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インフレ時の投資に魅力的な「物価連動国債」とは

インフレ時の投資に魅力的な「物価連動国債」とは

アベノミクスは、デフレ脱却を目指した経済対策を行っています。
そのため、インフレが起き、預金金利がそれを下回れば、定期預金などの金融資産は目減りしていくことになります。

現状、アベノミクスによって、株価や一部の大企業の業績は好転していますが、経済全般は決して好転しているとは言えません。また、物価の値上がりだけが目白押しの状態では、低金利ながら、その低金利の恩恵すら受けられない金融資産の目減りは、絶対に避けなければなりません。そこで、物価に連動して元本部分が変動し、インフレのリスク対策に効果的な「物価連動国債」について説明します。

物価連動国債とは

物価連動国債とは、名称からも分かる通り、物価に連動する国債のことです。金利は満期まで固定ですが、物価に対して元本が連動して変化します。その結果、受け取る利子が増減し、インフレのときは受け取る利子の額が増加します。元本は、全国消費者物価指数(生鮮食品を除く総合指数)に連動して変動します。

一般的な国債は、発行時の元本と利率は償還時まで固定で変化しません。
物価連動国債は、利率こそ発行時に固定され変化しませんが、物価の変動に連動して元本が増減するため、その元本に対する受取利子の額は金利が一定でも増減することになり、実質的な利率はインフレ時にアップするので、インフレ対策になります。

ただし、物価が下がれば、従来は、元本が減少するデメリットが生じました。
しかし、今回発行される物価連動国債は、デフレになっても、償還時に元本割れにならない元本保証付きとなり、最悪の元本割れのリスクも回避できるようになりました。

物価連動国債の歴史

物価連動国債は、1981年にイギリスで発行されて以降、欧米での普及を受けて、日本では2004年にスタートしました。しかし、リーマンショックの世界経済の混乱で、2008年に発行が中止されていました。今回、アベノミクスによるインフレ傾向から2013年に発行が再開されました。

従来、機関投資家向けにしか発行されていなかったので、個人は投資信託を通じてしか物価連動国債には、投資することができませんでした。しかし、政府のデフレからの脱却を目指す上で、物価連動国債はインフレでも実質的に資産価値が目減りしないため、個人の需要が大きくなるという判断で、2015年年1月からは個人でも購入できるようになりました。

国債投資でインフレによる資産目減り対策

インフレ時には、投資対象にならなかった国債が、物価連動国債によって、インフレ時の有効な投資対象として、活用できます。政府、日銀によるインフレ目標が2%と設定されている中、注目すべき投資商品の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。

参考
発行が再開される「物価連動国債」とは?
http://goo.gl/5zRphX
ついに個人でも物価連動債が購入可能に!アベノミクス時代の資産対策はこれでバッチリ?
http://zuuonline.com/archives/10688
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