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株の初心者でも分かるゼロからの株の始め方

株の初心者でも分かるゼロからの株の始め方

アベノミクス効果で日経平均株価が上昇し、その上昇率は2013年の1年間で約6割にも達しています。超低金利がいまだ続く中、この株価上昇率は大変魅力的で、株式投資に対する興味が、今まで株式投資をしていなかった人にも高まってきています。

折しも、年間100万円までの投資から生じた利益に対して5年間課税されない「少額投資非課税制度(NISA)」が2014年にスタートしました。NISAの利用で、利益に対して課税される約20%の税金が免除されます。この「貯蓄から投資へ」を目的とするNISA制度のスタートで、さらに株式投資への意欲が高まると考えられます。

そこで、株式投資は全く初めてという方を対象に株式投資の基本を説明します。

そもそも株式と株式投資とは?

株式投資とは、株式を売買して、その差額で利益を得る取引のことです。株式とは、簡単にいうと、企業が資金を集めるときに、資金を提供してくれた人に対してそれを証明するために企業が発行する証明書というべきものです。この資金は、一部が資本金に計上されて、さまざま事業活動に必要な経費として使用されます。

株式を購入した人は株主と呼ばれ、購入した株式分だけその会社を所有していることになります。株式を発行する企業が一定の条件を満たすと、その株式は、株式市場で自由に売買できるので株式投資が可能になります。

株主の3つメリット

株主には3つのメリットがあります。

1つ目は、もっとも大きなメリットで、多くの人はこのメリットを期待して株式投資を行います。それは株式の値上がり益が期待できることです。ただし、損失が発生することもあります。

2つ目は、所有している株式数に応じて、企業から配当金が出ることです。配当金は、企業が産み出した利益から配分されるので、利益の多い企業の配当金は、原則多くなります。

3つ目は、株主優待です。株主優待とは、企業が配当金とは別に株主に対して、株式を保有してくれていることに感謝をし、自社製品や地元の食材、あるいは商品券などを株主に株式数に応じて贈ることです。

株式投資には、この3つのメリットがあり、これらを総合的に考慮して株式投資を行うことになります。

株式投資の始め方

株式投資は、インターネットを利用して行うことが、現在ではメインになっています。インターネット利用が、他の方法よりも有利で、かつ便利な株式投資ができます。また、インターネットの利用環境も一般的になっているので、インターネット利用による株式投資方法を説明します。

まず、「おすすめネット証券会社」などのキーワードで検索すると証券会社を比較しているサイトがたくさん見つかります。手数料やサービス内容を検討して、良いと思った証券会社を1社から3社程度ピックアップします。

ネット証券会社に口座を開設

証券会社が決まれば、その証券会社のホームページへ移動し、「無料口座開設」というキーワード見つけてクリックし、その指示に従っていけば、株式投資のための口座開設の手続きが簡単にできます。

口座開設は、必要事項をネット上から入力すると、郵送で申込書一式が届くので、申込書に必要事項を記入し、身分証明書のコピーを添えて返送すれば完了します。口座、口座維持費は、通常無料です。一部には有料のところもありますが例外です。

NISA取引を最初から行いたい場合の注意点

2014年初頭から少額投資非課税制度(NISA)が始まっているので、株式投資に少し慣れるまでは、いきなり最初の口座開設した証券会社でNISA口座にすることは避けた方が良いでしょう。

その理由は、少額投資非課税制度(NISA)は、口座をいったん作ると1人1口座しかつくれず、2017年末までは変更することはできないと現時点で定められているからです。もし、NISAでの投資を最初からしたい場合は、少額での株式投資を何度か行ってみて、口座開設したネット証券会社の利用のしやすさや、情報提供の内容などをできるだけ多く経験してみます。そのうえで、どこの証券会社で利用を継続するかを決めて、決定した証券会社に開設した口座を、NISA口座にすると良いでしょう。

いきなりNISAの利用限度額100万円を使って、NISA取引を行いたい場合は、株式投資の経験者に聞くなど、慎重にネット証券会社を選ぶ必要があります。なお、NISAを利用した株式投資では、利益に課税されないという大きなメリットがある反面、いくつかの利用上の注意点があるので、NISAの概要を確認し、理解してから始めることをお勧めします。

株式投資の購入、売却方法

口座が開設されたら、その口座に株式購入資金を入金します。口座に入金した金額の範囲内で、購入可能金額が表示されるので、その範囲内で株式の購入(投資)ができます。

口座開設したネット証券会社の案内に従って、ID、パスワードを入力し株式投資取引ページにログインします。

株式の注文は、その企業の証券コードが必要ですが、原則、そのページ内で検索して調べることができます。なお、株式には、株式毎に購入単位が決まっています。1000株単位、100株単位、1株単位などいろいろあります。そして、その決められた購入単位でしか株式は購入できません。

購入金額は、株価×購入単位となります。同じ株価であっても、購入単位が異なれば購入金額が変わります。売却するときも購入株式単位となります。

購入方法には、基本的な方法として、指値(さしね)注文と成行(なりゆき)注文の2つがあります。指値注文は、株価を指定して、この株価でないと購入しないという購入方法です。成行注文は、株価がいくらでも良いから、そのときの価格で購入するという方法です。

株式は、売却する人と購入する人が一致して初めて取引が成立するので、指値注文では、その指値で売却する人がいなければ購入できません。成行注文では、売却する人がいれば、原則、購入できますが、売る人に対して購入する人があまりに多すぎると購入がなかなかできなくて、考えていたよりも非常に高い株価でしか購入できないというリスクが生じます。

株式投資の原則は、できるだけ安く購入して、高く売却することですから、指値注文が基本となります。株式の売却は、原則、購入の逆の考え方で行います。

株式投資をより効果的、効率的に行うには

いままで述べてきた方法は、非常に基本的な株式投資方法です。株式投資に少し慣れてきたら、以下に行う便利な株式投資方法を利用します。

1.信用取引

信用取引とは、口座開設者が一定の条件を満たすと、口座に入金した金額を超えて株式投資ができることです。簡単に言えば、少ない金額で大きな金額の取引ができることになります。口座の残高の金額の範囲での取引は現物取引といいます。

現物取引では、入金した金額以上の損失は発生しませんが、信用取引では、購入した株価が全て暴落すると入金した金額以上の損失が発生します。信用取引では、少ない資金で利益を大きくできますが、損失も大きくなるリスクが生じます。

信用取引のメリットは、取引金額以外に、現物取引ではできない取引ができることです。それは、ある株式が、将来、下がるということが分かっている場合、その株式を先に売却して、株価が下がったときに買い戻すと、その差額を利益にできるという方法です。株価は常に上昇しないので、株価が下がる時にも利益を出せる取引なのでとても重要です。

2.売買価格のいろいろな注文設定方法

株価は、1日の中で大きく変動することがあります。例えば、1000円で購入して保有していた株式が今日、下がる気配があるとき、通常は可能な範囲でできるだけ高い株価を指定して、その価格になれば売りたいと指定するのが一般的です。

しかし、現実は、予想を超えてどんどん下がると、売りたいと考えていた金額で売れなくて、さらに下がり、損失が膨らんでいくことがあります。そのような時に、これ以上、下がれば、この株式での利益は諦めて損失を最小限にとどめたいという気持ちになることがあります。

1日中株価を見ている時間があれば、様子を見て売りたい価格にいつでも変更できますが、そうでないときは、帰宅して株価の下落で損失が大きく膨らんでいることに驚くことになります。このような場合に、利用できるのが逆指値注文です。つまり、これ以上、上がれば売るのではなく、逆に、これ以上、下がれば売るという株価を指定できる方法です。

そして、これは非常に株式投資では重要な考え方です。一般的に、株式投資初心者は、購入した株式が上がると、まだ上がるだろうと期待して、そのまま保有し続けます。この場合は、大きな損失にならないのでまだ良いですが、逆に株価が下がると、もうこれ以上、下がらないだろうと期待して、持ち続ける傾向が強いことです。また、株式投資初心者ほど、損失を出したくないので売却しないで株価が元に戻ることを期待して持ち続けます。

株価は、残念ながら期待に反してどんどん下がることがあります。ある時点で思い切って損を覚悟して売却する考えを持つことが株式投資ではとても重要なのです。その理由は、損失が大きいと株式投資そのものを断念しなければならなくなるからです。これは「ロスカット」と呼ばれ、とても大切な考え方です。

この他にも、いろいろな注文方法が用意されています。それを理解することで、株価を1日中眺めていなくても、合理的な株式投資をすることができます。

株式初心者がさらに知っておきたいこと

株式初心者として、大事なことはこれら以外に、「株価に影響を与える政治・経済などの要因を知ること」「仕手株に手を出さないために仕手株を知ること」「株価を予測する株価分析手法を知ること」などがあります。これらを知ることで、損失を小さくして、利益を大きくすることができるようになります。

参考:
最低限必要な株式投資の知識 http://maneki.stepserver.jp/basic.html
ネット株式投資の始め方
http://kabu.utunet.com/netkabunosikata.htm
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