少ない収入でお金を貯める!やりくり以外に貯金を増やす方法
少ない収入でも、お金は貯められます。
貯金をするには、家計をやりくりして節約するのも1つの方法です。
ただ節約できた分だけ貯めていても、なかなか貯まらないこともあるでしょう。
生活をやりくりするだけでなく、少ない手取りの中で確実にお金が貯まるコツを押さえて 実践しましょう。
目次
- 少ない収入でお金を貯めるには?
- 給料天引きで確実に貯める
- 所得税控除などで手取りを殖やす
- 一人暮らしは、家賃を見直す
- 短期間で貯めるなら、副業で収入増
- 少ない収入でお金を貯める基本習慣
- 今の生活の収支を把握する
- 貯金額の目標を決める
- キャッシュレス決済を活用する
- お金を使わない生活を楽しむ
- まとめ
少ない収入でお金を貯めるには?
若くて収入が少ないうちは、なかなかお金が貯まらないという悩みも多いものです。
ただ日々の生活での節約だけでは、限界があります。
ここでは、生活の質を落とさず確実に貯金を殖やす 4つの方法を解説します。
【少ない収入でお金を貯める方法】
- 給料天引きで確実に貯める
- 所得税控除などで手取りを殖やす
- 一人暮らしの場合は家賃を見直す
- 副業で収入を殖やす
給料天引きで確実に貯める
少ない収入で確実にお金を貯められるのは、給料から天引きして貯金する方法です。
給料から天引きできる貯金には、以下の3つの方法があります。
- 会社の財形貯蓄
- 銀行の定期預金・積立預金
- 信託銀行の投信自動積立
所得税控除などで手取りを殖やす
少ない収入でお金を貯めるとなると、少しでも手取りを増やしたいものです。
手取りは、収入から所得税等を差し引いた金額ですよね。
所得税控除を利用すれば所得税や住民税の負担が減り、手取りが増やせます。
増えた手取り分を貯金に回せば、生活の質を落とさずにお金を貯められるでしょう。
【所得税控除の対象例】
- ふるさと納税
- iDeCo(イデコ)
- 医療費控除
- 生命保険料控除
一人暮らしは、家賃を見直す
一人暮らしにとって、家賃は大きな負担。
月々の消費支出額のうち家賃が占める割合は大きく、家賃の支出を軽減させれば大幅な節約がかないます。
家賃を節約する主な方法は5つです。
【家賃を節約する方法】
- 実家暮らしを検討する
- シェアハウスに引っ越す
- 駅から離れた物件や郊外の物件に引っ越す
- 更新のタイミングで家賃の値下げを交渉する
- 同居や同棲を検討する
最も節約できるのは、一人暮らしをやめ、実家暮らしを検討することです。
単純に家賃の支出がなくなるので、その分のお金を貯蓄にまわせます。
またシェアハウスに引っ越すと家賃の節約になります。
一般的にシェアハウスは、敷金や礼金、仲介手数料がかかりません。※1
中にはフリーレント期間を設けているシェアハウスもあります。※1
引っ越しの初期費用が安く抑えられ、さらに家賃も安く家計に余裕が生まれます。
次の住まいを決めるまでの短期間活用するだけでも十分貯蓄できるでしょう。
仕事がテレワーク中心になり、もし通勤時間が増やせる状況であれば、家賃が安い物件に引っ越すのも手です。
駅から離れた物件、郊外の物件に引っ越せば、家賃は半額に抑えられる場合もあるでしょう。
今の賃貸に住み続けるのであれば、家賃の値下げを管理会社に交渉してみる方法もあります。
契約更新のタイミングは、交渉のよい機会です。
また実家暮らしが難しい場合、気の知れた友人や恋人と同居や同棲するのも家賃の負担を減らせる選択肢の1つです。
同居や同棲であれば、光熱費や引っ越しの初期費用の負担も軽くなります。
短期間で貯めるなら、副業で収入増
より短期間でお金を貯めるなら、副業で収入を殖やすのも確実な方法です。
民間企業の調査によると、2020年の副業実施率は9.8%。※2
副業による平均の収入額は、5万9782円といわれています。※3
毎月約6万円も収入を増やせれば、貯金にも回しやすいですよね。
ただ副業で収入を増やす場合には、税金に注意しなければなりません。
本業以外で年間20万円以上の収入を得た場合には、基本的には確定申告をして所得税を納税します。※4
確定申告をすると、翌年3月に所得税の不足分をまとめて支払います。
副業の収入をすべて使ってしまい所得税が払えない…とならないよう注意が必要です。
企業で働く副業の場合、毎回の報酬から所得税が源泉徴収してくれる企業もあります。
その場合は企業から支払調書を受け取り、納税額を確認しましょう。
勤務先が副業を認めていれば、副業は収入を殖やす有効な手段です。
副業で経験を積めば、今後のキャリアアップにつながることもあるでしょう。
将来的に収入増につながり、楽しめる副業を探してみるとよいかもしれません。
副業専門の求人サイトなどで探せます。
ここまでは、お金を貯めるための手段をご紹介してきました。
ただお金を貯めるために大切なのは、お金を把握する習慣です。
貯金へのモチベーションを維持するためにも、まずはお金が貯まる基本習慣 を身につけましょう。
※1 リビタのSHARE PLACE / 2021年5月11日現在
https://www.share-place.com/※2 【*新設計版】兼業・副業に関する動向調査(2020)概要版 働く個人の9.8%が兼業・副業を実施中 兼業・副業制度あり企業の72.7%が過去3年以内に制度を導入 / リクルートキャリア / 2021年5月11日現在
https://www.recruit.co.jp/newsroom/recruitcareer/news/pressrelease/2021/210225-02/
※3 マイナビ転職、「副業に関する意識調査」を発表/株式会社マイナビ/ 2021年5月11日現在
https://www.mynavi.jp/news/2021/01/post_29421.html
※4 No.1906 給与所得者がネットオークション等により副収入を得た場合/ 国税庁 / 2021年5月11日現在
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1906.htm
少ない収入でお金を貯める基本習慣
少ない収入でも、考え方を少し変え、視野を広げるとお金が貯められることに気づきます。
まずは少ない収入でお金を貯めるための基本習慣を身につけましょう。
【少ない収入でお金を貯める基本】
- 今の生活の収支を把握する
- 貯金額の目標を決める
- キャッシュレス決済を活用する
- お金を使わない生活を楽しむ
今の生活の収支を把握する
少ない収入でお金を貯めるための基本は、現状の収支を把握することです。
実際の収支を把握するには、家計簿が有効です。
家計簿に収支をまとめておけば、何をいくらで買ったのかを可視化でき見直せます。
食費や雑費に無駄な支出はないか、何の支出が抑えられそうかを気づくきっかけになるでしょう。
ただ家計簿は「面倒くさくて続かない」「ついつい記録を忘れてしまう」という方も多いもの。
スマートフォンの家計簿アプリや、レシートを貼るだけの家計簿など、継続できる方法を見つけてみて下さい。
家計簿は、細かくつけることが目的 ではありません。
何にいくら使っているかを把握できればよいので、あまり形にとらわれずに続けられる方法で取り組みましょう。
家計簿のつけ方については、
で詳しく解説しています。
貯金額の目標を決める
現状の収支を把握したら、貯金額の目標を決めて具体的な行動に移しましょう。
貯金の目的と金額が決まっていれば期間を決めてお金を貯めていけばよいもの。
ただ、漠然とした目的だと目標額が決めづらいこともあるでしょう。
その場合は、家計簿をもとに金額を決めるか、月々の収入のうち何割を貯蓄にまわせるか考えるか、どちらかの方法で目標額を決めると無理なくお金を貯められます。
家計の金融行動に関する世論調査によると、年間手取り収入のうち貯蓄に回す金額の割合は2人以上世帯の場合は10%前後、単身世帯の場合は13%前後が最も 多いようです。※5※6
つまり、家族世帯で月の手取りが60万円前後であればおよそ6万円、単身世帯で月の手取りが20万円前後であれば2万6千円前後です。
漠然と将来のためにお金を貯めたい…という場合には、この割合を1つの目安にしてもよいかもしれません。
キャッシュレス決済を活用する
近年、キャッシュレス決済の種類も増えていて、各社キャンペーンによるポイント還元も盛んです。
キャッシュレス決済には、クレジットカード以外にも、スマホ決済、電子マネー、プリペイドカードなどがあります。
支払いは現金派の方もいるかもしれませんが、お得なのはキャッシュレス決済です。
現金ではポイントは貯まりませんが、キャッシュレス決済は一般的に最低でも0.5%のポイントが貯まります。
普段の買い物はスマホ決済や電子マネーを使い、固定費はクレジットカードを使うなど、費用に合わせてキャッシュレス決済を組み合わせることで、ポイントが効率よく貯められます。
いま現金で支払っているものがあれば、キャッシュレスに切り替えられないか検討してみてはいかがでしょうか。
ポイントを貯める方法は、
で詳しく解説しています。
お金を使わない生活を楽しむ
少ない収入の中から貯金にまわすお金を捻出するには、いかにお金を使わずに生活するかも大切になります。
支出を把握して貯金を始めても、あまりに我慢をしていると、お金を使わない生活は長続きしません。
お金を使わなくても暮らしを楽しむのが、長続きのコツです。
お金を無駄遣いしない生活の始め方は、
の記事で、詳しくご紹介しています。
※5 家計の金融行動に関する世論調査【調査結果(単純集計データ)】[二人以上世帯調査]令和2 年調査結果 / 知るぽると 金融広報中央委員会 / 2021年5月11日現在
https://www.shiruporuto.jp/public/data/survey/yoron/futari/2020/pdf/shukeif20.pdf
※6 家計の金融行動に関する世論調査【調査結果(単純集計データ)】[単身世帯調査]令和2 年調査結果/ 知るぽると 金融広報中央委員会 / 2021年5月11日現在
https://www.shiruporuto.jp/public/data/survey/yoron/tanshin/2020/pdf/shukeit20.pdf
まとめ
少ない収入で貯蓄するためには、給与天引きや所得税控除などを活用するのが確実です。
いまの生活の範囲内でできるものから検討してみて下さい。
またお金を貯めるためには、現状の収支を知り貯蓄の目的を明確にすることも大切です。
家計簿は面倒で続かないイメージがあるかもしれませんが、家計簿アプリなどを上手に活用して家計を可視化しましょう。