【ミニマリストの服選び】何着あればいい?定番は?少ない服で暮らすコツは?

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ミニマリストのように少ない服でシンプルに暮らせたら…と思うものの、何着あれば暮らせるのか、どんな服を選べばよいのか、実践してみないとなかなか分からないものです。
ミニマリストになるための服選びのコツから、捨てる服の選び方、服を増やさない方法などをご紹介します。

目次

  1. ミニマリストなら、服は何着あれば足りる?
  2. 少ない服で暮らす服選びのコツは、オールシーズンOKの服を選ぶ
    • 通年着られる生地を選ぶ
    • ベーシックな色を選ぶ
    • 流行ものを選ばない
  3. 【40代女性】少ない服で暮らす定番アイテム7つ
  4. 【メンズ】男の服の定番アイテム4つ
  5. 残す服、捨てる服、服を減らす方法とタイミング
    • ベーシックな使いやすい服は残す
    • 1年着なかったものは捨てる!それ以外にも…
    • 服の捨て方
  6. 服を増やさない、たった1つの方法
  7. 服の収納を見直して、部屋もスッキリ
    • クローゼットの収納
    • 小物類は見せる収納でもOK
    • 収納を見直して気分もスッキリ
  8. まとめ

ミニマリストなら、服は何着あれば足りる?

クローゼットにある数えきれないほどの服を処分したい、服を減らしてシンプルな生活を手に入れたいと考える方も多いのではないでしょうか。
あるアンケート調査によると、1人当たりの服の枚数は100枚前後とも言われています。
45歳~50歳の母親世代では平均126枚、女子大生は平均92枚と報告されており、とても多くの服を持っていることが分かります。※1
しかし、クローゼット一杯の服があっても、1シーズンに着る服は限られていませんか?
日ごろ着る服を考えると、1シーズンに15着~20着あれば社会人でも十分生活できるはずです。
仕事にスーツを着る場合、1シーズンで着るスーツは3着程度です。
3着あればクリーニングにも対応できます。※2
スーツと合わせるトップスは、毎日違うものを着るとしても平日分で5着です。
休日用の服装を上下1着ずつ、予備用のお出かけ用の服などを上下1着、それだけ持っていたとしても、合計で15着です。
「いま着る服」は15着あれば十分足りるでしょう。
クローゼットの100枚前後の服は、6~7割はなくても生活できる服かもしれませんね。

※1 平成 28 年度調査分『衣料の使用実態調査』について/一般社団法人 日本衣料管理協会/2019年12月16日現在
http://www.jasta1.or.jp/research/research28.pdf
※2 スーツは「何着持っている」のが適量なのか | ファッション・トレンド | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準/2019年12月16日現在
https://toyokeizai.net/articles/-/271065

少ない服で暮らす服選びのコツは、オールシーズンOKの服を選ぶ

「いま着る服」が15着でも、シーズンごとに衣替えをして服を入れ替えると、クローゼットの服が増えてしまいます。
ミニマリストに近づくためには、できるだけ衣替えをしないで済む服を選ぶのがポイントです。
「オールシーズンOKの服」を選ぶことで、服の数を増やさずに済みます。
常にエアコンが効いているところで生活をしていると、重ね着をすればオールシーズン着まわせる服も多いものです。

 

オールシーズン着られる服選びは3つのポイントがあります。
【オールシーズン着られる服選びのコツ】

  • 通年着られる服の生地
  • ベーシックな色
  • 流行ものを選ばない

それぞれについて詳しく見てみましょう。

 

通年着られる生地を選ぶ

暑い夏も寒い夏も着る服を選ぶとなると、服の素材には気を付けたいところです。
オールシーズン着られる代表的な3つの素材をご紹介します。

  • コットン
  • コットンリネン
  • ウール※3※4※5

どれも天然素材で、肌に優しく、夏物にも冬ものにも使われています。


コットンは夏のイメージがあるかもしれませんが、保温性もあり寒い時期にも向いている素材です。※6
コットンリネンは、綿と麻の混合素材です。
少し厚みのあるコットンリネンの素材を選べばオールシーズン着られます。※5
ウールは冬のイメージがあるかもしれませんが、熱を逃がしてくれる優秀な素材です。
夏用のスーツの中にはサマーウールという薄手のウール素材で作られているものもあるように、夏服にも使われています。※7
これらのような素材を使い、適度な厚みのある生地で作られた服を選び、重ね着をすれば、暑さにも寒さにも対応できるでしょう。

 

ベーシックな色を選ぶ

夏も冬も使うためには、色選びも工夫しましょう。
白や黒、ベージュ、水色、ネイビーのようなベーシックな色を選べば、コーディネート次第で季節を問わず着ることができます。
さらに、ベーシックな色の服は、オフィスやホテルなどの少しフォーマルな場所から、アクティブな休日まで幅広く着まわせるメリットもあります。
ストールやアクセサリーなどの小物アイテムで季節感を取り入れるようにすると、おしゃれ度もアップします。※8

 

流行ものを選ばない

雑誌に載っているような流行の服を「素敵だなー」と思って真似してもなんだか違う…という経験がある方も多いはずです。
服を増やさないためには、自分が着慣れていて、自分に似合う服を選ぶのが無難です。※8
「いまっぽさ」を出すなら、流行の色や柄ものを小物アイテムに取り入れると服を増やさずに済みます。

※3 スーツに使われている生地の種類と選び方 | ORIHICA/2019年12月16日現在
https://www.orihica.com/column/suit-foundation/cloth.php
※4 大人スタイルのファッションBOOK: 自分らしいスタイル&小物選びがよくわかる/岡部 久仁子著/マイナビ出版/2012年6月発行
※5 オールシーズン着られるチュニック、ブラウス、ワンピース/日本ヴォーグ社/2011年5月発行
※6ポリエステルのTシャツと綿のTシャツの違い | オリジナルTシャツ情報発信サイト by エイティズ/2019年12月16日現在
https://www.eighties.co.jp/blog/2016/12/11/polyester_cotton_chigai/
※7 ウールは夏涼しく、冬は暖かい神様からの贈り物なんです! | オーダーメイドスーツとシャツのCOCOASSO/2019年12月16日現在
https://cocoasso.com/2016/05/12/post-10719/
※8 38歳から着たい服 本当に似合うものだけ少量持つ/福田 麻琴著/すばる舎/2018年1月発行

【40代女性】少ない服で暮らす定番アイテム7つ

少ない服で暮らすには、色も形もベーシックなものを選ぶのがポイントです。
女性の定番アイテムはこちらの7つです。

  • 白のTシャツ (七分袖)
  • 白や水色の前あきシャツ
  • 黒のワンピース
  • ニットアンサンブル
  • 黒や紺のパンツ
  • チノパン
  • ひざ下丈くらいのスカート※8※9

 

白のTシャツは季節を問わず着られて、重ね着もしやすいアイテム。
ミニマリストの服選びの本などにも、必ずと言っていいほど登場する鉄板アイテムです。
季節を問わず着ることを考えると、半袖ではなく少し長めの七分袖くらいがよいでしょう。
シンプルなアイテムだからこそ、厚みのある上質なものを選びたいですね。
前あきのシャツも羽織にも使える万能アイテムです。
ゆったり着られるデザインやサイズを選べば、冬には下にあったかいインナーを一枚着てオールシーズン活躍します。

 

ワンピースは1点で上下のコーディネートが済ませられるので、服の数を減らすにはピッタリのアイテムです。
黒のワンピースであれば、オフィスでも休日でも場所を選ばずに着られるので重宝します。
秋冬はスリムパンツやレギンスなどを重ねて履くこともでき、寒さ対策の重ね着もしやすいアイテムです。

 

ニットアンサンブルは、寒い時期はアンサンブルで、春秋はニットだけやカーディガンだけで着られるので、1着あると便利です。

 

真夏の炎天下では着られませんが、クーラーの効いている室内では、カーディガンは羽織として着回しできます。
パンツやスカートも、シンプルなオーソドックスなアイテムを選ぶとコーディネートがしやすく便利です。
デニムパンツも丈夫でオールシーズン使えますが、カジュアルで使うシーンが限定されるため、チノパンの方が着回しやすいでしょう。
スカートは、短い丈ではアクティブに動き回れませんし、長すぎてもカジュアルすぎてしまうかもしれません。ひざ下くらいの落ち着いた丈が長く使えて着まわしやすくオススメです。※8※9

※8 38歳から着たい服 本当に似合うものだけ少量持つ/福田 麻琴著/すばる舎/2018年1月発行
※9 ミニマリストの持ち物帖/尾崎友吏子著/NHK出版/2017年7月発行

【メンズ】男の服の定番アイテム4つ

男性は、女性よりも持っている服の数は少ない方が多いでしょう。※1
それでも、ミニマルな生活をしようと思うと、なるべく服は増やしたくないですよね。

服を減らしたい男性におすすめの定番アイテムは4つです。

  • Tシャツ
  • 前あきシャツ
  • ジャケット
  • チノパン

女性と同じく、ベーシックでなるべく通年使えるものを選ぶのがポイントです。


オールシーズン用のジャケットは1着持っておくと、ちょっとした打ち合わせや会食などにも使えて便利です。
スーツで仕事をする方はスーツの上下が必要になってしまいますが、そうでなければ、幅広いシーンで使えるチノパンとジャケットが2~3着あれば着回しできるでしょう。
前あきシャツは七分袖のものであれば、季節を問わず長く着ることができます。
白系や水色などベーシックな淡い色のシャツを選ぶとジャケットやパンツと合わせやすいです。
女性も男性も、ベーシックな服を選ぶのが少ない服で暮らす秘訣だと言えそうです。
服の選び方がわかったところで、既に持っている服をどうするかはまた別の問題です。
次章からは、クローゼットの中の手持ちの服を減らすコツと服を増やさない方法をご紹介します。

 

残す服、捨てる服、服を減らす方法とタイミング

手元にたくさんの服がある場合、何を残して何を捨てるかも悩みどころではないでしょうか。
残す服、捨てる服の選び方と、服を捨てるタイミングについて見てみましょう。

ベーシックな使いやすい服は残す

「少ない服を着まわす服選びは、オールシーズンOKの服を選ぶ」の章でご紹介しましたが、手元に残すのは「オールシーズン着まわしやすい服」です。
また、よく着ている服や着やすい服も残したいところですが、摩耗も早いので、擦り切れていないかなど確認をして残しましょう。
「いま着る服」15着を目安にしてもよいかもしれません。
礼服やコート、スーツなど普段着以外のものも1着~2着ずつにするとクローゼットがスッキリ片付くでしょう。

 

1年着なかったものは捨てる!それ以外にも…

「1年着なかったもの」は、もう着ないという方が多いようです。※10
1年以上着ていないとなると、なくても生活できる服。
捨てる服の最有力候補です。
他にも捨てる服の基準には以下のようなものがあげられます。

  • 似たような服
  • 傷みのある服
  • サイズが合わない服
  • 流行から外れている服

似たような服が何着もあることも多いですよね。
1着残してあとは捨てると、ストックの服を減らせます。
もちろん傷んでいる服やサイズが合わない服も捨てる服です。
ほつれや汗じみ、擦り切れやボタンなど、一着一着よく確認してみてください。
流行ものの服は、流行が過ぎ去ったのであれば着られる状態でも捨てるのが無難です。
まだ着られるからと取っておいても、着ないことが多いでしょう。※9※10※11

 

服の捨て方

着なくなった服は、処分する方法にも悩みませんか?
捨てるのはもったいない…と思う方もいらっしゃるでしょう。
服の処分には、主に5つの方法があります。

  • 捨てる(古着回収に出す)
  • 寄付する
  • フリマアプリで売る
  • リサイクルショップで売る
  • 人に譲る※9※11

 

着なくなった服は捨てるのが一般的でしょう。※10
しかし、きれいな服は捨てるにはもったいない気持ちもありますよね。
フリマアプリを活用して買ってくれる人を見つけたり、リサイクルショップにまとめて売ったりすることで、少額ながらもお金になることもあります。
また、必要としている人に譲る、寄付をする、という選択もあります。
人に譲る場合、知り合いに譲る方法もありますし、地元の掲示板などで欲しい方を募る方法もあります。
寄付する場合は、出せる衣類の種類など決まりがあることもあります。
また、郵送する場合には送料は自己負担となりますので、寄付団体のホームページなどで確認してみてください。
少ない服で暮らすためには、着ない服を処分した後、それをキープすることが大切です。
次章では、服を増やさない方法をご紹介します。

 

※9 ミニマリストの持ち物帖/尾崎友吏子著/NHK出版/2017年7月発行
※10 もう着用しないと思う服の基準って? 服の機能がなくなるまで? それとも…<1,030人調査> | Oggi.jp 小学館/2019年12月16日現在https://oggi.jp/6070387
※11 気持ちいい暮らしをつくる「捨てる」技術/『PHPくらしラクーる』編集部/PHP研究所 /2015年4月発行

服を増やさない、たった1つの方法

少ない服で暮らすには、服を増やさないことも重要です。
せっかく服を減らしても、すぐに増えてしまってはミニマリストにはなれません。
服を増やさないためには、「いま着る服だけ」を持つようにして、クローゼットの中にしまい込まれているストックの服を増やさないことです。※9
そして、いま着る服を使い切ってから次の服を買うのがストックを増やさない唯一の方法です。
1着買ったら1着捨てるという考え方でもよいかもしれません。
よくクローゼットを確認せずに「着るものがない」と慌てて服を買っていると、ストックは増える一方です。
くれぐれも、シーズンごとに上下一式買いそろえるのは止めましょう。

※9 ミニマリストの持ち物帖/尾崎友吏子著/NHK出版/2017年7月発行

服の収納を見直して、部屋もスッキリ

服の枚数を減らしたら、収納も見直したいところです。

 

クローゼットの収納

服が減るとクローゼットにスペースができて部屋も気持ちもスッキリします。
すぐに使う「いま着る服」は、ハンガーにかけて収納すると見た目もよく、畳む手間も省けます。
その際、薄いタイプのハンガーを選ぶと場所をとりません。
クローゼット内は、コートやスーツが意外と場所をとりますので、薄手のハンガーを使ってできるだけかさばらないようにしましょう。
手元に残したいますぐ着ないオフシーズンの服は、棚や収納ケースで奥の方に収納します。
後から何を入れたかわからなくならないよう、ラベルを貼っておくと見つけやすいですよ。※11※12

 

小物類は見せる収納でもOK

帽子やバッグ、ストールなど、普段使う小物類の置き場所が定まらないと、部屋がスッキリ片付かないものです。
いま流行の見せる収納で、フックにかける収納にするとおしゃれですし簡単です。
帽子やコートは玄関にかける場所を作れると部屋がごちゃごちゃせずにすむので、おすすめです。

 

収納を見直して気分もスッキリ

服を減らすと、収納に余裕ができ、部屋が片付けやすくなります。
部屋が片付いていると、気持ちもスッキリ前向きになりませんか?
さらに、持ち物を減らすことで、モノを管理する手間も省け、時間を有効活用できることもあるでしょう。
持っているものを丁寧に工夫して使う楽しみを見つけられます。※11※12

※11 気持ちいい暮らしをつくる「捨てる」技術/『PHPくらしラクーる』編集部/PHP研究所 /2015年4月発行
※12 子どもとすっきり暮らすシンプル収納ルール/村上直子著/PHP研究所 /2016年5月発行

まとめ

ミニマリストの服選びについてご紹介しました。
少ない服で暮らすには、オールシーズン着られるベーシックな服を選ぶのがポイントです。
ミニマリストの定番アイテムも、流行に流されないものばかりです。
クローゼットの中身をスッキリさせ、キープするためには、服の枚数を減らして、増やさないことが重要です。
いま着られる服だけを残し、季節ごとに買い足さずに「使い切ってから買う」を徹底すれば、服が増えることはないでしょう。
服を減らして、収納を見直すと気持ちもスッキリします。
自分で管理できる量の服だけにすると、時間的にも経済的にも余裕が生まれます。
ミニマリストの服選びや暮らしを参考に、毎日の生活をより豊かなものにしていきましょう。

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