着なくなった服を売るのはめんどくさい…捨てない処分方法

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着なくなった服は、できれば売って家計の足しにしたいもの。
ただ服を売るのは、意外とめんどくさいものです。
宅配買取や出張買取など、手間がかからない方法もあります。
さらに売れない服でも、リサイクルやリユースに出せば、いらない服も無駄にならずに済みます。
着なくなった服を有効活用する処分方法を解説します。

 ※本記事は2022年11月10日時点の情報を元に作成されています。
そのため、記事を閲覧いただく時期によっては、記載内容が実際の内容と異なる場合がございます。
あらかじめご了承いただけますようお願いいたします。

目次

  1. 服を売るのはめんどくさい…手軽な方法は?
  2. 箱に詰めて送るだけの「宅配買取」が手軽
    • 宅配買取を選ぶ基準
  3. 着なくなった服、売れない服の処分方法
    • アパレル店の店頭回収
    • 自治体の交換会
    • 寄付する
    • 地域の回収ボックスや廃品回収
    • 掃除用のぞうきんやリメイク
  4. まとめ

服を売るのはめんどくさい…手軽な方法は?

着なくなった服は、どう処分していますか?
消費者庁が実施した「令和3年度サステナブルファッションに関する消費者意識調査」では、まだ着られる服の処分方法として「タンスにしまいこむ」がもっと多い回答です。※1

その割合は約5割、次いで「可燃ごみとして捨てる」が2割です。※1

捨てるのもリサイクルに出すのも面倒な様子が伺えます。

ただほとんど着ていない服や傷んでいない服を捨ててしまうのは、もったいないもの。
売れるものは売り、家計の足しにしたいところです。
服を売るには、リサイクルショップに買取に出す、フリマアプリやネットオークションに出品する、公園などで開催しているフリーマーケットに出店するなどの方法があります。

 

【着なくなった服の買取先】

メリット デメリット
リサイクルショップ
店頭買取
査定結果がすぐわかる
査定内容の確認・交渉が可能
持ち込みの手間がかかる
査定の待ち時間がかかる
リサイクルショップ
宅配買取
持ち込みの手間がかからない
時間に縛られない
梱包の手間がかかる
査定内容の確認・交渉ができない
リサイクルショップ
出張買取
持ち込みの手間がかからない
その場で査定結果が分かる
持ち込みの手間がかかる
査定の待ち時間がかかる
フリマアプリや
ネットオークション
自分で値付けができる
1点ごとに出品の手間がかかる
梱包・配送の手間がかかる
出品手数料が必要
フリーマーケット 対面で売れる
自分で値付けできる
出展費用がかかる
売るものの運搬と設営撤去が必要

それぞれにメリットもデメリットもあります。
「手間がかかってめんどくさいのはイヤ」という方には、リサイクルショップの宅配買取・出張買取が便利です。

宅配買取は、買取対象の服を段ボールに詰めて送るだけで査定・買取ができ、リサイクルショップに行く手間がかかりません。
出張買取は家で査定してもらえるので梱包の手間もかからず、対面で査定の説明を聞いてから売ることができます。

 

※1 消費者庁│「サステナブルファッション」に関する消費者意識調査 令和3年7月調査/2022年11月12日現在
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_education/public_awareness/ethical/investigation/assets/consumer_education_cms202_211013_01.pdf

箱に詰めて送るだけの「宅配買取」が手軽

「宅配買取」は、買取対象の着なくなった服を箱に詰めて送るだけの買取サービスです。
リサイクルショップの店頭に持ち込まずに売ることができ、店頭で査定を待つ必要もありません。
一般的に、宅配にかかる送料はリサイクルショップの負担です。
インターネット上で申し込み着払いで郵送、届いた服は買取店で査定され、メール等で査定額を確認します。
査定額に同意した場合のみ買取が成立し、買取金額を買取店指定の支払い方法で受け取ります。
服を売る手順すべてがインターネット上で完結し、自分の好きなときに買取に出せます。

 

宅配買取を選ぶ基準

宅配買取では実店舗に足を運ぶ必要がないため、買取店選びは慎重に行いたいものです。
着なくなった服を売る場合、どのように宅配買取店を選べばいいのでしょうか。


【宅配買取の確認事項】

  • 買取対象ブランド
  • 送料や手数料
  • 査定金額がつかない場合の対応
  • 服以外もまとめて売れるか

 

  • 買取対象ブランド

服を取り扱うリサイクルショップでも、どのような服でも売れるわけではありません。
ブランドものは売りやすく、ノンブランドは対象外のところもあります
宅配買取では、ファストファッションやタグのない服は、買取対象外のことが多いでしょう。
ただノンブランドの定義は、買取店により様々です。
ハイブランド以外のアパレルブランドやローブランドは、買取対象の場合もあります。
ノンブランドの買取対象外の服でも、ブランドものと一緒に送れば買取可能なショップもあります。
Webサイトに詳しく記載されているところが多いので、確認してみてください。

 

  • 送料や手数料

宅配買取の送料は、リサイクルショップが負担するのが一般的です。
また配送に使う段ボールも、無償で提供してくれるところもあります。
ただし買取金額の受け取りにかかる振込手数料は、自己負担の場合も少なくありません。
銀行口座への振り込み以外に電子マネーなど手数料がかからない方法もあるか、あらかじめ確認が必要です。

 

  • 査定金額がつかない場合の対応

宅配買取に限りませんが、査定に出しても必ず金額がつくわけではありません。
服のブランドや状態によっては、ゼロ円のこともあります。
宅配買取は一般的に、服を送る際の送料はリサイクルショップの負担ですが、査定金額がつかず返送してもらう場合の送料は自己負担です。
売れない場合、返送してもらう際の送料や処分してもらう場合の処分費がかかるショップもあるようです。※2

 

  • 服以外もまとめて売れるか

着なくなった服だけでなく、バッグや財布、貴金属、おもちゃなども一緒に売りたい場合は、なんでも売れる不用品買取サービスが便利です。
一つの段ボール箱に、服以外のものも一緒に詰められて手間がかかりません。

 

※2 独立行政法人国民生活センター│宅配買い取りサービスのトラブルが増加しています!―段ボールひと箱分でも数十円!?「手軽に高額査定」のはずが―/2022年11月12日現在
https://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20171109_1.pdf

着なくなった服、売れない服の処分方法

宅配買取でも査定金額がつかない服でも、まだ着られる服であれば捨ててしまうのはもったいないですよね。
アパレル店や自治体のリサイクルやリユース制度を利用すれば、いらない服も無駄になりません。

 

【着なくなった服の処分方法】

  • アパレル店の店頭回収
  • 自治体の交換会
  • 寄付する
  • 地域の衣類回収ボックスや廃品回収
  • 掃除用のぞうきんやリメイク

 

アパレル店の店頭回収

売れなかったノンブランドの服は、アパレル店の店頭回収に出すとお得な場合があります。
ファストファッションの店舗で、リサイクルボックスが設定してあるのを見かけたことはありませんか?
これは着なくなった服を、店頭で回収してリユースやリサイクルする取り組みです。
回収に出せるものが自社製品のみのところもあれば、他社製品も回収可能なところもあります。
店頭回収を利用すると、お店で使える割引クーポンがもらえるアパレル店もありお得です。※3

 

自治体の交換会

自治体によっては資源回収センターなどに、使わなくなったものの交換所を設置しています。※4
さらに自治体主催で不用品の交換イベントを開催し、参加者同士が直接交換できる場となっているようです。※4
まだ使える状態のものしか持ち込めませんが、確実に必要な人に渡せる上、自分も必要なものを選べ確実にリユースできる方法です。
お住まいの地域で実施しているか、自治体のサイトや広報誌などを確認してみましょう。

 

寄付する

着なくなった服でも、まだ着られる状態であれば寄付することもできます。
服を寄付するには、寄付団体に依頼するか、必要とする施設などへ直接確認するかどちらかです。
寄付団体では、売れない服でもまだ着られる服は受け付けてくれるところも多いでしょう。
インターネット等で申込をし、段ボールに服をつめて送るだけで完了します。
ただ送料や手数料の負担が必要な場合もあります。
寄付団体のWebサイトで確認してみてください。
送料や手数料をかけたくない場合には、保育園や養護施設などに寄付できるか確認する手もあります。
持ち込む前に、寄付が可能かあらかじめWebサイトや電話で確認してください。

 

地域の回収ボックスや廃品回収

自治体では、衣類の回収ボックスを区役所や図書館に設置したり、古着回収のトラックが施設を巡回したりして、古着の回収をしていますよね。
回収された服は、古着のリサイクル業者に引き渡されるなどして、リユース・リサイクルされます。※4
回収できる衣類は自治体により異なるため、事前に確認しておきましょう。
汚れがあっても引き取り可能な自治体もあれば、汚れや穴あき、ボタンはずれがなく着られる状態のもののみを回収する自治体もあります。※5※6

 

掃除用のぞうきんやリメイク

 人にあげるほどではない服や、少し穴があいたり汚れたりした服は、家の掃除に使うのがおすすめです。
子どもが小さいうちは、よだれや吐き戻しなどで床や壁が汚れることもありますよね。
いらない服やタオルなどを小さく切ってストックしておくと、さっと拭いてそのまま捨てられて便利です。
大掃除はもちろん、キッチンや水回りの普段の掃除に使うと掃除がラクになります。


またいらなくなった服のリメイクも立派なリユースです。
服のリメイクと聞くと、裁縫が苦手な人にとってはハードルが高いですよね。
服を服にリメイクするのは難しくても、インテリアであれば裁縫いらずでリメイクすることもできます。
100均のボックスやペン立てにお気に入りの柄のワンピースを切り貼りしたり、棚の敷物などに使ったりと、簡単なリメイクもあります。
布用の接着剤を使えば、針と糸を使わず簡単に作れますよ。

 

※3 PRTimes│H&M、古着回収サービスの紙製クーポンをデジタルクーポンへと完全移行/2022年11月12日現在
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000529.000011958.html
※4 環境省│市町村による使用済製品等のリユース取組促進のための手引/2022年11月12日現在
https://www.env.go.jp/press/files/jp/27577.pdf
※5 江東区│古着の回収/2022年11月12日現在
https://www.city.koto.lg.jp/381104/kurashi/gomi/kaishu/hurugikaisyu.html
※6 名古屋市│衣類・布類はリサイクルに出しましょう!
https://www.city.nagoya.jp/kankyo/page/0000067201.html

まとめ

着なくなった服は、売れるものなら売って家計の足しにしたいですよね。
ただフリマアプリは出品の手間がかかり、リサイクルショップの持ち込みもめんどくさいものです。
段ボールに詰めて送るだけの宅配買取は、手軽に服を売る方法の1つ。
信頼できるリサイクルショップを選ぶなら、実店舗があるショップや古物商の許可・登録されている会社を探しましょう。
また、売れない服でも、リサイクル・リユースは可能です。
燃えるゴミに捨てる前に、アパレルの店頭や自治体の回収ボックスに持ち込んだり、交換会に出したりすれば、誰かの役に立つはずです。

 

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 ※本記事は2022年11月10日時点の情報を元に作成されています。
そのため、記事を閲覧いただく時期によっては、記載内容が実際の内容と異なる場合がございます。
あらかじめご了承いただけますようお願いいたします。

 

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