その飲み方…実はNGかも!?知っておきたい正しいサプリの飲み合わせ!

公開日:2019.03.01

健康維持や増進のために、手軽に栄養を補えるサプリメントですが、飲み合わせによっては健康を損ねてしまうことがあります。
また、処方薬とサプリの併用では、薬の効果が強く現れたり、弱まったりする可能性があるため注意が必要です。
今回は、サプリメントの飲み合わせについて、詳しく解説します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

複数のサプリメントを一緒に飲める?この飲み方は正しい?

世の中には、様々な種類のサプリメントがあります。
健康維持のためにも、手軽に栄養補給できるサプリメントは便利なアイテムです。

サプリメントは食品なので、数種類を一度に飲んでも、通常は問題ありません。
しかし、商品によって、成分の含有量に違いがあるため、選び方には注意しなければなりません。

例えば、ビタミンA、C、E、Kなどの脂溶性のビタミンは、「油に溶けやすい性質をもっているため」脂質の吸収を抑える作用が期待できる成分と一緒に摂ることで、その栄養素の吸収率を低下させる可能性もあります。

このように、同時に摂取することで体へ吸収されにくくなる組み合わせの場合、それぞれのサプリメントの摂取時間をずらすなどの工夫が必要になります。

また、骨や歯の形成に欠かせないカルシウムは、マグネシウムとのバランスが重要とされる成分です。
カルシウムとマグネシウムは、2:1のバランスが理想とされており、そのバランスが崩れると、カルシウムが過剰になり過ぎて、健康に悪影響がある場合があります。
特に、日本人はマグネシウムが不足しやすいと言われているため、カルシウムのサプリメントを摂るときは、マグネシウムも意識した方がいいでしょう。※1 ※2 ※3

 

カルシウムとマグネシウムについては、

・カルシウムが本当に必要な理由は?牛乳だけじゃまかなえない!?

・マグネシウムは様々な働きを持つミネラルです!!

の記事でご紹介しています。

 

※1 HSIS  Is it OK to take different supplements at the same time? 
https://www.hsis.org/did-you-know/is-it-ok-to-take-different-supplements-at-the-same-time/ 2019年1月18日閲覧
※2 サプリメント健康事典 一般社団法人 日本サプリメント協会 集英社 2013年4月4日発行
※3 本当に効く食とサプリ 田中 平三・高橋 英孝監修 同文書院 2016年8月27日発行

相性の良いサプリメントは?

「サプリメント同士の飲み合わせ」と聞くとネガティブな印象がありますが、逆に相性のよい組み合わせもあります。

例えば、コラーゲンは体内に入るとアミノ酸に分解され、再度合成されて吸収されるのですが、その際、ビタミンCが必要になります。
そのためコラーゲンを摂る時はビタミンCも一緒に摂るとよいとされています

また、鉄分はビタミンCやマンガン、コバルトなどのミネラルと同時に摂取することで吸収効率がよくなると言われています。
マンガン、コバルトなどは微量な元素で、体にとって欠かせないものです。
体内では適切な量に調整されて使われる成分なので、過剰摂取には注意が必要です。


健康維持や増進のために利用するのが、サプリメントです。
効率的に吸収できるように飲み方を工夫するといいですね。

成分の重複にも注意!注意したいサプリの飲み方

1つのサプリメントが1日に推奨される摂取量を十分に含んでいる場合、その他のサプリメントを同時に飲むことで成分が過剰になってしまうことがあります。

栄養成分の不足は良くありませんが、過剰摂取も体への負担になる可能性があるため、サプリメントを複数飲む場合には注意してください。

例えば、カフェインは、過剰摂取によって興奮作用が強く出たり、心臓への負担になったりすることもあります。

また、脂溶性ビタミンと呼ばれるビタミンA、D、E、Kなどのビタミンは身体に蓄積されやすい性質があります。
体内で脂溶性ビタミンが過剰になると、骨の成長不良や肝臓への負担などの健康へのリスクがある場合があるので注意が必要です。

一方、水溶性ビタミンのビタミンBやCは、過剰に摂取しても尿として体外に排出されるため、比較的心配はないとされています。

また、ミネラルも健康維持に欠かせない成分です。
ミネラルの摂取には、年齢、また性別によって適正な範囲があり、その範囲内で飲む分にはミネラルは有効に働きます。
しかし、過剰に摂りすぎると健康に悪影響を与えることがあります。

女性の方はホルモンバランスへの注意も大切です。
女性ホルモンを補うサプリメントは、過剰に摂取するとホルモンバランスを崩し、生理の機能や消化器に影響を与えることがあるため、成分の重複には十分気をつけましょう。
※2 ※3

※2 サプリメント健康事典 一般社団法人 日本サプリメント協会 集英社 2013年4月4日発行
※3 本当に効く食とサプリ 田中 平三・高橋 英孝監修 同文書院 2016年8月27日発行

処方薬とサプリの併用はNG?

処方薬を飲んでいる場合、サプリメントとの飲み合わせによって、健康に被害が出ることがあります。

サプリメントは通常の食品から摂取するよりも多くの成分を濃縮したものです。
手軽に飲める反面、処方薬とサプリメントの成分がお互いに働き合うことで、効果が強すぎたり、逆に弱まったりすることがあるのです。

日本医科大学附属病院薬剤部の調査では、入院患者100人中13人が医師に相談せず、処方薬とサプリメントを併用しており、実際にそのうち9人に処方薬の効力の低下がみられたといいます。

薬とサプリメントの飲み合わせで注意したいものをいくつかご紹介しましょう。
たとえば、マルチビタミンやマルチミネラルやビタミンKのサプリメントと血液凝固剤の処方薬を使用している場合は、薬剤の作用を減弱させてしまう可能性があるため、医師に知らせる必要があります。

また、ある種の抗菌薬とカルシウムサプリメントを併用すると、抗菌薬の吸収を阻害して、抗菌薬の効果が弱くなってしまうこともあるとされています。

他にもビタミンCと利尿剤、ビタミンEと抗凝固剤、鉄と甲状腺ホルモン薬など、サプリメントと薬の飲み合わせが良くないなど、気をつけたいケースはいくつもあります。

種類によっては、薬とサプリメントを併用してはいけないもの、飲む時間をずらせばよいとされるものなど、飲み方にもいろいろあります。
処方薬を飲んでいる方は、サプリメントを使う前に医師や薬剤師に相談し、アドバイスを受けることが求められます。
※4 ※5

※4 U.S.FOOD&DRUG ADMINISTRATION Mixing Medications and Dietary Supplements Can Endanger Your Health /2019年1月18日閲覧
https://www.fda.gov/ForConsumers/ConsumerUpdates/ucm420349.htm
※5 厚生労働省医薬食品局食品安全部 健康食品の正しい利用法 /2019年1月18日閲覧
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/dl/kenkou_shokuhin00.pdf

海外のサプリメント注意

海外のサプリメントを使用する場合も注意が必要です。
海外のサプリメントの中には、残念なことに品質の悪い物や、日本製のものと比較して強い成分が使われている製品もあります。

実際に海外製のサプリメントの摂取による事故も報告されており、個人輸入する際には、そのサプリメントが本当に信頼できるものなのかを見極める必要があります。

海外のサプリメントはできれば店舗で購入した方がよく、ネット販売の場合はより注意しましょう。

 

カルシウムが本当に必要な理由は?牛乳だけじゃまかなえない!?

骨だけじゃない!マグネシウムは様々な働きを持つミネラルです!!

まとめ

サプリメントは、主に健康を目的とした食品です。目的に合わせて相性の良いサプリメントを組み合わせることで、よりよい効果が期待できるものもあります。

しかし、組み合わせや薬との飲みあわせに注意するものも多いのも事実。
飲み合わせについて詳しいことは、医師や薬剤師さん、販売会社の相談窓口などに相談してみるとよいでしょう。

「健康食品だから、多めに飲んでも大丈夫」と容易に判断せず、1日の目安量を確認して守り、サプリメントを毎日の健康に上手に役だててくださいね。

 

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監修者
大島
看護師免許、メンタル心理カウンセラー
美容外科・皮膚科にて勤務し、美容医療に5年ほど携わる。
AGAクリニックの立ち上げで、師長就任。
自身の美容経験から、医療機器に劣らないほど肌質改善が感じられた、ハーブピーリングでプライベートサロンを始める。
現在は美容医療に関わるコンサルタントや、美容メディアの運用、化粧品開発などを担当している。
公開日:2019.03.01
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