読み終わった本は、どのように処分していますか？
本や漫画の捨て方は、資源ごみだけではありません。
リサイクルショップに売ったりフリマアプリで売ったりすることもできますし、寄付することもできます。
本の処分方法とポイントを解説します。

※本記事は2022年12月10日時点の情報を元に作成されています。
そのため、記事を閲覧いただく時期によっては、記載内容が実際の内容と異なる場合がございます。
あらかじめご了承いただけますようお願いいたします。

引越しや大掃除で出た読まなくなった本が、部屋の片隅に山積みになっていませんか？
読まなくなった本は、燃えるゴミに捨てれば処分できるものの、捨ててしまうのはもったいないもの。
本や漫画は、古紙回収に出したり、リサイクルショップで売ったり、寄付したりと、リサイクル・リユースしやすい環境が身近に整っています。

【本の処分方法】

• 売る
• 寄付する
• 資源ごみ／古紙回収に捨てる
• 燃えるごみに捨てる
  
  

本を売ったり寄付したりといったリユースができるのは、汚れたり破れたり水濡れしたりしていない、きれいな状態の本です。※1※2※3
汚れや破損がある本は、基本的には資源ごみや古紙回収に出します。

漫画本も、基本的には本と同じ方法で処分します。
状態の良いものは、リサイクルショップやフリマアプリ等で売ることもできますし、寄付も可能です。
ただしコンビニコミック誌や同人誌などは、買取対象外の漫画もあります。※2
さらにコミックが全巻揃っていないと売ったり寄付したりできない場合もあるようです。
買取条件をよく確認してから出しましょう。

人気の漫画はリユース店での買取だけでなく、ネットオークション、フリマアプリでもよく売買されています。
一方、日焼けや汚れがあったり古かったりで売れない漫画は、古紙回収に出すか資源ごみの回収日に出すしかありません。
あまりに大量の漫画は、資源ごみでは回収してもらえない場合もあるようです。

基本的には、資源ごみの回収の日に収集場所に出せば、収集車で回収されます。
しかし大量の本は、ひもで縛って出しても資源ごみでは回収してもらえない場合もあるようです。
資源回収センターなどに持ち込むか、買取であれば、大量の本も一度に処分できます。
古紙の回収方法は、市区町村で異なります。
出す前に、ホームページなどで確認しておきましょう。

資源ごみの収集場所に本を出す方法は、近所の人に見られるのが恥ずかしい場合もあるはずです。
そういうときは資源回収センターなどに持ち込むか、リサイクルショップに売るのが賢明です。
状態の良い本であれば、リサイクルショップに出せるかもしれません。

次章からは、各処分方法について詳しく解説します。

※1 ブックオフオンライン お送りいただけるもの／2022年12月2日現在
https://www.bookoffonline.co.jp/files/sell/kaitori.html
※2 買取基準（買取できないもの） |古本の買取/通販のネットオフ／2022年12月2日現在
https://www.netoff.co.jp/sell/criteria_ng/
※3 ご利用ガイド | 本で寄付するチャリボン／2022年12月2日現在
https://www.charibon.jp/guide/?gid=guide0034
※4 公益財団法人 古紙再生促進センター／2022年12月2日現在
http://www.prpc.or.jp/recycle/diagnosis/

本を捨てる場合、基本的には資源ごみや古紙回収に出します。
ただし特殊な加工がされたページがある本は、紙としてリサイクルが難しいようです。※4
 

• 特殊な加工がされているハードブック
• 絵具やクレヨンで落書きをしてしまった本
• ステイプラーなどでとめられている本
  
  

などは、資源ごみや古紙回収には出せないようです。

資源ごみに出せない本は、燃えるごみに捨てます。

本を捨てるときは、ひもで十字に縛り、資源ごみや古紙回収に出します。

ガムテープで巻いたり、ビニール袋やごみ袋に入れて出すことはできません。※5※6

資源ごみの出し方の冊子やホームページに記載のある市区町村もありますので、確認してみてください。

燃えるごみに出す場合は、他のゴミと一緒にゴミ袋に入れて捨てられます。

雑誌や漫画も、資源ごみや古紙回収で回収できます。

本と同様に、ひもで十字に縛り、収集場所や回収場所に出せば回収してもらえます。

雑誌と漫画、本はそれぞれサイズが異なります。

同じ種類、同じサイズでまとめて縛ると持ち運びやすいでしょう。

※4 公益財団法人 古紙再生促進センター／2022年12月2日現在
http://www.prpc.or.jp/recycle/diagnosis/
※5 資源の出し方 | 世田谷区ホームページ／2022年12月2日現在
https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/kurashi/004/001/d00190098.html
※6 古紙（新聞・雑誌・段ボール・紙パックなど）：練馬区公式ホームページ／2022年12月2日現在
https://www.city.nerima.tokyo.jp/kurashi/gomi/wakekata/koshi.html

読まなくなった本でも、寄付すれば誰かの役に立ちます。
本の寄付のかたちは、主に２つ。
必要とする施設や人に直接本を寄付する方法と、本の買取代金を寄付する方法の2つです。
インターネットなどで本の寄付を募る団体には、後者の買取代金を寄付するところや、前者と後者を組み合わせた寄付方法をとるところがあります。※3※7

本を必要とする施設や人に直接寄付したいのであれば、自分で寄付先を探すのが確実です。
学校や幼稚園・保育園、養護施設などに連絡し、直接確認しましょう。
必要とされる本でなければ寄付しても意味がありませんし、新品のみ受け付けるところもあります。
必ず確認してから寄付してください。

寄付先が見つけられないときは、団体を通じて寄付するのが手軽です。
本の寄付団体の中には、必要とされる本は必要とする施設へ、それ以外の本は買取に出して買取代金を寄付に充てる方法をとる団体もあります。
どちらの場合も、寄付できるのは基本的に汚れや破損のない本に限られます。※3※7

本の寄付を受け付ける団体の多くは、本を買取に出し買取代金を寄付に充てる方法をとっています。
買取に出すので、絵本やビジネス書、漫画など幅広いジャンルの本で寄付が可能です。
送料や手数料を寄付先が負担するところを選べば、気軽に寄付できます。※7

寄付金の使われ方が気になる方は、寄付先を選べるサイトを使い寄付するのもよいのではないでしょうか。
国際支援や貧困支援、環境支援だけでなく大学や医療施設など、身近な施設や団体を選んで支援が可能です。※7
寄付団体のホームページに寄付できる本の条件や種類が記載されていますので、確認してから本を送りましょう。

※3 ご利用ガイド | 本で寄付するチャリボン／2022年12月2日現在
https://www.charibon.jp/guide/?gid=guide0034
※7 絵本でNPO・NGOを支援できます｜ありがとうブック／2022年12月2日現在
https://www.39book.jp/ehon/

読まなくなった本を売るには、リサイクルショップに持ち込む以外にもフリマアプリやネットオークションなどの方法があります。

リサイクルショップは、ビジネス書から漫画、絵本など幅広いジャンルの本を買い取ってもらえるので、まとめて売るには便利です。
ただ買取対象は、基本的には汚れや折れのない状態の良い書籍や漫画です。
汚れや破損があったりカバーがなかったりする本や古い書籍、雑誌、教科書、辞書、洋書などは、買取対象外の場合もあります。※1※2

【買取対象外の例】

• 雑誌や教科書、パンフレット等※1※2
• 表紙カバーがない、破れている※2
• 名前が書いてある※1※2
• 日焼けして色が変わっている※2
• 表紙等が変色している※1※2
• 水濡れした※1※2
• 線や文字、マーカーの書き込みがある※1※2
• サインが書かれている※2
• 付属品がない※2
• 目立つしみや汚れがある※1※2
• 折れてしまっている※1※2
• 定価表示やバーコードがない※1※2

など

自分で判断できないものは、買取時の査定で判断可能です。
リサイクルショップの査定に出すと、買取の可否と買取額がわかります。
リサイクルショップの買取・査定は、

• 店頭買取
• 宅配買取
• 出張買取

の3つの方法があります。
状態のいい本を大量に出すならば、宅配買取や出張買取が便利です。
送料や手数料をお店が負担する宅配買取や出張買取もあります。

楽天ポイントもたまる買取一覧ページはこちら

他の不用品と同様、本もフリマアプリやネットオークションで売ることもできます。
欲しい人に確実に引き渡しでき、人気の本は高値がつくこともあります。
自分で買取価格を決められるのが、最大のメリットでしょう。
また買い手がいれば雑誌や教科書、辞書など、リサイクルショップが取り扱わない本も売ることができます。
ただフリマアプリやネットオークションへの出品から交渉、発送まですべて自分で対応しなければなりません。
慣れないうちは、時間と手間がかかるのが難点です。
はじめて出品するときは、出品方法やルールがわかる本や講座が参考になりますよ。

いろいろなジャンルの本を取り扱うリサイクルショップでも、買取対象外の本も一部あります。
大手リサイクルショップで売れなかった本でも、専門買取店で買取可能な場合もあります。
例えば、大学の教科書や専門書など。
専門書に特化した宅配のリサイクルショップでは、大手リサイクルショップで取り扱い対象外の教科書や医学書、法律書なども買取対象です。※8
他にも、雑誌やムック本も買取可能な古本買取店では、月刊誌や週刊誌の取り扱いもあります。※9
これらのように、特色のある買取店もあるものです。
インターネットで査定可能なところも多いので、フリマアプリ等の相場と買取金額を比較してみるのもいいでしょう。

※1 ブックオフオンライン お送りいただけるもの／2022年12月2日現在
https://www.bookoffonline.co.jp/files/sell/kaitori.html
※2 買取基準（買取できないもの） |古本の買取/通販のネットオフ／2022年12月2日現在
https://www.netoff.co.jp/sell/criteria_ng/
※8 大学の教科書・専門書・医学書の高価買取・買取価格保証商品｜専門書アカデミー／2022年12月2日現在
https://www.academybook.net/item/
※9 雑誌買取、月刊誌、週刊誌の高価買取り｜古本買取 みつばち書店／2022年12月2日現在
https://www.mitsubachi-books.com/book/magazine/

読まなくなった本を燃えるごみに捨ててしまうのはもったいないもの。
自分にはいらない本でも、必要とする人がいるかもしれません。
もし売れればうれしいものの、まとまった金額にならなかったとしても、環境にやさしい取り組みであればお気に入りの本も気持ちよく手放せるはずです。
大手リサイクルショップはもちろんのこと、専門書などを取り扱う宅配買取店などもあり、本のリユースニーズは高まっています。
宅配買取は、段ボールに本を入れて送るだけで買取可能ですので、捨てる前に利用してはいかがでしょうか。

※本記事は2022年12月10日時点の情報を元に作成されています。
そのため、記事を閲覧いただく時期によっては、記載内容が実際の内容と異なる場合がございます。
あらかじめご了承いただけますようお願いいたします。