SDGs、私たちにできることは?節約になる取り組み例

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持続可能な開発目標であるSDGsは、17の目標が定められています。
なんとなく理解していても「わたしたちは何ができるの?」という人も少なくないのではないでしょうか。
今回は17の目標ごとに個人でできることの例を解説します。

 

SDGsな暮らしのために、できること

SDGs、17の目標とは

SDGsとは、持続可能な開発目標のこと。
Sustainable Development Goalsの頭文字からSDGsと呼ばれています。
持続可能で誰にとっても暮らしやすい社会を目指す国際目標です。
2030年までの具体的な目標が17個掲げられており、達成に向けて官民で取り組みが進められています。

 

サステナブルとSDGs

【SDGs 17の目標】

  1. 貧困をなくそう
  2. 飢餓をゼロに
  3. すべての人に健康と福祉を
  4. 質の高い教育をみんなに
  5. ジェンダー平等を実現しよう
  6. 安全な水とトイレを世界中に
  7. エネルギーをみんなにそしてクリーンに
  8. 働きがいも経済成長も
  9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
  10. 人や国の不平等をなくそう
  11. 住み続けられるまちづくりを
  12. つくる責任つかう責任
  13. 気候変動に具体的な対策を
  14. 海の豊かさを守ろう
  15. 陸の豊かさも守ろう
  16. 平和と公正を全ての人に
  17. パートナーシップで目標を達成しよう

 

暮らしの中でできること

サステナブルの意味とは?具体例や使い方を解説!

でも解説の通り、私たちが普段の暮らしの中でできることはたくさんあります。
無駄遣いしない、必要な量だけ買う、違いを認めるなど、言葉にすれば基本的なことばかりです。
まずは日々の生活の中で、これらのことを心がけてみましょう。
私たちにできる具体的なアクションを17の目標別にご紹介します。

 

「1. 貧困をなくそう」でできること

※1 1貧困をなくそう│ SDGsクラブ│日本ユニセフ協会/2021年8月1日現在
https://www.unicef.or.jp/kodomo/sdgs/17goals/1-poverty/
※2 子どもの貧困対策│日本財団/2021年8月1日現在
https://www.nippon-foundation.or.jp/what/projects/ending_child_poverty
※3 01.貧困をなくそう│SDGs one by one SDGsを楽しく学ぶメディアサイト by 相模原市/2021年8月1日現在
https://sdgs.city.sagamihara.kanagawa.jp/sdgs-17goal/01_no-proverty/
※4 国際フェアトレード基準|フェアトレードとは?│fairtrade japan/2021年8月1日現在
https://www.fairtrade-jp.org/about_fairtrade/intl_standard.php

「2 飢餓をゼロに」でできること

世界では1/4程度の人が、日々の食べ物への不安を抱えて暮らしているそうです。※5
また2014年を境に、世界の飢餓人口は増加傾向にあります。※5
日本でも、子どもの7人に1人は貧困で食べ物に困っている状況です。※6

 

【飢餓をゼロにするためにできること】

  • 食品ロスをなくす
  • フードドライブなどを活用する

 

食べ物に困っている人がいる一方で、多くの商品が食べられずに捨てられていることをご存じでしょうか。
食べずに捨てられてしまう食品ロスを減らすことも、飢餓を減らす取り組みの1つです。
買いすぎない、使い切る、食べ残さないなど、家庭で工夫してみてください。
もし家庭で余っている食材があれば、フードドライブを活用すると飢餓への取り組みになります。
フードドライブとは、家庭で余った食材を自治体や活動団体が集め、必要とする施設や家庭に寄付する取り組みです。
生鮮品は持ち込めません。
缶詰やインスタント食品、お菓子、飲み物、お米など常温保存できるものが対象です。※7

 

世界では、6人に1人の子どもたちが1日1.9米ドル(約210円)以下で暮らしていると言われています。※1
日本でも、7人に1人の子どもたちが相対的貧困状態に置かれており、社会的な課題となっています。※2
このような現状に、わたしたち個人ができることは、いくつかあります。

 

【貧困をなくすためにできること】

  • 寄付をする※2
  • 啓発イベントなどに参加する
  • ボランティア活動に参加する※3
  • フェアトレード認証製品を買う※3

 

わたしたちが取り組みやすいのは、寄付寄付付き商品の購入です。
国内外様々な団体が貧困問題解決のための寄付を募っています。
売り上げの数%が寄付される商品を購入したり、フェアトレード認証製品を選んだりすることも、貧困問題への取り組みにつながります。

 

・フェアトレード認証とは
なぜフェアトレード認証製品が貧困問題につながるのでしょうか。
フェアトレードは、最低価格を保証するなど経済的に公正な取引がなされている商品だけに認められるものです。※4
さらに、安全な労働環境や児童労働の禁止、農薬の使用制限など、人権や環境への配慮も認証基準に含まれています。※4
適正な労働環境で、適正な価格設定の上で作られた製品である証なのです。※4
途上国で不当に安価に取引されている製品もあることは、近年社会問題として取り上げられていますよね。
フェアトレード認証製品は、そのような不当な取引がない証。
認証製品を買うことにより生産国の貧困改善に貢献できるのです。

 

※5 2.飢餓をゼロに│ SDGsクラブ│日本ユニセフ協会/2021年8月1日現在
https://www.unicef.or.jp/kodomo/sdgs/17goals/2-hunger/
※6 もったいない!食べられるのに捨てられる「食品ロス」を減らそう │ 暮らしに役立つ情報│政府広報オンライン/2021年8月1日現在
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201303/4.html
※7 フードドライブとは?/セカンドハーベスト・ジャパン/2021年8月1日現在
http://www.2hj.org/support/time/images/FoodDrive_pamphlet_v2.1.pdf

「3 すべての人に健康と福祉を」でできること

アフリカでは、子ども2人に1人、風邪をひいても病院にかかることもできないそうです。※8
日本でも、貧困から充分な医療を受けられない人もいます。
この課題に対して個人でできることは、まず自分が健康でいることです。
医療にお世話になると、医療費がかさみ、現状の健康保険制度が機能しなくなる可能性もあると言われています。※9
そうならないためには、なるべく医療にかからずに済むよう、自分の健康は自分で守ることです。
健康診断を受ける、健康的な生活習慣を身につけるなど、自分の身体を気にすることが世の中の健康福祉にもつながるのです。

 

※8 3.すべての人に健康と福祉を │ SDGsクラブ │ 日本ユニセフ協会/2021年8月1日現在
https://www.unicef.or.jp/kodomo/sdgs/17goals/3-health/
※9 03.すべての人に健康と福祉を │ SDGs one by one SDGsを楽しく学べるメディアサイトby 相模原市/2021年8月1日現在
https://sdgs.city.sagamihara.kanagawa.jp/sdgs-17goal/03_good-health-and-well-being/

「4 質の高い教育をみんなに」でできること

途上国を中心に、学校に通えない子も珍しくはありません。
また近年、日本でも経済格差が教育格差につながっていると言われています。※2
日本で行われたある研究によると、経済格差があったとしても非認知能力が高い子は認知能力(学力)も高いことが報告されています。※2

わたしたちにできることの1つは、使わない本や知育おもちゃなどを寄付して、子どもの非認知能力向上に貢献することです。
絵本専門の寄付団体には、必要とする個人や法人に直接配布している団体もあります。※10
子どもが読まなくなった絵本を、ごみに捨ててしまうのはもったいないことです。
必要な人に届ける仕組みを利用してみてはいかがでしょうか。

 

※2 子どもの貧困対策│日本財団/2021年8月1日現在
https://www.nippon-foundation.or.jp/what/projects/ending_child_poverty
※10 絵本寄付書店について │ 絵本寄付書店/2021年8月1日現在
https://www.ehonkifu-books.com/omoi/

「5 ジェンダー平等を実現しよう」でできること

日本をはじめ世界中で、男女の不平等はまだまだ解消していません。
現代の日本でもジェンダーの差は根強く残っています。
育児や家事は「女性がやるべき」という考え方は減少傾向にあります。※11
共働き世帯でも、育児と家事に費やす時間は女性が男性の2倍以上というのが実態です。※11

 

【ジェンダー平等のためにできること】

  • ジェンダー差別を知る
  • 家事や育児を平等に分担する
  • 子どもにジェンダー平等を教える
  • ジェンダー課題に取り組む団体でのボランティアや寄付

 

ジェンダー平等を達成するには、まずは知ることが大切です。

日々の暮らしの中で、無意識のうちに差別してしまっていることも多いかもしれません。
「家事や育児は女性」「力仕事は男性」「男の子がピンクはおかしい」など、生活の中に根付いている価値観もあるでしょう。
その不平等の価値観に気づくことが、第一歩です。
そのうえで、家庭でできることは育児や家事を平等に分担することです。

 

また親を見て育つ子どもに、無意識のうちにジェンダー差別が身についてしまう懸念もあります。
これからは、女性が社会的地位を得る、家事や育児は平等に分担する社会になっていかなければなりません。
家庭で子どもにジェンダーを教えることも親にできることの1つでしょう。

もう少し力を入れて困っている人に働きかけるなら、ジェンダー課題に取り組む団体でのボランティアや寄付も1つの方法です。
インターネット上で寄付できるサービスもあります。
気になる団体を探してみましょう。

 

※11 「共同参画」2020年9月号 │内閣府男女共同参画局/2021年8月1日現在
https://www.gender.go.jp/public/kyodosankaku/2020/202009/202009_02.html

「6 安全な水とトイレを世界中に」でできること

世界では4人に1人がきれいな水を使えないと言われています。※12
日本に住むわたしたちにできることは、水を汚さないこと。※12
水の汚染を減らす、ごみを減らす、排水を減らすなど、日ごろの暮らしの中で少し意識すればできることもあるのです。
家庭から出るトイレ以外の排水で、特に水を汚しているのが台所の排水だそうです。※13
食べ物の残りかす等が流れ出してしまっているためです。※13
食べ残しはで回収してごみ箱に捨てる油や汚れはふき取ってから流すなど、ひと手間かけることで、世界の水問題へ働きかけることができます。※13

 

※12 6.安全な水とトイレを世界中に│ SDGsクラブ|日本ユニセフ協会/2021年8月1日現在
https://www.unicef.or.jp/kodomo/sdgs/17goals/6-water/
※13 水と環境「水を汚さないための工夫」サントリー/2021年8月1日現在
https://www.suntory.co.jp/eco/teigen/jiten/environment/03/

 

「7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに」でできること

二酸化炭素の排出量を減らすため、家庭でクリーンエネルギーを利用している人もいるのではないでしょうか。
近年、太陽光ソーラーパネルのある戸建ても珍しくはありません。
再生可能エネルギーを選べる新電力も話題となっていますよね。※14
目標7に対してわたしたちができることの1つが、これらの電力を選ぶことです。

 

ただクリーンエネルギーに取り組みたいと思っても、家にソーラー設備を取り付けるのは簡単ではありませんよね。
手軽に取り組めるのは、車の移動を減らす電気の無駄遣いを減らすなどです。
電車や自転車を利用し車に乗る回数を減らせば、家計の節約にもつながります。

 

※14  7.エネルギーをみんなに。そしてクリーンに │ SDGsクラブ │ 日本ユニセフ協会/2021年8月1日現在
https://www.unicef.or.jp/kodomo/sdgs/17goals/7-energy/

 

「8 働きがいも経済成長も」でできること

ここでは、世界の人々が働きがいのある仕事を持ち、世の中が経済的に豊かになることを目標としています。
世界では、児童労働や不当に低い賃金での労働が長年問題になっています。※15
この課題に対してできることは、公正に取引された商品を買うことも1つの解決策です。
目標1の「貧困をなくそう」でもご紹介したフェアトレード認証ラベルも目安になります。

さらに日本の労働環境に目を向けると、長時間労働も問題です。
長時間労働を減らすために、仕事の効率化を進めたり、会議を減らしたりする工夫もこの目標の解決につながります。

 

※15 8.働きがいも経済成長も │ SDGsクラブ │ 日本ユニセフ協会/2021年8月1日現在
https://www.unicef.or.jp/kodomo/sdgs/17goals/8-economic_growth/

「10 人や国の不平等をなくそう」でできること

世界中で、性差別や人種差別、所得格差などの不平等が問題となっていますよね。
日本でも、障がい者やLGBTの差別が取り上げられることも増えています。
わたしたちには、違いを認め、理解する姿勢が求められています。※16
家庭では新しい価値観を子どもに教えていくことも大切です。

 

※16 10.人や国の不平等をなくそう │ SDGs one by one - SDGsを楽しく学ぶメディアサイト by 相模原市/2021年8月1日現在
https://sdgs.city.sagamihara.kanagawa.jp/sdgs-17goal/10_reduced-inequalities/

「11 住み続けられるまちづくりを」でできること

まちづくりと言われると、個人でできることはなさそうな気がしますよね。
しかし大気汚染やごみ問題に配慮し、環境への負荷を減らすことも、自分のまちに住み続けるためには大切なことです。※17
リユースやリサイクルも身近にできることの1つです。
詳しくは
服をリサイクル(リユース)するには?売る・買取以外の方法は?

で解説しています。

 

※17 11.住み続けられるまちづくりを │ SDGsクラブ │ 日本ユニセフ協会/2021年8月1日現在
https://www.unicef.or.jp/kodomo/sdgs/17goals/11-cities/

「12 つくる責任つかう責任」でできること

世界的に衣料品の大量破棄食品ロスが問題となっています。※18
使われずに捨てられてしまうものを減らすのが、この課題を達成するポイントです。
家庭では、使う分だけ買う、買ったものは使い切る、長く使えるものを選ぶという心がけが肝心です。

 

ファッションアパレル業界のサステナブルな取り組みも、この目標12に該当します。
「サステナブルファッション」と呼ばれるアパレル業界での取り組みは、作り手だけの話ではありません。
フリマアプリやオークションサイト、服のシェアサービス、着なくなった服のリサイクルなどわたしたちに身近なサステナブルファッションの取り組みも多いものです。

また「食品ロス」もコロナ禍以降さらに注目を集めています。
家庭での食品廃棄量を減らす取り組みはもちろん、廃棄されてしまう食品を買うのもわたしたちにできることの1つです。
売れなかった生鮮品や賞味期限間近の食品などを取り扱うインターネットショッピングサイトも増えています。
値段がお得なものもあり、家計の節約に試してみてはいかがでしょうか。

 

※18 12.つくる責任、つかう責任 │ SDGsクラブ │ 日本ユニセフ協会/2021年8月1日現在
https://www.unicef.or.jp/kodomo/sdgs/17goals/12-responsible/

「13 気候変動に具体的な対策を」でできること

地球温暖化による異常気象などへの対策も、重要な課題です。
二酸化炭素の排出量を減らさなければなりません。
家庭からの主な二酸化炭素の排出は、電気とガソリンです。※19
電気やガソリンをなるべく使わずに暮らす工夫が、わたしたちに求められています。

 

【13気候変動への具体的な対策】

  • 節電/節水
  • エコカーへの乗り換え/自転車移動
  • ごみを減らす
  • ごみの分別の徹底
  • リユースする
  • 食品ロス対策/地産地消
    など

 

日ごろの暮らしで、実践していることもあるかもしれませんね。
節電節水は、日ごろの心がけだけでなく、省エネ家電に買い替えたり節水グッズを取り入れたりするのも効果的です。※20
またガソリンの使用量を減らすため、エコカーに買い替えたりマイカーの移動を減らしたりするのも有効です。

さらに暮らしに根付いている取り組みもあります。
ごみを減らす、分別するなどは、普段から実践している人も多いのではないでしょうか。
家庭でできることとして、子どもも幼稚園や学校でも学びますよね。
政府でも、リデュース・リユース・リサイクルの3つを3Rとして推奨しています。※20
3Rとは、ごみを減らすリデュース、捨てずに繰り返し使うリユース、ごみを正しく分別し再資源化するリサイクルの総称です。※20
ごみを減らすためにできることは、マイバッグやマイボトルを使う、過剰包装は避ける、詰め替え商品を選ぶなどです。※20
さらにまだ使える物はリユースに出す、ごみは正しく分別するなど徹底しましょう。
自治体のルールに沿って正しく分別してくださいね。

 

※19 エネルギー消費の現状と節電 │ 地球温暖化と対策 │ 一般財団法人 家電製品協会/2021年8月1日現在
https://shouene-kaden2.net/know/energy.html
※20 3Rまなびあいブック(大人向け)/環境省/2021年8月1日現在
https://www.env.go.jp/recycle/yoki_work/b_2_book/00_3r_manabiaibook_otona.pdf

「14 海の豊かさを守ろう」でできること

海にプラスチックが流れ出す海洋プラスチックは社会問題となっていますよね。
海洋ごみの約66%はプラスチックだそうです。※21
ポイ捨てをしないといった基本的なことでも、海に流れ出すプラスチックごみを減らせます。※21
機会があれば、ビーチのごみ拾いをするビーチクリーンに参加するのも1つです。

 

さらに海の豊かさは、漁業との関係も深いものです。
わたしたち日本人の食卓に魚は欠かせません。
持続可能な漁業で漁獲や生産された水産物を選ぶことも大切です。
スーパーで手に取る魚に、「MSC」や「ASC」といった認証ラベルが貼られているのを見たことはありませんか?
これは、水産エコラベルという認証マークで、持続可能な漁業の証です。
環境や水質に配慮した漁業や養殖を行っている漁場や養殖場が取得できます。
日本では、下記3つの認証マークが活用されています。

 

【日本で使われている水産エコラベル】

  • MSC認証※22
  • ASC認証※22
  • MEL認証※22


・MSC認証
「MSC認証」は、海のエコラベルとも呼ばれる認証マークです。
イギリスに本部のある海洋管理協議会が運営しています。
持続可能で、生態系に配慮した漁業で獲った水産物というだけでなく、適切に流通加工されている証でもあります。※22
2021年3月現在、日本では10の漁場と300の流通加工事業者が認証を受けています。※22

 

・ASC認証
ASC認証は、養殖の水産物に認められる認証マークです。
オランダに本部を置き、国際的に認知されています。※22
持続可能な養殖がおこなわれているかどうかの基準を満たした養殖場や流通加工業者が認証されます。
2021年3月現在、日本国内では、13の養殖業と151の流通加工業者が認められています。※22

 

・MEL認証
MEL認証は、日本の漁業者の実態に沿って開発された日本発の認証ラベルです。※22
マリンエコラベルと呼ばれています。※22
2021年3月現在、7漁場、41養殖業、58流通加工事業者が認証されています。※22

 

※21 今さら聞けない海洋ごみ問題 │日本財団/2021年8月1日現在
https://www.nippon-foundation.or.jp/journal/2020/43293
※22 水産エコラベルをめぐる状況について/水産庁/2021年8月1日現在
https://www.jfa.maff.go.jp/j/kikaku/budget/attach/pdf/suishin-22.pdf

「15 陸の豊かさも守ろう」でできること

森林伐採による地球温暖化や、生態系への影響が危惧されています。※23
絶滅が危惧される生物も多く、針葉樹の34%、両生類の41%が絶滅の危機にさらされていると言われています。※23
豊かな地球環境を守るために、わたしたちにできることはどんなことがあるのでしょうか。

【陸の豊かさを守るためにできること】

  • 環境に配慮した商品を選ぶ
  • 違法に伐採された木材を使用しない※24
  • 保護対象の動植物の密漁や法に反する買い物をしない※23
  • 外来種の侵入を防ぐ※23
  • 普段買い物には、認証ラベルが参考になります。
  • レインフォレスト・アライアンス認証※25
  • FSC※24
  • PEFC※24
  • SGEC※24 など

 

森林環境や生態系、生産に関わる人の人権に配慮して作られたものに認められるマークです。※25
違法に伐採された木材を使用していない証として、森林認証と呼ばれるFSC・PEFC・SGECなどのマークも参考になります。
適切に管理された森林の木材を使用した製品の証です。
商品のパッケージに記載されています。
お買い物の際に確認してみてください。

 

※23  15.陸の豊かさも守ろう │ SDGsクラブ │ 日本ユニセフ協会/2021年8月1日現在
https://www.unicef.or.jp/kodomo/sdgs/17goals/15-land/
※24 森林と生きる│環境省/2021年8月1日現在
https://www.env.go.jp/nature/shinrin/download/forest_pamph_2016.pdf
※25 「レインフォレスト・アライアンス認証」とは何を意味しているのですか? │ Rainforest Alliance/2021年8月1日現在
https://www.rainforest-alliance.org/lang/ja/about/rainforest-alliance-certified-seal

まとめ

社会全体の課題を解決するために、わたしたちが個人でもできることはたくさんあります。
SDGsを意識した暮らしは、特別なことではありません。
ごみを減らす、エコラベルの商品を選ぶ、お互いの違いを認めるなど、日々の暮らしで少し意識することが大切です。
家族で無理せず楽しみながら取り組みましょう。

 

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