おむつ外しはいつから?いつまでに?ストレス最小で成功させるコツを知りたい!

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ひとりで歩けるようになり、行動範囲も広がってくると、気になってくるのがおむつ外し。
おむつ外しは大変というイメージもあるため、始めるのに躊躇しているママも多いのではないかと思いますが、実際、世の中のみんなはいつ頃始めて、いつまでに完了させているのでしょうか。
今回は、気になるおむつ外しのタイミングと、スムーズに進めるコツについてご紹介します。

目次

  1. おむつ外し・トイレトレーニングとは
    • おむつ外しとトイレトレーニングの違いは?
    • オムツからパンツへの切り替え
  2. おむつ外しのタイミングとは
    • データから見る一般的なタイミング
    • おむつ外し開始の目安に関する2つの考え方
    • どうなれば「おむつ外し」は完了?
  3. おむつ外しをスムーズにするオムツの選び方
    • 布オムツと紙オムツで外れやすさに違いはある?
    • おむつ外しトレーニングに便利なアイテム
    • トレーニングパンツ
    • トレーニングパット
  4. おむつ外しのストレスを減らすコツ
    • 遊びやゲーム感覚でやってみる
    • 汚れても良い対策をとっておく
    • 子供のやる気をアップさせるパンツの呼び方
  5. まとめ

おむつ外し・トイレトレーニングとは

おむつ外し・トイレトレーニングとは、成長の過程で親子が絶対に行わなくてはならない作業のひとつです。
人間は大人になるとトイレで排泄するようになりますが、生まれたばかりの赤ちゃんは、それができません。

そのため、赤ちゃんにはオムツをつけて生活をさせますが、次第にオムツが不要になり、大人と同じような下着をつけるようになります。
子供がオムツをしなくても生活できるよう、周りの大人が促してあげるのが、おむつ外しです。

おむつ外しとトイレトレーニングの違いは?

「おむつ外し」と似た意味の言葉に「トイレトレーニング」というものがあります。

おむつ外しは、トイレで排泄することを覚えさせることによって、オムツの要らない生活に導いていくもの、トイレトレーニングは文字通りトイレでの排泄を訓練することなので、2つの言葉はほぼ同義語です。
ただ、最近は育児法が多様化する中で、「オムツなし育児」を行っている人も増えてきています。

「おむつなし育児研究所」が定義するオムツなし育児は、オムツを使いつつも、オムツの外で自然に排泄させるというものなので、少なからずおむつ外しが必要になりますが、世のママの中には、生まれたときから一切オムツを使わないで育てているという人も存在します。※1
その場合には、トイレで排泄することを覚えさせるトイレトレーニングは必要なものの、「おむつを外す」という行為は必要ありません。

そうした意味で、「おむつ外し」と「トイレトレーニング」は微妙に異なると言えます。

オムツからパンツへの切り替え

一般的には、布オムツであれ、紙オムツであれ、オムツを使って育児をしている人が多いので、トイレトレーニングを経てオムツをやめ、パンツへの生活に切り替える「おむつ外し」が必要になります。
今、好きなタイミングで勝手にオムツの中で排泄してしまっているのを、出る前に自分の口で伝え、トイレでできるように訓練をしていくのです。

初めはなかなかうまくいかないでしょうが、少しずつ親子二人三脚で進めていきましょう。

※1:おむつなし育児研究所「おむつなし育児とは?」http://omutsunashi.org/about/

おむつ外しのタイミングとは

健康な子であれば、小学生になってもオムツを履いているという人は、ほぼいません。

大きくなる過程でトイレでの排泄を覚え、オムツを卒業してくるわけです。

とは言え、1歳未満の赤ちゃんであれば、ほとんどの子がオムツを履いています。
では、オムツを外してトイレトレーニングを行うのは、いつくらいが良いのでしょうか。

データから見る一般的なタイミング

おむつ外しを完了するタイミングについては、「幼稚園に入園するまでには」などの声をよく聞くと思いますが、実際に世の中のママは、いつ頃おむつ外しのトレーニングを開始しているのでしょうか。

 

ミキハウス子育て総研の調査によれば、トイレトレーニングを開始した時期で最も多いのは「2歳~2歳半」で27.7%、次いで「1歳半~2歳」が27.2%となっており、1歳半~2歳半で半数を占めています。「3歳以上」という人は5.3%となっていることから、9割以上の人が3歳までにはおむつ外しのトレーニングを開始していることがわかります。
ただ、「2歳半~3歳」という声も19.4%「1歳~1歳半」という声も15.0%と、決して少ないわけではなく、1歳~3歳の間で始める細かい時期は、人によってそれぞれであることが伺えます。※2

おむつ外し開始の目安に関する2つの考え方

おむつ外しのトレーニングを開始する時期にバラつきがある理由は、大きく2つ考えられます。

 

1つは、成長速度の差です。一般的に、おむつ外しのトレーニングを開始する目安として言われているのは、ひとり歩きができたり、おしっこの間隔があいてきたりすることです。

また、簡単な意思疎通ができると進めやすいとされています。※3
こうした歩行や言葉の理解、表現などは成長速度の個人差が大きいところです。

例えば、歩くのは1歳未満でほぼひとり歩きできる子もいれば、1歳半くらいまで歩かない子もいます。

おしゃべりも、2歳までに大人と普通に会話ができる子もいれば、3歳を過ぎてもカタコトの子もいます。
このように、目安となる行動をできるようになる月齢に個人差があるため、必然的に、おむつ外しのトレーニングを開始する時期が異なってきています。
上記のような行動を目安にしてトレーニングを開始しようと考えている方は、それぞれの子供の成長速度に合わせて始めてあげると良いでしょう。

 

おむつ外しトレーニングの開始時期にバラつきがあるもう1つの理由は、おむつ外しに対する保護者の意識や環境の差です。
親によっては、「○歳までに外したい!」と決めて取り組む人もいるでしょう。

また、保育園に通わせていたり、プレスクールなどに通わせたりする場合、園の方針で「いつまでにオムツを外すこと」と決められていることもあります。
逆に、あまり小さいうちから無理に頑張らず、幼稚園に入園するまでに、なるべく自然と外れたらと考えている人もいるでしょう。
保護者の意識については、どれが正解というものはありません。

おむつ外しのトレーニングには親の頑張りも少なからず必要になりますので、上記のような成長の目安や登園の状況も踏まえつつ、それぞれの親子の良いタイミングで始めるのが良いでしょう。

どうなれば「おむつ外し」は完了?

オムツ生活からトイレトレーニングを始めても、完全にオムツが不要になるまでには少し時間がかかります。

特に、昼間はトイレに行けるようになり、パンツで過ごせるようになっても、夜はおねしょをしてしまうのでオムツを履いて寝るという子供も多いです。
おねしょは、小学生くらいになっても時々してしまうことがありますが、ひとまず昼間のトイレトレーニングが進んだ段階で、夜寝てから朝起きるまで一度もおしっこをしていない日が続けば、その時点でおむつ外しは完了と考えて良いでしょう。
おむつが外れた後で、おねしょが気になる場合には、おねしょ用の防水シート等を活用すると良いでしょう。

※2:ミキハウス子育て総研「ハッピー・ノート ドットコム トイレトレーニング、どうすすめた?」https://www.happy-note.com/research/10511.html
※3:花王メリーズ「トイレトレーニング実践編 スタートの目安は?」https://www.kao.co.jp/merries/babycare/toilet/pra_01/

おむつ外しをスムーズにするオムツの選び方

おむつ外しのトレーニングは、一朝一夕で完了するものではありません。

時間をかけて親子で取り組んでいくものですが、進み具合にも個人差があり、スムーズにオムツが外れる子もいれば、なかなかトイレですることができない子もいます。
なかなかうまくいかないと親子ともにストレスになってしまうので、なるべくスムーズに進めたいものです。
使用するオムツによって、おむつ外しトレーニングの進めやすさに差はあるのでしょうか。

布オムツと紙オムツで外れやすさに違いはある?

一般的には、紙オムツよりも布オムツを使っている子の方が、おむつ外れが早いことが多いと言われています。

理由は、布オムツの方が濡れたときに不快に感じやすく、排泄の感覚を意識しやすいからです。
最近の紙オムツは吸水性に優れ、蒸れないよう排尿後もサラサラするようにできているため、不快さを感じにくくなっています。そうした意味では、確かに布オムツの方が、不快さからおむつ外れが早くなるということはあるのかもしれません。

また、布オムツは洗濯の手間があるため、早く解放されたいというママの気持ちから、紙オムツを使用している子より早めにトイレトレーニングを開始することが多いようです。

その結果、「布オムツの方が、おむつ外れが早い」と言われるようになっているようです。※4

おむつ外しトレーニングに便利なアイテム

多くの場合、おむつ外しトレーニングを開始しても、突然オムツを全くやめて、大人と同じような下着を履かせるわけではありません。

トレーニングの進み具合に合わせて、オムツから普通のパンツへと切り替えていくための便利なアイテムがありますので、是非活用しましょう。

トレーニングパンツ

おむつ外しトレーニングを始める最初は、トレーニングパンツを使用するのがおすすめです。

トレーニングパンツとは、通常のパンツより股部分が分厚く作られたパンツです。

層が厚くなっているため、もしおしっこをしてしまっても、ある程度吸収してくれ、ボトボトとこぼれることはありません。

ただ、濡れた感じはしっかり残るので、排泄の意識をつけることはできるでしょう。

 

トレーニングパンツには、布タイプと紙タイプがありますが、布タイプのものはおしっこを吸収する部分の厚さが、しっかり分厚い6層や、やや薄めの3層など選べるようになっています。

トレーニングの進み具合によって使いわけると良いでしょう。

紙タイプのものは、オムツに近い安心感があります。

子供がいきなり履き慣れないパンツに替えることに抵抗を持つ場合などは、紙タイプのものから始めても良いかもしれません。

トレーニングパット

紙と布のトレーニングパンツの良いところを組み合わせて使いたい場合には、布のパンツに紙のトレーニングパットを敷くという方法があります。

 

布のトレーニングパンツでは、おしっこをしてしまった場合に洗濯が大変になります。

排泄物を洗わなければならない上、分厚くなっているため、とても乾きにくいのが難点です。

 

紙のトレーニングパンツは、使い捨てなので洗濯の手間は省けるものの、子供に「オムツ」ではなく「パンツ」の感覚を味わわせにくいというデメリットがあります。
そこで、布のパンツに紙のパットを敷いて使えば、オムツではないパンツを履かせつつ、手軽に排泄物を処理でき、洗濯の手間も省くことが可能になります。
紙のパットは大きめで違和感を持ちやすいため、子供に「早くこれを外したい」という意識をつけさせることもできるでしょう。

※4:エンゼルストア「布おむつと紙おむつのちがい」http://www.baby-angel.net/html/page3.html

おむつ外しのストレスを減らすコツ

おむつ外しのトレーニングには失敗が付き物です。

最初のうちは、「トイレ」と言えずそのまましてしまったり、言えても間に合わなかったりして、衣類や家具を汚してしまうこともあるでしょう。

その掃除や洗濯で親はイライラし、失敗することで子供も落ち込むという具合に、トレーニング期は親子ともにストレスを感じやすくなります。
少しでも楽しみながら、スムーズに進められるよう、以下のような点を工夫しながら取り組んでみてください。

遊びやゲーム感覚でやってみる

「トレーニング」と意気込みすぎてしまうと、うまくいかないときに親も子もストレスが大きくなってしまいます。

最初はなかなかトイレに行きたがらないことも多いので、
「トイレまで、よーいどんしてみよっか」と遊び感覚で声をかけてみたり、うまくできたらゲームをクリアしたようなご褒美をあげたりするなど、親子で楽しみながら取り組めるよう工夫してみましょう。

汚れても良い対策をとっておく

洗濯や掃除の手間が増えると、親のストレスは大きくなります。

特にお気に入りの洋服におもらしをしてしまったり、洗濯が大変な家具や寝具が汚れたりしてしまうと、どんどん心に余裕がなくなってしまいます。
そうしたストレスを少しでも減らすためには、トレーニングの期間中は汚しても良い洋服を着させたり、防水シートを使用したりして、なるべく汚れても簡単にお手入れができる状態を作っておくと良いでしょう。

子供のやる気をアップさせるパンツの呼び方

おむつ外しトレーニングをスムーズに進めるには、子供のやる気が何より大事になります。

成長意欲の高いこの時期の子供をやる気にさせるため、最近広く使われているのが、普通のパンツを「おにいさんパンツ」「おねえさんパンツ」と呼ぶ方法です。
兄弟姉妹の有無に関わらず、「自分はもう赤ちゃんじゃない」「おにいさん、おねえさんになるんだ!」と、おにいさんパンツ、おねえさんパンツに憧れを持って、おむつ外しトレーニングに積極的に取り組む子も多いので、是非試してみてください。

まとめ

おむつ外しは、育児の中でも大変な取り組みのひとつです。

親子ともになるべくストレスなく進めていけることが望ましいので、タイミングについてはそれぞれの家庭に合わせて決めるのが一番です。
便利なトレーニンググッズも活用しながら、一歩ずつ焦らず進めていきましょう。

 

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