ダイエットの飲み物は何がベスト?水、甘い飲み物、夜の飲み物、お酒などの選び
ダイエットでは食べ物だけでなく、飲み物も意識して摂取することが大切です。
市販で売られている飲料水や缶コーヒーやジュースには、糖分がたくさん含まれているのでダイエットには不向きです。
とはいえ、甘いものも飲みたくなりますし、夜、何か飲みたい日もありますよね?
正しい飲み物の選び方を学び、より効果的にダイエットしていきましょう。
目次
- ダイエット中の基本の飲み物は、やはり水とお茶
- ダイエット中の水の選び方
- 体内での水の役割
- 硬水と軟水の違い
- ダイエット中におすすめの水の飲み方
- ダイエット中の飲み物、コーヒーやお酒、ジュースの選び方
- コーヒーや紅茶
- ダイエット中のお酒
- ジュ―ス等に含まれる糖質の量に注意
- ダイエット中、甘いものが飲みたくなったら、豆乳・甘酒・ココア
- 豆乳
- 甘酒
- ココア
- はちみつを加える
- 夜、寝る前は何を飲む?
- コンビニで買えるダイエット中にオススメの飲み物4つ
- ダイエット中の飲み物、「糖質」を避けるべき理由
- カロリーだけではない「糖質」の作用
- 清涼飲料水は避けたほうがよい理由
- まとめ
ダイエット中の基本の飲み物は、やはり水とお茶
ジュースやスポーツドリンクといった甘い飲み物には砂糖が多量に入っているため、ダイエットには不向きです。
ミネラルウォーターやお茶といった糖質ゼロの飲み物を選びましょう。※1
※1「医者が教える食事術 最強の教科書」/著書:牧田善二/ダイアモンド社/2017年9月発行/2019年9月9日現在
ダイエット中の水の選び方
人間の身体の60%は水できており、排泄や汗をかくことによって水分を失います。
その量は、おおよそ2.5L(尿や便で1.5L、汗として0.5L、呼吸で0.5L程)であると言われています。
個人差はありますが、だいたい食事に含まれる水分量の目安が1L程です。
体内で作られる水分が0.5L程であると言われているので、1日に1L摂取すればプラスマイナス0という計算になります。
しかし、人間の身体は体内の2-3パーセントの水分が失われただけでも脱水状態となります。
健康のためには多めの2L必要であると言われています。※4
体内での水の役割
体内での水の役割は主にこの5つです。
- 身体を覚醒させる
- 血の巡りを良くして冷えやむくみを予防する
- 汗となって体温が上昇することを防ぐ
- 新陳代謝を促進し、古い細胞をフレッシュな細胞に入れ替える
- 尿や便となり、有害物質や老廃物の排出を促す※4
などが挙げられます。
水の摂取量が少ないと脱水状態となり、血液がドロドロな状態で血管や身体がダメージを受けます。
つまり、水を飲むことは健康のために重要であり、肥満防止にも効果的ということです。
硬水と軟水の違い
水には硬水と軟水があり、日本の水のほとんどは軟水です。
軟水は、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルが含まれている量が少なく口当たりのよい水です。
硬水は、カルシウムやマグネシウムなどミネラルの量が多く、少し癖のある水です。
硬水は飲み慣れないという方もいらっしゃいますので、少しずつ飲んでみてください。
ミネラルの働きについては、
ミネラルの種類とは?その役割と食材からミネラルコスメまで解説こちらの記事で詳しく解説しています。
ダイエット中におすすめの水の飲み方
次に効果的な水の飲み方をご紹介します。
・朝起きたらコップ1杯の常温の水を飲む
人間は寝ている間に汗をかくので、朝起きたら常温の水をコップ1杯飲んで身体を潤しましょう。
朝いちばんに水を飲むことで胃腸を覚醒させ、腸の動きを活発にする効果もあるので便秘解消が期待できます。※3
・レモンウォーターにする
ミネラルウォーターにレモンを皮ごと入れてレモンウォーターにすることもオススメです。
レモンには、ビタミンCがたっぷり含まれており、ビタミンCは水溶性で水に溶けやすいのでミネラルウォーターに入れることで、水に溶けだします。
ビタミンCは、美容が気になる女性にはうれしい栄養素です。
また、レモンは皮のほうが栄養価は高いので、皮ごといれるようにしましょう。※3
皮ごと使うので、無農薬のものを使うのが良いですね。
飲みにくい硬水もレモンを入れることですっきりと飲みやすくなるのでオススメです。
※1「医者が教える食事術 最強の教科書」/著書:牧田善二/ダイアモンド社/2017年9月発行/2019年9月10日現在
※3「モデルがみんな知りたがる美しくなる食べ方の全知識」/著者:Atsushi/宝島社/2019年8月発行/2019年9月10日現在
※4「水の教科書」/著者:藤田紘一郎/海竜社/2018年11月発行/2019年9月10日現在
ダイエット中の飲み物、コーヒーやお酒、ジュースの選び方
ダイエット中、基本的には水とお茶を飲むのがよいのですが、それ以外の飲み物も欲しくなりますよね?
コーヒーや紅茶、お酒やジュースの選び方をご紹介します。
コーヒーや紅茶
ダイエット中にコーヒーや紅茶を飲みたくなった場合は、基本的には砂糖は入れずブラックもしくはストレートで飲むようにしましょう。
牛乳や豆乳にも糖質は含まれているので、ダイエット中は避けたいところです。
どうしてもミルクが欲しい場合は、糖質の少ない「無調整豆乳」を選ぶようにしましょう。
ダイエット中のお酒
続いて、ダイエット中にお酒が飲みたくなった時の選択について紹介します。
まず、ビールや日本酒は糖質が多いので避けた方が無難です。
糖質を含まない、日本酒やウィスキー・ジンといった蒸留酒、辛口の白ワイン、あるいはポリフェノールが豊富な赤ワインを選ぶようにしましょう。
どうしてもお酒が飲みたくなった時には赤ワインがオススメです。※1
ジュ―ス等に含まれる糖質の量に注意
飲み物のおよその糖質量は以下のとおりです。
- 缶コーヒー 微糖であっても角砂糖2個分
- 野菜ジュース:200ml 角砂糖3個以上
- フルーツジュースやスムージー:果汁100%200ml 角砂糖2.5個以上
かなりの糖質量であることがわかります。
これらのジュースは飲みやすく、コップ1、2杯ゴクゴクと飲めてしまいますよね。
しかし、生絞り果物ジュースやスムージーは1杯を作るときにたくさんの果物を使用しているので糖質は多くなりますが、ほとんど食物繊維は含まれていません。
ジュースで野菜不足を補うのは難しいのです。
上記の、糖質量を頭に入れながら、飲み物を選びましょう。
※1「医者が教える食事術 最強の教科書」/著書:牧田善二/ダイアモンド社/2017年9月発行/2019年9月9日現在
ダイエット中、甘いものが飲みたくなったら、豆乳・甘酒・ココア
糖質は避けたほうがよいと言われても、甘いものが飲みたくなることはありますよね。
そんなときにオススメの飲み物を4つご紹介します。
豆乳
豆乳は、高タンパク質で低糖質な甘い飲み物です。
美容効果が高くダイエット中におすすめです。
豆乳だけでは物足りないという方は、豆乳にきな粉を加える方法もオススメです。
きな粉は、大豆を丸ごと煎って粉にしたものなので、栄養価が高いです。
甘酒
甘酒は、栄養価が高く、オリゴ糖や食物繊維、ビタミンB群が豊富に含まれています。
必須アミノ酸が9種類含まれており、栄養のある甘い飲み物として人気を集めています。
アミノ酸は、疲労回復にも役立ちますので、ダイエット中だけでなく疲れたときにもピッタリの飲み物です。
アミノ酸の働きについては、
わたしたちの身体はアミノ酸でできているこちらの記事で詳しくご紹介しています。
ココア
ダイエット中には、ココアもおすすめです。
ココアには、カカオポリフェノールや食物繊維が含まれており、食前に1杯飲むことで暴飲暴食を防ぐことに繋がります。
はちみつを加える
紅茶やコーヒーを飲む際等にどうしても甘さが欲しい場合は、ハチミツを加えるのもオススメです。
ハチミツは砂糖にはない抗酸化作用があり、適度な摂取であれば健康維持に効果的であると言われています。
目安としては1日ティースプーン1~2杯ほどが適量とされています。
ダイエット中に甘いものが欲しくなった時には、ダイエットや美容に効果的なものを選択し、ストレスを溜めないようにしていきましょう。※2
※2「眠れなくなるほど面白い糖質の話」/著書:牧田善二/日本文学者/2018/12月発行/2019/9/6現在
夜、寝る前は何を飲む?
睡眠中は汗をたくさんかくので、就寝前にはコップ1杯の水を飲むといいといわれています。
また、温かい飲み物には副交感神経を活性化させてリラックスできる効果があるので、眠る前には温かい飲み物を飲むことをお勧めします。
特にオススメしたいのが、ハーブティーです。
ローズマリーやカモミール、ラベンダー、ペパーミントなどのハーブには、香りにリラックス効果があると言われているので、ストレスが溜まっているときや、夕食後に飲むことが最適です。
夕食後にゆったりハーブティーを飲む時間を作りリラックスした状態で眠りにつけるといいですね。
コンビニで買えるダイエット中にオススメの飲み物4つ
① ミネラルウォーター
ダイエット中のお水の選び方でもご紹介しましたが、お水には軟水と硬水があります。
コンビニで販売しているミネラルウォーターも、軟水・硬水の両方がありますので、自分に合った方を選びましょう。
ダイエットには硬水がおすすめです。
②お茶
数あるお茶の中でもとくにオススメしたいのが緑茶です。
緑茶には、カテキン・ビタミンC・テアニンという成分が豊富に含まれています。
ゼロカロリーなので、ダイエット中の水分補給にはぴったりです。
ビタミンと健康の関係については、
不規則な生活で偏りがちな栄養素"ビタミン"で健康に!こちらの記事で詳しく解説しています。
③無調整豆乳
先ほども紹介した通り、豆乳はダイエットや美容にうれしい効果がたくさんあります。
コンビニで手軽に購入できるので毎日の生活に取り入れやすいと思います。
その際には、糖質の少ない無調整のものを選ぶようにしましょう。
④トマトジュース
トマトはリコピンが豊富に含まれているということでおなじみですね
トマトジュースには、生のトマトより多くのリコピンが含まれていると言われています。
リコピンには美容にうれしい効果がたくさん期待できるのでオススメです。
※3「モデルがみんな知りたがる美しくなる食べ方の全知識」/著者:Atsushi/宝島社/2019年8月発行/2019年9月10日現在
ダイエット中の飲み物、「糖質」を避けるべき理由
ダイエット中は、糖質を摂ると太りそうで、できれば摂りたくないですよね。
最後に、ダイエットの飲み物と糖質の関係を詳しく解説します。
カロリーだけではない「糖質」の作用
飲み物に含まれる糖質は固体とは異なり、水分に溶けているので胃をすり抜けて直接小腸で吸収されます。
また、ゴクゴクと飲みやすく一気に摂取することができます。
そのため、急激な血糖値の上昇を引き起こします。
その際に、「血糖値スパイク」という現象が起こりやすくなります。
血糖値スパイクとは、大量の糖質を摂り、血糖値が急上昇することを指す言葉です。
血糖値スパイクにより血糖値があがると、今度はその血糖値を下げようとして、インスリンと言われるホルモンが大量に放出されます。
そして、今度は血糖値が急激に下がり低血糖の状態になります。
血糖値が上がるとセロトニンと言われる脳の幸せホルモンが分泌されますが、低血糖状態になるとイライラしたり眠気に襲われたりします。
そこで、また糖質が欲しくなるという負のスパイラル『糖質中毒』の状態になってしまうのです。※1
飲み物だけでなく、ダイエット中の食事も、カロリーだけで判断はできません。
カロリーで判断はNG!ダイエット中の食事のポイントこちらの記事で、ダイエット中の食事について詳しく解説しています。
清涼飲料水は避けたほうがよい理由
そして、果物ジュースやスムージーよりもさらに注意が必要なのが、清涼飲料水です。
清涼飲料水の糖分について、少し詳しく解説します。
清涼飲料水に含まれる糖分は「異性化糖」と呼ばれるものです。
異性化糖とは、トウモロコシから作られる安価な糖です。
果糖が多く太りやすいともいわれていますので、ダイエットには大敵です。※1
また、清涼飲料水を飲むことで血糖値が上がると、セロトニンと言われる幸せホルモンが分泌されるので、飲めば飲むほど欲しくなるという悪循環になります。
とても恐ろしいですね。
清涼飲料水は、ダイエット中ではなくても習慣的に摂らない方がよいでしょう。
※1「医者が教える食事術 最強の教科書」/著書:牧田善二/ダイアモンド社/2017年9月発行/2019年9月10日現在
まとめ
ダイエット中の飲み物の選択の重要さや、どんな飲み物を選んだら良いかご理解いただけたでしょうか?
ダイエット中の飲み物は、水やお茶が基本です。
コンビニに立ち寄ると、つい甘いカフェラテなどを買ってしまうという方も多いかもしれませんが、ダイエットのことを考えるのであればミネラルウォーターやお茶を選びましょう。
しかし、ダイエット中だからといって我慢しすぎるとストレスが溜まってしまいます。
甘いものが飲みたいときには、豆乳や甘酒、ココアなどを選び、適度に飲みましょう。
お酒も、完全にやめるのは辛いという方は糖質の少ない日本酒やワインなどに切り替えたほうがよいです。
正しい飲み物を選択し、より効果的にダイエットしていきましょう。