4人家族の食費、1ヶ月平均いくら?
4人家族の食費、1ヶ月の平均は8万円台です。
ただ5万円の家庭もあれば10万円を超える家庭もあります。
食べ盛りの中学生・高校生のお子様がいると10万円を超えることも珍しくないかもしれません。
内訳は、食費にかかわらず自炊の費用と、外食などの費用がおよそ半々です。
食費ごとの内訳や、節約するポイントを解説します。
※本記事は2022年10月18日時点の情報を元に作成されています。
そのため、記事を閲覧いただく時期によっては、記載内容が実際の内容と異なる場合がございます。
あらかじめご了承いただけますようお願いいたします。
目次
- 4人家族、1ヶ月の食費の平均
- 食費は月収の何%?
- 4人家族で食費10万、中学生・高校生がいると当たり前?!
- 家族4人の食費、内訳は?
- 食費5万円台
- 食費7万円台
- 食費8万円台
- 食費10万円前後
- 4人家族で食費5万円に抑える節約術
- 外食を我慢して食費を減らす
- 外食やお菓子などを減らす
- まとめ
4人家族、1ヶ月の食費の平均
2021年の家計調査によると、4人家族の1ヶ月の食費は平均8万3000円です。(勤労世帯・有業人員1名)※1
年収300万~350万円の世帯は5万6000円、年収1,250万~1,500万円の世帯では12万7000円と、世帯年収により差があります。※1
世帯収入が高めの世帯では、1ヶ月の食費が10万円前後の家庭も珍しくはなさそうです。
【4人家族の1ヶ月の食費(世帯年収別)】(単位:円)
世帯年収 | 食費 | 月収に占める 食費の割合 |
---|---|---|
平均 | 82912円 | 13.9% |
250万~300万円 | 68703円 | 18.2% |
300万~350万円 | 55983円 | 21.3% |
350万~400万円 | 68296円 | 17.8% |
400万~450万円 | 73707円 | 17.0% |
450万~500万円 | 69642円 | 16.0% |
500万~550万円 | 74341円 | 16.2% |
550万~600万円 | 74507円 | 14.5% |
600万~650万円 | 77669円 | 15.0% |
650万~700万円 | 85091円 | 15.9% |
700万~750万円 | 80476円 | 12.6% |
750万~800万円 | 88299円 | 14.0% |
800万~900万円 | 90399円 | 12.5% |
900万~1000万円 | 93742円 | 12.7% |
1000万~1250万円 | 97965円 | 11.5% |
1250万~1500万円 | 126623円 | 13.5% |
1500万円以上 | 114327円 | 9.7% |
※1 2021年 家計調査 家計収支編より作成
食費は月収の何%?
月収に占める食費の割合は、10%~21%です。
世帯年収の高い方が、収入に占める食費の割合は少ないことが分かります。
年収のボリュームゾーン600万~700万円の世帯では、食費の割合は15%です。
ご家庭の食費と比べていかがでしょうか。
もし15%よりも大幅に食費の割合が高い場合は、見直せる余地があるかもしれません。
ただこれらは、あくまで平均です。
食費やライフスタイルや価値観により様々です。
食費をこれより下げればよいわけでもありませんので、参考値のひとつとして、食費の目安にしてください。
※1 総務省│2021年 家計調査 家計収支編 4人世帯(有業者1人)年間収入階級別1世帯当たり1か月間の収入と支出/2022年10月18日現在
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00200561&tstat=000000330001&cycle=7&year=20210&month=0&tclass1=000000330001&tclass2=000000330004&tclass3=000000330005&stat_infid=000032167615&result_back=1&tclass4val=0
4人家族で食費10万、中学生・高校生がいると当たり前?!
食べ盛りの子どもがいると、特別な贅沢をしなくても毎月の食費はかさむものです。
特に中学生や高校生がいると、1ヶ月の食費が10万円を超えるのも珍しくはないかもしれません。
平成21年に行われた「インターネットによる子育て費用に関する調査」によると、小中学生の年間の食費は以下の通りです。
【子どもの食費】
・小学生の食費…年間278,294円/1ヶ月23,191円※2
・中学生の食費…年間356,663円/1ヶ月29,721円※2
※1ヶ月の費用は、年間の食費の金額を1/12にした金額
小学生と中学生がひとりずつの家庭では、子どもの食費だけで5万円ほどかかることになります。
高校生の食費も中学生と変わりないと考えると、中高生の子どもが2人の4人家族では食費10万円以上も珍しくはなさそうです。
※2 内閣府│平成21年度インターネットによる子育て費用に関する調査 全体版/内閣府政策統括官/2022年10月18日現在
https://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/research/cyousa21/net_hiyo/pdf/zentai/3sho_1.pdf
家族4人の食費、内訳は?
4人家族の食費の内訳は自炊にかかる食費がおよそ5割、お惣菜やお菓子、飲み物などの食費が約5割と半々です。※1
2021年の家計調査から、主な世帯年収別の内訳をまとめました。
【4人家族の食費の内訳】(単位:円)
項目/世帯年収 | 平均 | 300~350万円 | 500~550万円 | 700~750万円 | 1000~1250万円 |
---|---|---|---|---|---|
食費 | 82912 | 55983 | 74341 | 80476 | 97965 |
自炊にかかる食費 | 41369 | 29452 | 37776 | 37780 | 49283 |
調理食品 | 11096 | 7214 | 9608 | 10247 | 11907 |
菓子類 | 8458 | 6519 | 8075 | 9326 | 9674 |
飲料 | 5290 | 3103 | 4781 | 5517 | 6166 |
酒類 | 2971 | 3580 | 2025 | 2351 | 4488 |
外食 | 13728 | 6116 | 12077 | 15256 | 16448 |
※1 総務省2021年 家計調査 家計収支編より作成
自炊にかかる費用…穀類・魚介類・肉類・乳卵類・野菜・海藻・果物・油脂・調味料の合計金額
食費5万円台
世帯年収300~350万円世帯の食費の平均は、約5万6000円です。※1
食費のかけ方は、自炊にかかる食費が52.6%、お惣菜などの調理食品が12.9%、お菓子11.6%、飲料・お酒11.9%、外食11%と、自炊中心の生活と言えるでしょう。
1週間の食費(1ヶ月の食費の1/4の額)に換算すると、全体で約1万4000円、外食を除くと約1万2500円です。※1
1週間の食費をまとめ買いするならば、1回の買いものの予算は約1万2500円ということですね。※1
一方、外食費は1ヶ月6,000円ですので、月1~2回の外食が目安となりそうです。※1
世帯年収に関わらず、4人家族で食費を5万円台に抑えたい場合には、この内訳を参考に食費を見直すのもよいかもしれません。
食費7万円台
年収500~550万円世帯の食費の平均は、約7万5000円です。※1
自炊にかかる食費が50.8%、お惣菜などの調理食品が12.9%、お菓子10.9%、飲料・お酒9.2%、外食16.2%と、食費5万円台の内訳よりも外食費の割合が増えています。
1週間の食費(1ヶ月の食費の1/4の額)に換算すると食費全体が約1万8600円、外食を除く食費は約1万5600円です。※1
この1万5600円のうち、3,700円はお菓子や飲料・お酒などの嗜好品です。※1
節約を考えるなら、この嗜好品を見直すのが簡単かもしれませんね。
外食費は約1万2000円ですので、家族で外食をするなら月2~3回でしょうか。※1
食費8万円台
年収700~750万円世帯の食費の平均は、約8万500円です。※1
自炊にかかる費用が46.9%、お惣菜などの調理食品が12.7%、お菓子11.6%、飲料・お酒9.8%、外食19%という内訳で、食費7万円台の場合よりも外食費の割合が増えています。
一方で自炊にかかる食費は、7万円台の場合と変わりありません。
1ヶ月の外食費は1万5000円ですので、お得なランチであれば週1回(月4回)外食ができそうですね。※1
食費10万円前後
食費が10万円くらいまで増えると、自炊にかかる食費は約5万円です。※1
その他の内訳は、お惣菜などの調理食品が12.2%、お菓子9.9%、飲料・お酒10.9%、外食16.8%となっており、食費5万円台と比較すると外食費の割合が高い傾向にあります。
世帯年収が高く食費に10万円かけていますが、1ヶ月の外食費は1万6500円。※1
外食の回数が多いわけではなさそうです。
食費の約2割の2万円を、飲料・酒類で1万円、お菓子で1万円と嗜好品にかけていて、外食費よりも多いことがわかります。
食べ盛りの中学生・高校生がいるご家庭は、これよりも自炊にお金がかかることもあるでしょう。
給食がない学校であれば、お弁当代も自炊の費用に含まれます。
節約を考えるなら、食費の内訳を把握して、嗜好品にかけるお金を抑える節約意識も必要です。
※1 総務省│2021年 家計調査 家計収支編 4人世帯(有業者1人)年間収入階級別1世帯当たり1か月間の収入と支出/2022年10月18日現在
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00200561&tstat=000000330001&cycle=7&year=20210&month=0&tclass1=000000330001&tclass2=000000330004&tclass3=000000330005&stat_infid=000032167615&result_back=1&tclass4val=0
4人家族で食費5万円に抑える節約術
4人家族で食費5万円にするには、どこかを節約しなければなりませんよね。
前章の世帯年収別の平均食費を参考に、食費5万円を達成する内訳を下記表に作成いたしました。
外食をしない場合、外食やお菓子や酒代など嗜好品にかけるお金を減らした場合の2パターンの内訳です。
【食費5万円の内訳】(単位:円)
外食なし | 外食と嗜好品を減らす | |
---|---|---|
自炊にかかる費用 | 30000 | 32000 |
調理食品 | 7000 | 5000 |
菓子類 | 6500 | 4000 |
飲料 | 3000 | 2000 |
酒類 | 3500 | 1000 |
外食 | - | 6000 |
※1 総務省2021年 家計調査 家計収支編より作成
外食を我慢して食費を減らす
前章の食費5万円台の内訳から、外食を我慢すると食費5万円が可能です。
内訳は、自炊に3万円、自炊以外に2万円。
外食費をなくすものの、お惣菜などの調理食品やお菓子類などの食費は残しており、中食を楽しみながら食費を減らす方法です。
外食は、お買いもので貯まったポイントを使うと、お金をかけずに外食できますよ。
外食やお菓子などを減らす
外食をゼロにするのはストレスが溜まるものです。
たまに外食をするならば、お菓子やお酒などにかける費用を減らすと食費5万円で外食費も捻出できます。
上記表の金額は、食費8万円の内訳から自炊費を15%減らし、その他のお菓子や飲料、お酒、外食費をおよそ5割減らしたものです。
自炊の費用は節約を意識しつつ、嗜好品や外食は予算を決めて、その範囲内で楽しむようにすると、食費5万円も夢ではないでしょう。
いろいろな節約術があるものの、自分のライフスタイルに合った節約があるはずです。
我慢する節約は、ストレスが溜まり続きません。
無理なく続けられる節約を取り入れましょう。
※1 総務省│2021年 家計調査 家計収支編 4人世帯(有業者1人)年間収入階級別1世帯当たり1か月間の収入と支出/2022年10月18日現在
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00200561&tstat=000000330001&cycle=7&year=20210&month=0&tclass1=000000330001&tclass2=000000330004&tclass3=000000330005&stat_infid=000032167615&result_back=1&tclass4val=0
まとめ
4人家族の食費は、平均8万3000円です。
世帯年収により差があり、5万円台の家庭もあれば12万円を超える家庭もあります。
食費を節約するなら、まずは自分の食費と内訳を把握して、食費の目標額を決めましょう。
今回ご紹介した世帯年収別の食費を参考に、節約できる項目を探してみてくださいね。
※本記事は2022年10月18日時点の情報を元に作成されています。
そのため、記事を閲覧いただく時期によっては、記載内容が実際の内容と異なる場合がございます。
あらかじめご了承いただけますようお願いいたします。
【食費の関連記事】