置かないように注意が必要です。※2
7ヶ月以降:ハイハイが始まったら
ハイハイが始まると、リビングもさらに注意が必要になります。
どこでも動いて行ってしまうので、キッチンや階段など危険なエリアには入れないようにゲートを設置したり、机や壁の角にはクッション材をつけたりと対策が必要な時期です。
なんにでも興味を持ち、自分で取りに行ってしまうこともあるので、手の届く範囲に小さいものやコード類、家電製品など置いておかないようにしましょう。
また棚や引き出しの中のものを隙間から出してしまったりすることもあります。
リビングにあるテレビ台なども要注意。
開けたら閉める習慣をつけ、赤ちゃんが自分であけられそうなところには、市販のロックを取り付けておくと安心です※2
ハイハイについての詳しい内容は、
赤ちゃんのハイハイはいつ?しない場合の練習の方法は?
でもご紹介しています。
立てる、歩くようになったら
立てるようになると、さらに高いところにも手が届くようになります。
つかまり立ちができるようになったら、リビングで触ってほしくないものは高いところに置きましょう。
頑張ってドアノブに手が届いたり、窓に手が届いたりするようになるので、ベランダや窓は必ずカギをかけましょう。
ベランダは、転落事故も増えています。
ベランダの手すりに届く位置に、踏み台になるようなものを置いておくと、のぞき込んだときに落ちてしまうといった事故につながります。
ベランダの手すりの近くには、絶対に物をおかないようにしましょう。
室内では、コンセントに注意が必要になります。
赤ちゃんが興味でコンセントに何かを突っ込んでしまったり、よだれで濡れた手で触ったりすると危険です。
いろいろなタイプのコンセントカバーが市販されているので、取り付けておくと安心です。※2
赤ちゃんの歩く練習については、
赤ちゃんの歩く練習は必要?早くても遅くても心配?
の記事で詳しくご紹介しています。
※1 やさしくわかる 月齢別育児のきほん辞典 2015年6月10日発行 鈴木洋著/西東社
※2 0~3歳の成長とともに!Happy!育児オールガイド 2015年12月15日発行 富永靖弘著/新星出版社
まとめ
赤ちゃんとのリビングでの過ごし方についてご紹介いたしました。
ベビーベッドやバウンサーなどは、必要性を感じてから購入しても遅くはありません。
日中寝かせておく布団は必要ですので、何かしら準備しておいた方がよいでしょう。
床に敷くものは、月齢によっても向き不向きがあります。
長く使えて便利なのはジョイントマットです。
さらに、赤ちゃんと過ごすリビングには注意しなければならない点も多いですが、親子で密接な時間を過ごせるかけがえのない時間です。
はじめのうちは、赤ちゃんと何をして過ごしてよいかわからないということもあるかもしれません。
リビングでは、赤ちゃんに話しかけ、ボディタッチをして月齢にあったおもちゃや絵本で遊びましょう。