2014年に始まったNISA(少額投資非課税制度)は、投資で得た利益に対する約20%の課税が非課税になる制度です。
この制度を活用して、非課税のメリットを最大限に活かすには、最低限知っておかねばならない知識があります。
そこで、NISAを利用して上手な投資をする方法をご案内します。
NISAは、少額投資非課税制度のことで、投資で得られた利益にかかる税金が非課税になる制度です。
NISAを利用しないと投資で得られた利益に対して、2014年度からそれまで約10%であった税率がアップして約20%課税されます。
NISAの概要、特徴は以下の通りです。
NISAの概要・特徴の説明から知らないと損をすることが、いくつかが分かりますが、改めて以下にあげておきます。
例えば、銀行にNISA口座を開設して、その後に株式投資がしたくなっても、銀行では株式投資ができないので、4年間NISA口座を利用した株式投資ができません。
投資をしたい取引ができる金融機関でNISA口座を開設しなければなりません。
例えば、今年は株式投資の環境が悪いので、翌年に今年の分も含めて一気に投資したいと思っても1年間に100万円までしか投資できず、投資しなかった100万円を翌年に回して翌年分に非課税分と合わせて、一気に200万円を投資する集中投資には向いていません。
また、投資した資産を売却しても、非課税枠は再利用できません。
そのため、売買を頻繁に行って利益を上げるデイトレのような短期の投資にも向いていません。
株式投資では、一般的に利用される委託保証金の約3倍まで株式投資できるほか、信用売りという株式投資が利用できる信用取引ができません。
また、人気の高いFX(外為)投資も利用できません。
例えば、NISA口座の取引で、100万円の損失が出て、他の口座で100万円の利益がでると損益通算ができないので、100万円の利益に約20%課税されます。
しかし、NISA口座を利用していないと、+100万円の利益と100万円の損失が相殺されて課税されません。NISA口座を利用することでより大きな損失が発生します。
また、損失が利益を上回った場合、その損失は翌年以降、3年間にわたって繰越できますが、NISAではできません。
NISAは、頻繁な売買を繰り返す短期投資ではない長期投資、および利益も大きいが損失も大きくなる可能性の高いリスクの大きい投資より、小さいが確実に利益をあげやすいリスクの小さい投資が一般的に向いています。
参考:
NISAって何?ポイントが一目でわかるNISAの制度概要
http://xn--nisa-jf6im51p.com/aboutNISA/nisa-flow