•  
マネー・保険

投資 金融資産

投資の相談を金融機関のプロにすることは正しい?

投資の相談を金融機関のプロにすることは正しい?

投資を決断するために誰もが、株価の動き、新聞、テレビ、ラジオ、専門雑誌、企業のサイト、証券会社の企業情報サイト、証券会社の営業担当者などから、より良い情報、確実な情報を求めることに、そして得られた情報をどう判断するかで苦労し悩みます。

特に、投資を始めたばかりの初心者は、情報の取捨選択、情報に基づく判断方法が分からずに投資の決断に悩みます。
そこで、投資のプロであれば、よりアドバイスが得られると考えて取引金融機関の担当者に相談します。
しかし、それは果たしてより良い投資をするために役に立っているのでしょうか?

金融機関は投資のプロとして投資家に有益?

ゴルフ・テニスなどのスポーツや趣味の陶芸・絵画、そして英会話・簿記・会計などテクニックや知識を得るには、その道のプロに習うのが自己流でやるよりもはるかに上達するには効果的です。
では、投資も同じでしょうか。一般投資家、特に初心者にとっては、金融機関はプロに見えます。そして、確かに金融機関にはプロとして資金を運用して利益を追求しているプロがいます。

しかし、一般投資家が金融機関をプロと信じて相談しても、対応してくれるのは残念ながら本当のプロではなく営業担当者です。営業担当者でも豊富な知識を持ち、適切な投資の相談にのれるプロ並みの人もいます。その点では、相談しても問題がないように見えます。

ただ、本当のプロとの決定的に違う点は、本当のプロであれば投資家の資産を増やすことを第一に考えますが、営業担当者は、第一に自社の、自分の営業成績を上げることを考える点です。
保険の営業の例が分かりやすいです。保険はライフスタイルやライフステージによって、保険の種類や金額が異なり、場合によっては保険に加入しないことがベストの選択というケースも有り得ます。
しかし、保険の営業担当者は、そのようなケースでも保険加入者にとってマイナスになる保険の加入を勧めます。

投資のプロと信じて金融機関に頼るのは危険

保険の例は、株式などの投資の場合も同じです。今は、投資をしないという判断がベストであっても、投資家に対して、そうアドバイスしないことが考えられます。これは、金融機関が悪いというわけではありません。

似たようなことは、他の商品の購入やサービスの提供でも起きています。
例えば、プロに習う方が良いといわれるゴルフの例をとっても同じです。
プロになりたいといってゴルフを習う人に対し、「プロは無理だから止めなさい」といきなり最終的なアドバイスをしないこともあるでしょう。

プロだからプロのいうことは正しいと思い込むこと、全面的に信頼することが危険なだけです。

投資家が行うべきこと、注意すべきこと

では、投資家はどうすれば最適な投資ができるようになるのでしょうか。
リスクの低い預貯金は、ほとんど深い知識は不要です。しかし、投資には知識と経験が必要です。

プロと信じて全面的に金融機関のいう通りの投資をしないで、勧める理由や勧められた投資の結果がどうなったのかなど、検証し、学習し、知識と経験を身に付ける努力を行うことで、最適な投資ができるようになっていきます。

参考
権威に弱い投資家心理 「金融機関=プロ」を疑え
http://www.nikkei.com/money/features/68.aspx?g=DGXNMSFK03037_03032014000000
おすすめ