家計簿のつけ方がわからない!簡単・続く家計簿の基本と選び方

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家計簿は、貯蓄や節約のためにつけたほうがよいことはわかっていても、つけ方がわからない、続かないなどなかなか難しいものです。
家計簿の基本的なつけ方や目的から、レシートを貼るだけ家計簿、クレジットカード、家計簿アプリのつけ方について解説します。
あなたにあった家計簿の選び方もご紹介していますので参考にしてみてください。

目次

  1. 家計簿のつけ方の基本、項目や頻度の決め方とは
    • 家計簿の項目とは?
    • 頻度は自分にあったペースでOK
    • 家計簿が必要なわけ
  2. 簡単にできる!家計簿の管理方法
    • レシートを貼るだけ家計簿
    • スマホ派には家計簿アプリ
  3. クレジットカード支払い分、家計簿にどうつける?
    • 使ったその日に家計簿につける方法
    • 引き落とし日ベースでつける方法
    • クレジットカードも項目別につける理由
  4. 一人暮らしの家計簿、どうつける?管理しやすいのは「予算制」
  5. どれにする?あなたにあった家計簿のつけ方
  6. まとめ

家計簿のつけ方の基本、項目や頻度の決め方とは

お金の細かい計算が苦手…という方も多いかと思います。
それでも毎月の家計管理を担う方にとって、一生向き合うと言っても過言ではない家計管理。
「お金の管理でストレスを感じたくない!」「もっと家計管理をラクにしたい!」という方でもできる、家計簿の基本を知っておくと節約や貯蓄にもつながります。
家計簿をつけるにあたって、まずは項目や頻度などを具体的にご紹介します。

 

家計簿の項目とは?

一般的な家計簿の項目は、下記の通りです。


【家計簿の項目】

  • 居住費
  • 食費
  • 日用品費
  • 水道光熱費
  • 通信費
  • 医療費
  • 服費
  • 教育費
  • 交通費
  • 保険料
  • お小遣い
  • 自動車関連費
  • 娯楽費
  • 交際費
  • 貯蓄

これだけ種類があると、レシートを見たときにこれはどの項目だろう…と迷ってしまうかもしれませんね。


あまり凡例にとらわれず、自分がわかりやすい項目名をつけておく方が、振返った時に悩まずに済みます。
上記の一般的な項目を参考に、2つの項目を1つにまとめたり、1つの項目をいくつかに分けたりと、自分にとって一番わかりやすくつけやすい項目を設定してください
家計簿で優先すべきは、ストレスなく継続しやすいことです。
家計簿をつけていく中で合わないものは見直ししていけばいいだけですし、細かく分けすぎる必要はありません。

 

頻度は自分にあったペースでOK

家計簿は、買い物をした都度や一日の終わりに毎日つけるのが理想です。
ただ忙しい日々のなか、毎日つけるのはちょっとハードルが高いですよね。

毎日つけるのが難しい場合には、

  • レシートを残しておいて一週間分まとめてつける
  • 財布からレシートを出す際に2~3日分まとめてつける

そんなつけ方でも問題ありません。

まずは続けることが肝心です。
自分にあったペースでつけてみてください。

 

家計簿が必要なわけ

家計簿、と聞くとわざわざつけるのが面倒、と思われる方も多いかもしれません。
「家計簿を見て一喜一憂したくない…」「長続きしない…」など、理由も人それぞれかと思います。
一方で、もっとお金を賢く貯めたい、節約したいと願う人は多いはず。
家計簿は、「お金を貯める」「節約する」を実現するための1つのツール。
家計簿をつけることで、今まで気づかなかったお金の使い方のクセや無駄に気づくことができます。
家計簿をつけること自体が目的ではなく、家計簿はあくまで貯蓄や節約を達成するための手段だということを意識し、継続しやすい方法を見つけてみてください。
家計を担う主婦に限らず、お小遣いをうまく管理したいと思っている男性や一人暮らしの学生さんも、家計簿をうまく使いこなすことでお金の管理がラクに楽しくなるはずです。
次章からは、簡単な家計簿のつけ方とポイントについて解説します。

 

簡単にできる!家計簿の管理方法

家計簿をつけよう!と始めても、続けるのが難しいですよね。
ここでは、「家計簿が続かない…」「手書きは得意でない…」という方にも試しやすい簡単な家計簿の管理方法を2つご紹介します。


【簡単な家計簿のつけ方】

  • レシートを貼るだけの家計簿
  • スマホ派には家計簿アプリ

 

レシートを貼るだけ家計簿

【レシートを貼るだけ家計簿のつけ方】
Step1:ノートを準備する
Step2:1ヶ月の予算をノートに記入する
Step3:日付ごとにレシートを貼る
Step4:集計する(1週間ごとなど自分のペースでOK)
Step5:1ヶ月分を集計して予算と照らし合わせる

 

  • つけ方

この管理方法はいたってシンプル。
ただただ、レシートを貼り付けていくだけです。
書店などにはレシートを貼るだけ家計簿専用のノートが売られていますが、家にあるノートでも簡単にできます。
レシートを貼るポイントは、なるべく日付ごとに上から順番に貼っていくこと。
手書きしなくても、どんなお店で、いつ、なにを買ったのかがひと目でわかります。

 

  • レシートを貼るだけ家計簿のメリットとデメリット

レシートを貼るだけなので簡単にできるのが最大のメリットです。
また最近では、残しておいたレシートでポイントやお金を獲得できる場合もあります。
レシートを撮影してその画像を買い取ってくれるアプリを探してみてください。
楽天Pashaもその1つ。
対象商品を購入したレシート画像を送信すると、楽天ポイントが貯まります。※1
日記感覚でつけてみると意外と楽しく続けられますよ。
一方で、レシートがかさばる点や集計の手間などのデメリットもあります。


【レシート家計簿のメリット】

  • 手書きしなくてもいい
  • いつどこで、なにを買ったかがわかりやすい
  • 残しておいたレシートがポイントやお金に

 

【レシート家計簿のデメリット】

  • レシートがかさ張ってしまう
  • レシートをもらい忘れて記録が抜けてしまう
  • 集計に手間がかかる

 

スマホ派には家計簿アプリ

貼ったり、集計したりするのもなぁ…と思った方には家計簿アプリが便利です。
スマホ派のあなたに、家計簿アプリのつけ方をご紹介します。


【家計簿アプリのつけ方】
Step1:家計簿アプリをインストールする
Step2:初期設定をする(必要に応じてキャッシュレス決済の利用履歴の連携なども設定)
Step3:項目を決めて予算を入力する
Step4:日々レシートをスマホで読み取る
Step5:読み取り内容を定期的にチェックする(誤入力があれば修正する)
Step6:月末に1ヶ月の出費を振り返る
家計簿アプリの手軽さを優先するなら、レシート読み取り機能が便利です。


レシートをスマホで撮影するだけで金額や項目を読み取り、家計簿アプリに自動で登録されます。※2
食費や日用品費などの項目を自由に選ぶこともでき、レシートがない場合は手入力も可能です。
さらにキャッシュレス決済の利用履歴を読み込める機能を使えば、アプリに自動で登録できます。
クレジットカードやQRコード決済、インターネットショッピングなどのアカウントと連携できます。※3
このような機能を使えば手間をかけずに家計簿をつけられるので、いままで続かなかった人でも続けられるでしょう。
家族で家計簿を共有したいという方にもアプリがおすすめです。
同じアプリをインストールし、同じアカウントでログインすれば、複数の端末で家計簿を共有できます。※4

  • 家計簿アプリのメリットとデメリット

アプリを使えば手間をかけずに、どこでも簡単に家計簿をつけられます
ただ操作や機能に慣れるまではわかりづらかったり、自動で読み込まれる項目が間違っていたりというデメリットもあります。
さらにアプリのセキュリティ面も不安な点ではないでしょうか。
情報漏洩などのリスクに対応するには、アプリ起動時のパスコード入力や生体認証の設定などを事前に登録しておきましょう。


【メリット】

  • レシート読み込み機能で集計が簡単
  • いつでもどこでも記録できる

 

【デメリット】

  • 機能が多すぎて使いづらい
  • 入力や読み込み間違いは自分で修正が必要
  • 情報漏洩のリスクがゼロではない

 

※1 Rakuten Pasha|レシート送信で楽天ポイントもらえる/2021年1月7日現在
https://pasha.rakuten.co.jp/
※2 家計簿の収支内訳を自動作成|マネーフォワード ME/2021年1月7日現在
https://moneyforward.com/features/2
※3 自動取得に対応するサービス : 使い方|家計簿 Zaim/2021年1月7日現在
https://content.zaim.net/operations/website
※4 複数端末で家計簿を共有して利用したい : その他 : アカウントの管理 : よくある質問|家計簿 Zaim/2021年1月7日現在
https://content.zaim.net/questions/show/47

クレジットカード支払い分、家計簿にどうつける?

キャッシュレス化に伴い、現金以外で支払う機会も増えていますよね。
クレジットカードの支払いを家計簿につけるには、まずは以下のどちらの方法で管理するか決めましょう。


【クレジットカード払いの家計簿管理の方法】

  • 使ったその日に家計簿につける
  • 引き落とし日ベースでつける

 

使ったその日に家計簿につける方法

この方法は、現金払いと同じように買い物をしたその日に記載します。
引き落とし日にまとめてつけるよりも、クレジットカードの利用頻度や使い道がわかりやすいのが特徴です。

 

【ノートなど手書きの場合】

Step1:現金払いと同じように、使った日に家計簿へ項目別に記載
Step2:「クレジット払い」なども合わせて記載しておく
Step3:月末にクレジットカードで支払った合計を集計する(クレジットカードでの利用合計金額を把握できます)

 

【家計簿アプリの 場合】

Step1: 使った日に、レシート読み込みなどで記録する
Step2:メモ機能などを活用し「クレジット払い」であることを記載しておく
Step3:1ヶ月分の出費を振り返る

 

家計簿アプリをクレジットカードのアカウントと連携し、利用履歴が即座に反映される機能を使えば、出費を入力する手間が省けます。
ただし、連携機能では利用履歴に買ったものまでは反映されない場合もあります。※5
日付と利用店舗ごとの利用金額のみが反映される場合もあるため、見返したときに何を買ったかわからないこともあるでしょう。
項目を把握するには、メモ機能を使い大まかに買ったものやジャンルなどを記載しておくか、手入力で項目を修正する必要があります。

 

 

引き落とし日ベースでつける方法

クレジットカードで支払うと、「1月1日に 1000円クレジットカードで買い物をし、翌月2月10日に利用代金の引落し」というように、買い物をした月と引き落とし月がずれるケースが一般的です。
この場合、実際にお金が動くのは翌月2月10日。
引き落とし日ベースでつける方法では、このお金が動く2月10日に家計簿につけます。
この場合も、必ず項目別に仕分けをしてつけましょう。
引落しベースで家計管理をすると、家計簿上と実際の現金の流れが一致するのがメリットです。
一方、何をいつ買ったかが把握しにくいというデメリットもあります。
手書きの家計簿であれば、金額はクレジットカードの引き落とし月につけ、買ったモノの内訳は買った月に記載する、ということも可能です。
引き落とし日ベースの場合はお金の流れとモノの流れを混同しないように注意しましょう。

 

クレジットカードも項目別につける理由

クレジットカードの利用も、項目別に家計簿につけることで使用状況が明確になります。
毎月いくら使っているか把握でき、無駄な出費にも気づきやすいでしょう。
クレジットカードの毎月の利用状況が把握できれば、毎月のクレジットカード利用額を5万円くらいにしようといった目標設定もできます。
家計簿を見ながら、目標を決めてみてください。
クレジットカードを複数枚使っていると、引落し日がカードごとに異なりますよね。
引き落とし日が何回もあると管理が複雑になってしまいます。
使用するカード数を減らしたり、まとめたりすることも家計管理のコツです。

※5 カード払いした履歴をカテゴリごとに管理する方法 – マネーフォワード MEサポートサイト
https://support.me.moneyforward.com/hc/ja/articles/900004381363-%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89%E6%89%95%E3%81%84%E3%81%97%E3%81%9F%E5%B1%A5%E6%AD%B4%E3%82%92%E3%82%AB%E3%83%86%E3%82%B4%E3%83%AA%E3%81%94%E3%81%A8%E3%81%AB%E7%AE%A1%E7%90%86%E3%81%99%E3%82%8B%E6%96%B9%E6%B3%95

一人暮らしの家計簿、どうつける?管理しやすいのは「予算制」

一人暮らしの場合、ファミリー世帯に比べ自由に使える割合も多いですよね。
その月の収入に応じて「あるだけ使ってしまう…」「計画的に使えない…」ということもあるでしょう。
使いすぎを防ぐために、一人暮らしには予算制の家計簿がおススメです。
予算制の家計簿で事前に毎月の予算を決めることにより、使いすぎを防止できます
例えば生活費「月10万円」と決め、そこからマイナス方式で家計簿をつけていくスタイルです。
毎日通帳を見ることはあまりないと思いますが、家計簿なら目に触れる頻度も高く残高をこまめに確認できるので、事前に使いすぎ防止にも繋がりますよ。

 

どれにする?あなたにあった家計簿のつけ方

ここまで家計簿のつけ方についてご紹介しました。
家族構成や自身の性格も人それぞれ。
家計簿のつけ方も多様化していますので、自分に合った方法を見つけてみてください。


【あなたにあった家計簿は?】

  • 手書き派…自分できちんと書き留めたい!自由なスタイルで書きつけたいという方に
  • レシート貼るだけ派…書くのは面倒!でもしっかり証拠を残して管理したいという方に
  • エクセル派…データ管理が好き!日常でパソコンを使いこなしている方に
  • アプリ派…身近なスマホで手軽に家計管理したいという方に

いずれの方法も、大事なポイントは2つです。
1つは自分にとって簡単で継続しやすいこと
2つ目は、あくまで家計簿は手段だということです。
家計簿をつけることに必死になりすぎて本来の貯蓄したい、節約したいという目標を見失ってしまっては元も子もありません。
また、食費を節約しているつもりが、実は固定費で簡単に節約できた、なんてこともよくある話です。
支出の流れを知る手段として家計簿は効果的です。
細かくつける必要はなく、上手く活用して家計全体の流れをつかむことを意識しましょう。

 

まとめ

簡単な家計簿のつけ方をご紹介しました。
毎日手書きでノートに家計簿をつけるのは、忙しい毎日を送っているとなかなか難しいですよね。
レシートを貼るだけの家計簿や家計簿アプリを利用して、継続できる家計簿を目指しましょう。
具体的な項目や頻度は、自分が無理なく続けられることを基準に考えます。
家計簿はあくまで貯蓄や節約を達成するための手段の1つです。
つけることが目的ではありません。
目標の貯蓄額や節約額を決め、毎月の予算と支出を把握できる簡単な家計簿を目指しましょう。

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